映画『オケ老人!』の完成披露試写会が、敬老の日となる9月19日に行われ、主演の杏をはじめ、共演の笹野高史、黒島結菜、坂口健太郎、小松政夫、石倉三郎、藤田弓子と、細川徹監督が舞台挨拶に登壇した。
アマチュア・オーケストラが世界一多い日本。本作は、平均年齢、おそらく世界最高齢の「アマオケ」の奮闘を描いた、笑いと涙の青春物語。アマオケ史上最高の演奏とともに、元気と幸せを届ける痛快クラッシックエンタテインメントだ。
今回、映画初主演を飾った杏は、出産後初の公の場に登場となり、「ご出産おめでとうございます!」とお祝いの言葉が送られた。冒頭の挨拶で「ドキドキしています。毎日が新しい発見で、今日久しぶりにこの場に立って、そういえば私もこういう世界にいたなあって(笑)。ずっと家の中にいたので、みなさんに会えて嬉しいです!」と微笑んだ。
映画初主演について、「この映画の中で指揮とバイオリンという2つのものにチャレンジしなくてはいけなかったので、主演よりもそっちのほうにプレッシャーを感じました」と述べ、「老人という言い方をしちゃうとあれなんですけど・・・」と、出演者たちの呼び方に困り苦笑い。それでも「みなさんが凄く元気だから、負けないようにと逆に元気をもらいました。とても楽しい現場でした」と語り、登壇者たちも共に笑顔を見せた。
杏演じる千鶴が密かに想いを寄せているのを気がつかない、同僚の英語教師・坂下役の坂口は、自身の役について「天然なのか、抜けているのか、鈍感なのか。僕の一歩先を行っているような男でした。プロデューサーから『坂口くんに似ている』と言われたけど、そうかなぁってふわふわした気持ちで演じていました」とコメントすると、笹野が「坂口くんは地で演っているのかと思ってたよ」とつっこみ、会場を沸かせた。
笹野は、「杏お母さんに、双子をどうやって抱いているの?と聞いたら、こうやって(ポーズを取りながら)一人が膝で一人を抱えてるって」と説明し、杏の母親ぶりを称えた。さらに、「杏さんはお父さん(俳優の渡辺謙)がすごい人ですからね。お父さんと一緒に仕事をしているようで、とても緊張しました」と撮影当時を振り返った。
この日は敬老の日ということもあり、杏から笹野、坂口から小松政夫、黒島から石倉、監督から藤田に、感謝の気持ちをこめて“肩たたき”のプレゼント。
杏に肩を叩いてもらった笹野は「お子さんを抱っこしているから杏さんは力がありますね~。いいあんばいです。これであと3年は長生きできますね」と、嬉しそうに目尻を下げ、最後までなんともほっこりとした舞台挨拶となった。
映画『オケ老人!』
出演:杏
黒島結菜 坂口健太郎
左とん平 小松政夫 藤田弓子 石倉三郎 茅島成美 森下能幸
萩原利久 フィリップ・エマール 飛永翼(ラバーガール)/光石研
笹野高史
脚本・監督:細川徹
原作:「オケ老人!」 著:荒木 源(小学館文庫刊)
製作:「オケ老人!」製作委員会
公式サイト:http://oke-rojin.com
11月11日(金)全国ロードショー!