「松田凌は芝居に覚悟がある、玉城裕規はMr.ストイック！」と西田監督が絶賛！ 菊地美香結婚後初の登場でお祝いムードいっぱいに！ 映画『ONLY SILVER FISH』初日舞台挨拶

映画『ONLY SILVER FISH ‐WATER TANK OF MARY’S ROOM』の初日舞台挨拶が、11月24日、シネ・リーブル池袋にて行われ、主演の松田凌をはじめ、共演の皆本麻帆、玉城裕規、菊地美香と、原作・脚本・監督を務めた西田大輔が登壇した。

舞台「戦国BASARA」シリーズや「煉獄に笑う」で知られる演出家・西田大輔の映画初デビュー作となる本作は、とある洋館へと集められた男女たちが、“オンリーシルバーフィッシュ”という一匹の魚の名前を求め、勝者になるべくゲームが進められていく、謎と愛と裏切りが交錯するサスペンスミステリー。その魚の本当の名前を呼ぶことで過去を振り返ることができると言われているが、それぞれの過去とは、その正体は？

観客の温かい拍手のなか登場したキャスト陣。松田は「満を持して皆様に観てもらえる時がきました。楽しみでもあり緊張もしています」と目を輝かせる。皆本は上映後の観客に向けて「実際に観ていただけたと思うとすごく嬉しいです！！」と映画公開を喜び、玉城は「西田監督の脳内の中がどうなっているかというのを具現化した作品だと思うので、この作品がこれからいろんな方々の目に触れていくのだと思います」と心境を吐露。

バッグハンガーの女役を演じた菊地は、この日が結婚後初の公の場ということで、キャストとスタッフを代表して西田監督から花束が贈られた。登壇者と観客からも大きな拍手が送られると会場は一気にお祝いムードに。菊地は「無事に嫁ぐことができました。皆様の温かい応援のおかげです。この度主人の仕事の都合で京都に移住したんですけれど、住んでみるととても穏やかで素敵な街で、二人で力を合わせて頑張ってまいります」と挨拶し、「ずっと続けてきたお芝居ももちろん続けていきたいので、ちょこちょこ東京には来ることになると思います。ぜひ京都にもいらしてください」と笑顔を見せた。

舞台演出家である西田監督は「視点や見えるものだったりとかは、舞台ではできないというものでないといけないと思い、映像でしかできない作品だけを考えて作った作品です」と本作を紹介。

主役に抜擢された松田について、監督は「説明的なシーンが少なく、難しい役だが松田くんならいけると思ったんです。彼はお芝居や役に対する覚悟がある」と称え、「どんな役を演じる時でも『わからない』と相談してくるので、どうせなら（今回は）最初から“わからない”役をあててやろう！と思ったんです」と微笑む。その言葉を受け、松田は「西田監督の初映画作品なので（主演として）白羽の矢を立てていただき、光栄という気持ちと責任を感じました。監督の言葉を借りるのなら、まっとうしなくてはいけないなという覚悟は忘れずにやりました」と真摯に語った。

一方の玉城に対して、西田監督は「印象に残る役にしようというのがありました。アウトロー感が漂っていますけど、至って普通の男性です」とし、「そして彼はMr.ストイック。プライベートもこのまんまです。吸血鬼みたいでしょ？」とジョークを飛ばすと、すかさず玉城が「吸血鬼ってことじゃないですか！」とツッコミを入れる場面も。玉城は自身の役作りについて「監督から、一度『アウトレイジ』っぽすぎると言われました。きれいな部分だけじゃなく、『アウトレイジ』がいてもいいんじゃないかなとは思っていたんですけれど、その話し合いなども楽しみながら、濃い時間を過ごしました」と振り返っていた。

そして、ヒロインのユキを演じた皆本が、この映画製作の構想の始まりだったと話す西田監督。「最後のユキの表情が撮りたいという思いがあって、ラストの1秒でわかる、映画が変わる物語を作りたかったんです」と説明し、皆本も「役がらと状況と今の自分がリンクしていたのかなと思います」と回想する。

