映画『おとななじみ』のプレミア試写会が、4月24日、東京・丸の内TOEIにて行われ、W主演の井上瑞稀(HiHi Jets /ジャニーズ Jr.)と久間田琳加をはじめ、共演の萩原利久、浅川梨奈、村上健志、アンミカ、松金よね子と、髙橋洋人監督が登壇した。
ココハナ(集英社刊)にて2019年より連載が開始大ヒットした同名漫画を実写映画化。本作は、“おさななじみ”のまま“大人”になった二人のずっと隣にいたからこそ、進みそうで進まなかった両片想いの恋模様を描く、ムズキュン♡ラブコメディ。
【超残念男子】 青山 春(あおやまはる/通称:ハル)を井上瑞稀、そんなハルに、ずっと想いを寄せる【オカン系女子】 加賀屋 楓(かがやかえで)を久間田琳加、同じくおさななじみで、楓に密かに想いを寄せる【超完璧クール男子】 蓮見伊織(はすみいおり)萩原利久と、3人を見守る【モテアネゴ系女子】 小戸森美桜(こともりみお)を浅川梨奈が演じ、超個性的なキャラクター達が2人の恋模様に全力で振り回されるさらに、楓が勤めるお弁当屋の エリアマネージャー役に村上健志(フルーツポンチ)、4人が通うカフェの店長 蝶子役に・アン ミカ、そのカフェの常連客のトメ役・松金よね子など、個性豊かな俳優陣が顔を揃え、髙橋洋人監督がメガホンを取った。
公開まであと3週間となった本作だが、井上は「1年越しに皆さまに届けられると思うと凄く嬉しいです。ただ、まだドキドキな気持ちが残っているので、皆さんから感想を聞ける日々を楽しみしています」と笑顔でコメント。
久間田は「ついに、この日(お披露目ができる)が来たんだなと。1年前は凄く先のことのような気がしていましたが、来てみるとあっと言う間。あと3週間をドキドキして毎日を過ごしています」と、公開を楽しみにしている様子。
主人公たちと同じ幼なじみを演じる萩原と浅川だが、MCから「役作りをどうしたか?」と問われると、二人顔を見合わせて「なんか、あった?」と声を合わせる。萩原が「お兄さんぶって(クールな役柄のため)最初猫を被っていたんですが、半日いや3時間くらいで崩壊しました(笑)。あっと言う間にコミュニケーションが取れました」と明かすと、井上も「今回初共演だったので、利久くんはクールな方だと思っていたんです。最初はクールで、「今何歳?」って聞いてくれて、本当に優しいお兄ちゃんみたかったんですが、いざ撮影が始まったら、楽屋で歌って踊って・・・(笑)」と、萩原の行動を暴露。慌てた萩原が思わず井上の言葉を制止しようとする場面も。「気づいたら幼稚園みたいでした・・・」と苦笑いする萩原だった。
浅川も「主演の二人が極度の人見知りだったので、なんとかいい雰囲気に持って行かないと・・・と思っていたら、毎日のように萩原くんが歌って踊ってたので・・・」と井上の話にのっかりつつ「打ち解けるのが早かったですね」と打ち明ける。
そんな4人を微笑ましく見つめるアンミカも、一緒に話をしていたそうで、「若いエネルギーがほしいじゃない。いっぱい話をしてくれて楽しかった」とニッコリ。「松金さんは、本当にこの4人が幼なじみだと思っていたそうですよ」と述べると、松金も「本当にそう。休憩のときもずっと話していたしたし、昔からのお友達をキャスティングしたんだと思っていた」と言い、4人のあまりの仲の良さにビックリ。さらに松金は「アンミカさんは女性ですよね?」と尋ねたそうで、アンミカは「どっちでもいいんです。アンミカはアンミカですから」と笑い飛ばし、会場を沸かせた。
村上は「衣装合わせのときも、現場に行っても、まだ“ドッキリ”だと疑っていた。なんなら今も疑っている。本当にここは東映か?って」と言うほど、出演できたことを喜んでいた。
彼らを見守る大人チームとして、アンミカが「若い時の失敗は未来の自分のためのもの。人生楽しんでな。今を楽しんでな。それを未来のプレゼントに」と会場に来場した若いファンたちに声をかけると、井上が「痺れますねぇ。僕、アンミカ塾に入りたいです!」と感動の面持ちに。アンミカは「撮影中に(井上が)唯一質問してきた内容が『ホンマにスパイと付き合ってたんですか?』と聞いてきたんですよ」と笑っていた。
