漫画家・オトクニの人気同名コミックを原作に実写化されたドラマ化された『広告会社、男子寮のおかずくん』。現在ドラマは配信中(7月25日よりホームドラマチャンネルにて放送予定)、そして7月12日より映画が公開と、おかずくんブームが展開中!!
本作は、広告代理店・ミナト広告に勤め、社員男子寮に入居している4人が毎週金曜日に料理を持ち寄り「ごはん会」を開き心を癒されながら、広告会社の社員として成長していく様を描く。
主人公・“おかずくん”こと、西尾和役を演じるのは、昨年「第69回NHK紅白歌合戦」で、ミュージカル『刀剣乱舞』の刀剣男士として出場し、国内外で人気を誇る俳優・黒羽麻璃央。舞台、ドラマ、映画など多方面で活躍中の彼が、今回ドラマ初主演を果たした。
西尾と同期のマーケティング東良役・崎山つばさ、先輩のアートディレクター北役・小林且弥、経理部の南郷役・大山真志ほか、個性豊かな共演者たちと共に、等身大の青年を演じる黒羽さんに話を聞いた。
― 昨年末はNHK紅白歌合戦にも出場されるなど、目覚しい活躍でさらに注目度が上がっていらっしゃいます。
紅白歌合戦に出場できたことは、とても光栄なことでした。パフォーマンスはこれまで公演でやってきたことなので大丈夫なのですが、長い待ち時間や、MCのあれこれなど、経験ないことが多く、リハーサル室からNHKホールまで歩いて本番に向かっているときが一番緊張していました。『刀剣乱舞』では(紅白出場は)目標に掲げていた1つでもあるので、ご縁があって出場させていただくことができました。夢って叶えられるんだなと実感できました。
― 全国区でミュージカルカンパニーの認知度が上がり、そして「黒羽麻璃央」という役者が世代を超えて多くの方に知られることになりました。とてもいいタイミングで主演ドラマの放送がスタートしましたが、主演を務められた感想をお聞かせください。
実は、途中までドラマで初主演だったということに気がつかなかったんです。これまで映画や舞台などでは主役をやらせていただいたことはあったのですが、ドラマ(で主役)は初めてだったんだと。そのくらいリラックスして臨むことができたので、よりナチュラルに “おかずくん”の世界に入って、主役の西尾和として生きることができたんだと思います。「俺がやらなきゃ!」というような大きなプレッシャーを抱えることなくできたのは良かったです。
― 西尾くんのキャラクターが常に周りに囲まれているという設定もあるのでしょうか。
そうですね、個性豊かな方々に囲まれて、揉まれていくという・・・(笑)。
― そんな西尾くんは、なぜかいつもトラブルに巻き込まれてしまいますが、黒羽さんご自身はそういう時どうしますか?
僕は深く関わらないようにしちゃうかも。トラブルの輪にはなるべく入らないように逃げます(笑)。
― 輪に入らないというより、黒羽さんご自身が常にマイペースなのかも?
そうですね。または、もしかしたら僕が輪を乱しているのかもしれません (笑)。僕は基本的にあまり他人に合わせるのが得意ではないので、自分の時間軸で物事を進めていこうとしているかもしれないです。
― 悩みごとがあっても自分の中で解決してしまうタイプ?
周りの人に意見を聞きたいときもあるんですが、その時も実は自分の中で答えを持っているんです。自分の意見に賛同してほしいから確認しているのかも。反対意見を聞いても結局自分の考えを変えなかったりすることが多いので。
― では、ご自身と西尾くんとの共通点はありますか?
真面目なところと、何にでも一生懸命なところは・・・・・・あったら嬉しいかな(笑)。
自分で言うのは恥ずかしいですけど、たぶん僕は真面目な人だと思うんです。1つの事しかできない不器用な人間なので、いつもそのことに一生懸命取り組むだけです。
― ちなみに、血液型は?
ABです。A型とB型の性格がありますが、B型の方が強いかも。母親がB型なので、その血が強いと思うんです。母は本当に“ザ・B型”。自分の中のルールを持っているんです。気分屋さんですしね(笑)。
― ドラマでは、社会人として生きていく上での辛さなども見て取れます。黒羽さんのスーツ姿も珍しいですね。
僕、名刺を出したことがないです。物語の中で名刺を出すシーンがあって「うわぁ、初めて名刺出した!」って、勝手に感動してました。
スーツも、これまで(出演作品で)着たことはありますが、会社員役としてスーツを着ることはあまりなかったので新鮮です。
― 会社員の役の出演オファーを受けたときの気持ちはいかがでしたか?