また、菊地に関して「お芝居も上手だし、いい意味で現場をひっぱってくれました。場所を仕切っていくみたいなのは最初からイメージしていたんですけれど、とても上手にやってくださいました。あのラブシーンとかも、誰もやったことがないラブシーンをやりたかったんです。」と、”顎噛み”シーンについて言及。
菊地は、「監督に呼ばれて、『美香ちゃん、ちょっと顎噛んでくれる？』と言われて(笑)。『今まで見たことがないラブシーンを撮りたいんだ』とおっしゃったので、『なんでもやりますよ』って。（山口）大地くんには言わないでいたんです。ト書きは『ボタンを外す』となっていたので、大地くんはそういうシーンだと思っていたのに、いきなり顎を噛まれて･･･。びっくりしたと思います！(笑)」と話すと、監督は、「壁ドンがあって、顎クイがあって、次は顎噛みが流行るかもしれないですよ！」と言って会場の笑いを誘っていた。

さらに、撮影中のエピソードについてトークが及ぶと、菊地が「休憩時間に仮眠を取っている玉城くんを見たら、目が開いているんですよ！」と暴露。「『目が大きいから、目を閉じるまぶたがないの？』って聞いたら『そうだ』と言っていました」と話し会場は大爆笑に。

本作の見どころについて、「照明であったり、画面の中で起きていることに目を凝らして、耳を澄ませていただきたいと思います。演劇ではできないことを、一つの伏線やミスリードとしてちりばめているので、お芝居も含め、今感じた違和感はなんだったんだろうということを皆さんに振り返ってほしいと思います」と松田。皆本は「ラストシーンです」、玉城は「醜い部分がちらほら見えていたので、人間ってものがある種わかったような気がします。作品的にはミステリーですが、それ以外の人間というものを見て欲しいです」と。菊池は「私のラブシーンと屋根裏のシーンです！」と語り、それぞれしっかりとアピール。

最後に、西田監督から「今日パンフレットを読んで初めて、この3人（松田、玉城、菊地）は自分の役の本名を知りました」とビックリ発言も。「本作はどういう見方でもいいなと思っています。副題にも注目してみてもらうと、視点も変わるかも。見透かされたくないなと思っていろんな謎を仕掛けているので、ぜひ2回、3回、4回と見てください」と述べ、松田は「いろんな人とこの作品について話し合っていただきたいです。家族でも友人でも恋人でも、2人以上でこの映画を観て話し合っていただけたらと思います。皆さんでこの映画の謎を解いてみてください」と呼びかけ、舞台挨拶を締めくくった。

★イベント情報
11月28日（水）18:10の回上映後　アフタートーク＠シネ・リーブル池袋
登壇者：山口大地、小槙まこ、双松桃子
＜チケット販売中！＞
詳細は https://www.mmj-pro.co.jp/onlysilverfish/news20181128.html

12月2日(日) 9:00の回上映後　舞台挨拶＠名古屋ミッドランドスクエアシネマ
登壇者：松田凌、高柳明音（SKE48）ほか
＜チケット販売＞
【PC・スマートフォン】11月27日（火） 0:00～（＝11月26日（月） 24:00～）
詳細は　https://www.mmj-pro.co.jp/onlysilverfish/news20181202.html

映画『ONLY SILVER FISH ‐WATER TANK OF MARY’S ROOM』
＜あらすじ＞
とある洋館へと集められた男女。彼らの目的は”オンリーシルバーフィッシュ”という一匹の魚だった。その魚は本当の名を呼ぶことで過去を振り返ることが出来ると言われている。しかし、魚の本当の名前を知ることが出来るのはただ一人。招待状に則って行われるゲームの勝者だけだという。
最初のゲームは一斉に指をさして脱落者を一人決めるというものだった。
ゲーム開始直前、黒ネクタイの男（松田凌）はユキ（皆本麻帆）が誰を指そうと考えているかを言い当て、負けるはずだったユキを救う。その後も彼女を脱落させないため、誰にも気付かれぬようヒントを与えていくが、徐々にゲームの歯車は狂い始め…。
黒ネクタイの男は何故ユキが負けることを知っていたのか？
そして彼らはユキを救うことが出来るのか？
それぞれの過去と想いが暴かれる時、このゲームが開かれた本当の意味を知る。

【出演】
松田凌　皆本麻帆　玉城裕規
高柳明音(SKE48)　伊藤裕一　山口大地　小槙まこ　双松桃子
菊地美香　辻本耕志　中村誠治郎　川本成
【スタッフ】
原作・脚本・監督：西田大輔 　音楽：和田俊輔　 撮影：根岸憲一
協賛：オリエンタルバイオ
企画・製作：メディアミックス・ジャパン
配給：ベストブレーン
(c)2018「ONLY SILVER FISH」製作委員会
公式サイト：www.mmj-pro.co.jp/onlysilverfish
公式Twitter：@onlysilverfish

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