主演の二人について、監督は「現場にいる井上くんはほぼ”ハル”でしたね。ちゃんとスイッチを入れてきてくれて、一人で日向ぼっこしていたり・・・(笑)、残念な男子を演じてくれた。久間田さんも普段見ない姿をしっかり見せてくれました」と満足気。
また、本作の主題歌はKis-My-Ft2 の「Sweet Melody」となっており、注目を集めているが、そのMVにHiHi Jetsも参加。井上は「ミュージックビデオも凄くオシャレで、映画の世界観とは少し違うテイストになっているので、こちらも注目していただければ!」とアピールした。
さらに、イベントでは「近くにいすぎて『好き』だけ言えない!」という本作のキャッチコピーにちなんで、「これまで言えなかった、実は好きなこと」をそれぞれがフリップに書いて発表することに。松金は「エムネム」、アンミカは「駄菓子」、村上は「初夏」、浅川は「お裁縫」、萩原は「オールマイティラボ」と発表。久間田は「二郎系ラーメン!」と意外な答え。井上は「コミュニケーション」と回答。「コミュニケーション能力が皆無で、本当に苦手だったんですが、”ハル”という明るい役を通して色んな方と話す楽しさ、色んな価値観を学ぶことを学びました。友達が増えました」と満面の笑みを浮かべ、「いまミュージカルをやっているんですが、メンバーからプレゼントされた楽屋のれんに『友達募集!』と書かれていたくらいですから(笑)」と、役を演じることによって、自身も変わることができたと伝えていた。
最後に久間田が「この作品はキュンキュンして笑えるポイントもある映画です。たくさん笑ってキュンキュンしていただけたら」と声をかけ、井上は「この撮影がずっと続けば・・・と思うくらい素敵な時間を過ごさせていただきました。その空気感がスクリーンに映っていると思います。皆さまの日常がこの映画によって彩られることを願っています」とメッセージを送っていた。
映画『おとななじみ』
■ストーリー
青山 春と加賀屋 楓は、4歳の時から隣に住む “おさななじみ” 。
お互い一人暮らしを始めた 24歳 の二人は、結局今も同じアパートの隣の部屋に住んでいる。楓は 20年もの間ハルを想い続けているが、肝心のハルは楓の気持ちに全く気付く様子はない。だらしないハルに、楓はつい世話を焼きすぎて最早オカン化してしまっていた。
進展しない関係に業を煮やした楓は、おさななじみの伊織と美桜に相談し、ハルを諦める事を宣言。
しかし、決意したものの、ズルズルとハルを諦めきれない楓に、伊織は大人の男として優しく接し、実は楓のことが小学生の頃から好きだったと告げる。
急接近する楓と伊織の様子を目の当たりにして、動揺するハル。鈍感ながらも、自分の本心に気付き始めたハルだったが、楓に対して素直になることができず、美桜に心の内を相談する。
実は、ハルは楓の亡き母親と交わした約束を純粋がゆえに頑なに守り続けなければならないと思っていてーー
出演︓井上瑞稀(HiHi Jets/ジャニーズJr.) 久間田琳加
萩原利久 浅川梨奈
岡本夏美 菊池亜希子 宍戸美和公 横澤夏子 村上健志(フルーツポンチ)
アン ミカ 松金よね子
原作︓「おとななじみ」中原アヤ(集英社マーガレットコミックス刊)
監督:髙橋洋人 脚本:吉田恵里香
音楽:ノグチリョウ
制作プロダクション:オフィスクレッシェンド
配給:東映
公開日表記︓5月12日(金)
コピーライト︓ ©中原アヤ/集英社 ©2023「おとななじみ」製作委員会
映画公式サイト︓otonanajimi-movie.jp
映画公式Twitter:@otonanajimi
映画公式Instagram:@otonanajimi_movie
5月12日(金)公開