演じるという意味では、ラケット持ったり刀を振ったりするほうが特殊なこと。僕はこれまでそういう漫画やゲームのキャラクターの役が多かったので、普通のサラリーマンを演れるという喜びはありました。僕の知らない会社員の日常が垣間見れて楽しかったです。自分のデスクがあって、上司に怒られて、クタクタになって毎日帰る・・・そういう体験ができたのは嬉しかったです。
― もし、役者の道に進んでいなかったら何になっていたと思いますか?
僕は体育教師になりたかったんです。ペンを持って黒板に向かうというのは苦手なんですが、体育だけは成績が良かったので。
― 何かスポーツをやられていたのですか?
野球をやっていました。ポジションはピッチャーです。でも、途中で肘を壊してしまって・・・。高校生の時にできなくなってしまい、そこから芸能の道に進むことになったんです。僕がこうなるとは、あの頃の自分では想像つかなかったですね。
― おかずくんはいつもお腹ペコペコで帰ってきて、すぐにご飯を作り出しますが、黒羽さんが帰宅してすぐにすることは?
手洗い、うがいです。
― 西尾くんのお部屋も気になりますが、黒羽さんのご自宅のインテリアはどんな感じですか?
家具をこげ茶色に統一しています。ウッド調なものが好きなんです。将来はログハウスに住みたいです。
― ドラマでは一週間の終わりの金曜日にみんなが集まります。黒羽さんが翌日オフの晩にすることは?
ゆっくり浴槽につかって、一人の時間に浸ってます。みんなでワーっと飲みに行くことはあまりないですね。寂しがり屋だけど一人も好きです。
― お料理をするシーンがたくさん出てきますが、フライパンを振るシーンがとても様になっています。練習したのですか?
ありがとうございます。あれは才能!です(笑)。小さいときからフライパンを返すのが好きでよくやっていたんです。父親がやっているのを見て僕もよく真似していました。
― なるほど。小さいころからの経験が身についているんですね。ドラマを観て、きっと黒羽さんの料理を食べたい!と思う方がたくさんいると思います。ところで、黒羽さんが彼女に作ってもらうとしたら何がいいですか?
卵焼き!! 思い出の味でもあるんです。もし彼女と結婚するとしたら、ずっとその人の料理を食べることになるので、卵焼きが美味しいと思える人と付き合いたいです。砂糖を入れてほしいな。甘い卵焼きが好きです。おばあちゃんの卵焼きが大好きで、母に「この味で作って!」ってリクエストしていました。
― 西尾くんも会社員として日々頑張っていますが、黒羽さんがお仕事をしていて充実感を感じるときはどんな時ですか?
舞台では千秋楽、ドラマや映画ではラストを撮りきったときに「やりきった!」という達成感があって、一つの作品をやり終えた充実感を感じます。映像のエンドロールを見ていると「ああ、自分がこの作品に携わったんだな」と思って感慨深いです。映画のエンドロールを見るのが好きなんです。ましてや自分の名前が一番最初にあったら凄く幸せですね。
― 舞台や、ドラマ、映画など様々なジャンルで活躍されていますが、演じる上でいつも心掛けていることは?
常にナチュラルでいることでしょうか。観てくださっている方から、そこにいる僕に「?マーク」がつかないような存在でいたいと思っています。演じている以上、そこにいるのは「黒羽麻璃央」ではないので難しいことではあるんですが。そこが役者の醍醐味であり、ずっと突き詰めていくことなんだと思っています。
― それでは、今回の共演者の皆さんについてお聞きします。なかでも崎山さんとは他の作品でも共演が多いと思います。ドラマの中でライバル意識する場面もありますが、実際に役者としてライバルだと思うところはありますか?
もちろん、少なからずあると思います。でも、ライバルであって敵ではないです。役者として一緒に上っていきたいとは思いますが、違う山の登り方で頂上を目指していきたいですね。まさにドラマのキャラクターのように、切磋琢磨しながらこの世界を生きていくことができたらいいなと思う存在です。とは言っても崎山くんは僕より年上で、先輩なんですけどね(笑)。
― 崎山さんと一緒に住んでいる・・・なんて噂もあったりして?(笑)。 それだけ仲の良いお二人ですから、お互いの素の部分がドラマでも見られるかもしれませんね。
あはは、そうですね、巷では(笑)。崎山くんとは映像(ドラマ、映画)で共演するのは初めてなんです。会社の同期で一番距離の近い役どころを演じているので、いい意味で素の部分が出ているかもしれません。中身の人間同士の仲の良さがあるし、しっかり関係性を築けているので映像でも反映されていると思います。
― 小林且弥さんと、大山真志さんとの共演はいかがでしょうか?
