『広告会社、男子寮のおかずくん 劇場版』の完成披露舞台挨拶が、6月2日、東京・有楽町のよみうりホールにて行われ、主演の黒羽麻璃央をはじめ、共演の崎山つばさ、小林且弥、大山真志と、三原光尋監督が登壇した。
漫画家・オトクニの人気同名コミックを原作にドラマ化された『広告会社、男子寮のおかずくん』が、ついに映画化。広告代理店・ミナト広告に勤め、社員男子寮に入居している4人が毎週金曜日に料理を持ち寄り「ごはん会」を開き心を癒されながら、広告会社の社員として成長していく様を描く本作。劇場版では、入社3年目の夏、ライバルの大手広告会社から勝ち取った新プロジェクトにより、“広告”の理想とシビアな現実に直面してしまうおかずくんが奮闘する。主人公の“おかずくん”こと、西尾和役を黒羽麻璃央、西尾と同期のマーケティング東良役・崎山つばさ、先輩のアートディレクター北役・小林且弥、経理部の南郷役・大山真志が演じる。
イベントは沖縄出身のガールズダンスクルー・DEVIL NO IDによるドラマ版オープニングテーマ『TGIF』のパフォーマンスで華やかにスタート! 続いて、キャストらが登壇すると大歓声が会場に響き渡った。
劇場版制作が決まったときの心境を尋ねられると、黒羽は「ドラマ版もたくさんの方に見ていただきました。ドラマの時からすごく仲が良く、チームワークのいい座組で映画もできるというのは素直に嬉しかったです。ハードなスケジュールでしたが、疲れた体を食事の撮影シーンで栄養を摂って、楽しくやらせていただきました」とニッコリ。崎山は「まだ美味しいごはんが食べられるんだ!って思い、嬉しかったです。用意していただいたお弁当も食べつつ、シーンのご飯も食べられるし、食に困らずに食費を浮かせることができました(笑)」とコメント。黒羽も「お財布事情に良かったよね」と同調し、会場の笑いを誘った。
クライマックスとなる江の島での撮影シーンに話が及ぶと、「事件ですよ!」と黒羽。「上司と同僚に(スーツを着たまま)海に投げ込まれました」と苦笑い。撮影は11月頃だったそうだが、「ちょうどいい時間を狙っていたので、1発勝負みたいなところもあったんですけど、最終日に撮影したので、今までやってきた『おかずくん』の世界観もあって、僕らも青春って感じで。全員が海に入ってからは子どもに戻ったかのような気持ちで演じていました」と懐かしそうに振り返る。崎山が「そのあとに2人ずつでシャワーを浴びたんです。それがすごくよかった」と話すと、小林が「みんな、それぞれ見てます」とイタズラに笑う。黒羽も、「生まれたままの姿を4人は拝見しています(笑)」と続け、会場は大爆笑に。
そんな、仲の良さが伺える4人について、三原監督は「みんなが仲良しだったというのが一番よかった。もちろんプロの俳優さんたちなんですが、本当に仲がよかったので、僕があまり演出をしなくても、4人が自分の役を知った上で友だち同士の感覚になっていました」と明かした。
イベントでは、本作が“幸せな広告を作ることを夢に仕事を頑張っている”ことにちなみ、それぞれの“今の夢”を問われると、黒羽は「今回は江の島に行きましたが、次はアジアに旅立ちたい。料理があるところならどこでも行けるんで」と目を輝かせる。すると、小林が「ハワイは?『おかずくん in ハワイ』とか良くない?」と提案。三原監督も「監督も継続でお願いします」と話に乗っかる始末。黒羽は「原作も続いていますし、可能性が無限大にある作品ですので、いろいろ広がっていくのが夢の1つかなと思います」と述べた。
崎山は、「野球選手」と答え、「まだ諦めていなくて・・・(笑)。小学校の文集で“野球選手になりたい”って書いたんです。まだドラフト会議はソワソワしてます(笑)」と屈託ない笑顔を見せる。
すると、小林が「『刀剣乱舞』に出たいです!」と言い出し、会場は割れんばかりの歓声と拍手に包まれた。大山も「俺も『刀剣乱舞』に出たい(笑)」と続けると、さらに大きな歓声が上がった。
また、理想と現実の狭間に苦悩するおかずくんのように、自身が理想と現実の狭間に立たされたときは、どう乗り越えるか?と聞かれると、黒羽は「落ち込むときはとことん落ち込みます。僕は周りの方に支えてもらっているので、助けてもらっています。だから、周りの人がたちとの関係性を大事にしておいたほうがいいんだなと思っています」と吐露。崎山は「僕はアニメやゲームが好きなんで。いわゆる2次元と3次元の間・・・、2.5次元ですか?」と言って、会場を沸かすと「好きなものを見て、また頑張ろうという気持ちになります」と伝えた。
イベントでは登壇キャストによるプレゼント抽選会も行われ、大いに盛り上がった。当選者を読み上げる際、崎山は「まるでドラフトみたい」と言いながら、「やっていいですか? 千葉ロッテマリーンズ!崎山つばさ!」と言って大はしゃぎ。先日、地元仙台にて始球式に参加した黒羽は「僕も!東北楽天ゴールデンイーグルス、投手!黒羽麻璃央!」と叫び、無邪気にじゃれあう姿に観客も大喜びだった。
『広告会社、男子寮のおかずくん 劇場版』
【ストーリー】
ミナト広告会社で働き、社員男子寮に入居している西尾(黒羽麻璃央)・東良(崎山つばさ)・北(小林且弥)・南郷(大山真志)の4人は、クセのあるクライアントに悩まされながらも、“幸せな広告を作るため”お仕事にまっしぐら。 ライバルの電報社からコンペで勝ち取った「江の島グルメ協会」からの新プロジェクトは、未だ広告に掲載されたことのない店舗紹介を求められる江の島グルメのタウン誌制作だった。 仕事に行き詰まっていたおかずくんに、江の島出身の東良が、高校の先輩・中野美夏(逢沢りな)の父・中野友和(田中要次)がオーナーでシェフをつとめるイタリアンレストランを紹介する。 絶品ペスカトーレを口にしたおかずくんは、タウン誌への掲載を依頼するがお店から追い出されてしまう。 入社3年目の夏に直面する、“広告”の理想とシビアな現実の行方はいかに! 1週間の疲れを癒すため、毎週金曜に晩ごはんを持ち寄る「ハナキン持ち寄りごはん会 」も必見。
黒羽麻璃央 崎山つばさ 小林且弥 大山真志
逢沢りな 田中要次
原作:オトクニ(クロフネコミックス・リブレ刊)
監督:三原光尋
脚本:金杉弘子 音楽:MOKU
主題歌:「真夏のファンタスティックボーイ」(LUV K RAFT)
制作:ビデオプランニング
配給:バップ/製作委員会(バップ、ビデオプランニング、
ネクスト、テレビ神奈川、テレビ埼玉、KBS京都、九州朝日放送、日本BS放送)
2019年/日本/カラー/ビスタ/5.1ch/71分
©オトクニ/libre 2018 ©「広告会社、男子寮のおかずくん」製作委員会
公式サイト:http://www.tvk-yokohama.com/okazukun/
Twitter:https://twitter.com/okazukun_PR
Instagram:https://www.instagram.com/okazukun_pr/
7月12日(金)よりシネマート新宿ほか全国公開