『広告会社、男子寮のおかずくん 劇場版』の完成披露舞台挨拶が、7月15日、東京・シネマート新宿にて行われ、主演の黒羽麻璃央をはじめ、共演の崎山つばさ、小林且弥、大山真志と、三原光尋監督が登壇した。
漫画家・オトクニの人気同名コミックを原作にドラマ化された『広告会社、男子寮のおかずくん』が、ついに映画化。広告代理店・ミナト広告に勤め、社員男子寮に入居している4人が毎週金曜日に料理を持ち寄り「ごはん会」を開き心を癒されながら、広告会社の社員として成長していく様を描く本作。劇場版では、入社3年目の夏、ライバルの大手広告会社から勝ち取った新プロジェクトにより、“広告”の理想とシビアな現実に直面してしまうおかずくんが奮闘する。主人公の“おかずくん”こと、西尾和役を黒羽麻璃央、西尾と同期のマーケティング東良役・崎山つばさ、先輩のアートディレクター北役・小林且弥、経理部の南郷役・大山真志が演じる。
ドラマ・映画を通じての主演を初めて務めた黒羽は、「連続ドラマで初主演をさせていただいたのですが、途中まで知らずにやっていました(笑)。あれ？もしかして（連ドラ）初主演？という感じで気付かなかったんです。でも、それくらい力が抜けてというか、真ん中にいないといけないと気負うことなく、現場にいられる空気を皆さんが出してくださっていたので、ほのぼのとした幸せな時間を過ごさせていただきました」と笑顔を見せた。
黒羽とは舞台他での共演も含め、プライベートでも仲がいいという崎山は、「改めて黒羽の魅力を発見したか？」と問われるも、「ないです」と一言コメントし、会場の笑いを誘う。「公私ともに仲良くさせてもらっていて、役としても新しいし、タイプ的にも新しいんですが、なんか普通に東良とおかずくんとしていられました。普段の関係性でそれができ上がっていたので、これといって新たな発見はないんですよね」と説明。「でもいいところはたくさんあるんですよ･･･(笑)」と付け加えた。
小林には、「実際に役者としても後輩の黒羽と崎山と共演して楽しかったことや印象に残っていることは？」という質問が。小林も崎山に合わせ「ないです！」と即答。しかし、これには黒羽と崎山から「それはあってほしい！」「楽しかったことはあれよ！」とツッコミを入れられる始末。同じ質問に大山が「僕は、（黒羽と崎山とは）同世代で、つばさとは同い年なので･･･」と明かすと、観客から「え～！？」と驚きの声が上がり、黒羽も「つばさくんが（大山と）タメ口を使っているのを見ると『危ないよ』って思ってドキドキしてた（笑）」と告白。
4人を微笑ましそうに見ていた三原監督は「この4人がイチャイチャしてねえ。仲がよかったので撮りやすかったですね。カットかかってもずっとお喋りしていますし、休憩時間もずっと喋っているし、そのままの感じで本番に臨めたので、そういうところが映像に出ていると思います」と、4人の仲の良さに言及。
また、本作の内容にちなみ、“思い出の食事”を聞かれると、黒羽は「小学生の時に修学旅行で福島に行った時の喜多方ラーメン」と回答。「屋台みたいなお店で食べた喜多方ラーメンだったんですが、外で食べている環境とか、友だちと一緒に食べていることとか、修学旅行というのも合わさって。いまだにそのラーメンを超えるラーメンには出会っていないですね」としみじみ。
崎山は「20歳の誕生日にお兄ちゃんにご飯に連れて行ってもらって、そこで飲んだ生ビールが美味しかったです」とニッコリ。「お兄ちゃんとご飯を食べるのも初めてだったし、叙々苑に連れて行ってもらったんですけど、そのシチュエーションもあって、その生ビールが今までで1番美味しかったです」と話した。
大山は「たい焼きです」と答え、「父の実家が北海道なんですけど、そのたい焼きは生地がカステラ生地で中がこしあんだったんです。でも、今はなくなってしまって食べられないんですけど、それが思い出の味です」と懐かしんだ。
山口県下関市出身という小林は「小学生のとき、母親が港町の近くにあるカレー屋さんがあって、そのカレーを母がお気に入りでよく連れて行かれていたんです。でも、何年か経って高学年になるくらいに、厨房の中が見えた瞬間があって。そうしたらククレカレーが見えてしまって」と暴露し会場を沸かすと、「この母親の血が自分に脈々と流れているのかと思ったら震えましたね」とコメントし、さらに会場が笑いで包み込まれた。
さらに、それぞれの「癒しの時間は？」という問いに、黒羽は「僕はお風呂が大好きなので浴槽に浸かっている瞬間かな」とし、「あと、月1くらいで清めの塩とお酒を入れています。スピリチュアルな事が好きなんです」と話す。小林も「スーパー銭湯」と答え、崎山も「温泉」と続けると、大山は「食べ放題ですかね。一人焼肉に行ったら、（食べた数が多くて）レシートが凄く長かった(笑)」と言って会場は大爆笑。最後まで笑いの絶えない舞台挨拶となった。
『広告会社、男子寮のおかずくん 劇場版』
【ストーリー】
ミナト広告会社で働き、社員男子寮に入居している西尾（黒羽麻璃央）・東良（崎山つばさ）・北（小林且弥）・南郷（大山真志）の４人は、クセのあるクライアントに悩まされながらも、“幸せな広告を作るため”お仕事にまっしぐら。 ライバルの電報社からコンペで勝ち取った「江の島グルメ協会」からの新プロジェクトは、未だ広告に掲載されたことのない店舗紹介を求められる江の島グルメのタウン誌制作だった。 仕事に行き詰まっていたおかずくんに、江の島出身の東良が、高校の先輩・中野美夏（逢沢りな）の父・中野友和（田中要次）がオーナーでシェフをつとめるイタリアンレストランを紹介する。 絶品ペスカトーレを口にしたおかずくんは、タウン誌への掲載を依頼するがお店から追い出されてしまう。 入社3年目の夏に直面する、“広告”の理想とシビアな現実の行方はいかに！ 1週間の疲れを癒すため、毎週金曜に晩ごはんを持ち寄る「ハナキン持ち寄りごはん会 」も必見。
黒羽麻璃央 崎山つばさ 小林且弥 大山真志
逢沢りな 田中要次
原作:オトクニ(クロフネコミックス・リブレ刊)
監督:三原光尋
脚本:金杉弘子 音楽：MOKU
主題歌:「真夏のファンタスティックボーイ」（LUV K RAFT）
制作：ビデオプランニング
配給：バップ/製作委員会(バップ、ビデオプランニング、
ネクスト、テレビ神奈川、テレビ埼玉、ＫＢＳ京都、九州朝日放送、日本ＢＳ放送)
2019年／日本／カラー／ビスタ／5.1ch／71分
©オトクニ／libre 2018 ©「広告会社、男子寮のおかずくん」製作委員会
公式サイト：http://www.tvk-yokohama.com/okazukun/
Twitter：https://twitter.com/okazukun_PR
Instagram：https://www.instagram.com/okazukun_pr/
7月12日（金）よりシネマート新宿ほか全国公開中