小林さんは体温が低い人なんだろうな、ずっとギアがトップには入らない感じなのかなと思っていたんですが、意外と面白い人で(笑)。“いいお兄さん”という感じです。キャリアは僕より全然上なんですが、「この芝居、こうしたいんだけどいい?」って気軽に言ってきてくれて、すごくやりやすくて頼れる存在ですね。
(大山)真志さんは、最初怖かったです。今はこんな感じでニコニコして良い人に見えますが、初めてお会いした時はもう少し人相悪かったですよ~(笑)、でかいし。崎山くんと同い年なんですよ、貫禄ありますよね。でも、ギャグ要員というか楽しい人です。
【黒羽麻璃央(くろばまりお)プロフィール】
1993年7月6日生まれ。宮城県出身。
第23回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストにて準グランプリを受賞。
ミュージカル「テニスの王子様2nd」では青学・菊丸英二役、ミュージカル『刀剣乱舞』では三日月宗近役として活躍。2018年の「第69回NHK紅白歌合戦」に出場し、企画コーナーにて刀剣男士としてスペシャルパフォーマンスを披露。現在はドラマ特区「コーヒー&バニラ」(MBSほか)、木ドラ25「テレビ演劇 サクセス荘」(テレビ東京ほか)、テレビバ「小山内三兄弟」シーズン2(YouTubeほか)に出演の他、バラエティ番組に出演するなど、活躍の場を広げている。
ドラマ『広告会社、男子寮のおかずくん』
<ストーリー>
金曜の夜、働いた後につくるごはんはおいしい。
広告会社「ミナト広告」で働き、社員男子寮に入居している西尾・東良・北・南郷の4人は、クセのあるクライアントに悩まされながらも、“幸せな広告を作るため”日々残業をしながら、お仕事にまっしぐら。
1週間の疲れを癒すため、毎週金曜には晩ごはんを持ち寄る「ハナキン持ち寄りごはん会」をひらいて、美味しい手料理をほおばっている。
幸せになれる匂いとホカホカ湯気に包まれながら、心のスイッチをOFFにして、今宵もほっこり“いただきます!”
出演:黒羽麻璃央 崎山つばさ 小林且弥 大山真志
橋本美和 久野雅弘 金剛地武志
原作:オトクニ(クロフネコミックス・リブレ刊)
脚本:金杉弘子
監督:三原光尋
主題歌:DEVIL NO ID「TGIF」(VAP)
エンディング:Super Break Dawn「Silent Snow」(UNION MUSIC JAPAN)
音楽:MOKU
製作:岡本東郎 三木和史 古内利英 近藤和之 出口雅史 岡田豊 森永隆史 小島孝浩
プロデューサー:田中亮祐 三木和史 小林智浩 漆間宏一
制作:ビデオプランニング
製作委員会(バップ、ビデオプランニング、ネクスト、テレビ神奈川、テレビ埼玉、KBS京都、九州朝日放送、日本BS放送)
©オトクニ/libre2018 ©「広告会社、男子寮のおかずくん」製作委員会
<公式HP> http://www.tvk-yokohama.com/okazukun/
<Twitter> http://twitter.com/okazukun_PR
<Instagram> http://www.instagram.com/okazukun_pr/
ホームドラマチャンネル
CS 初放送「広告会社、男子寮のおかずくん」(全10話)
★放送日:7/25(木)スタート!
毎週(木)深0:15~(2話連続) 他
チャンネルHP:https://www.homedrama-ch.com/series?action=index&id=21333&category_id=4
ドラマ「広告会社、男子寮のおかずくん」
DVD-BOX
価格 9,800円(税別)
収録時間 本編約240分+特典映像
ディスク枚数 本編2枚+特典ディスク1枚
特典映像 スペシャルメイキング
2019年6月19日より発売中!
映画『広告会社、男子寮のおかずくん 劇場版』
公式HP: http://www.tvk-yokohama.com/okazukun-movie/
7月12日(金)よりシネマート新宿ほか全国公開中!!
黒羽麻璃央さん
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