水谷豊主演映画『王妃の館』の公開を4日後に控えた4月21日、東京ドームシティホテル43階のアーティストカフェにて、「『王妃の館』プレミアムトークイベント」が行われ、水谷豊と本作のエンディング曲を担当した小野リサが出席した。
「ボンジュール」と笑顔で登場した水谷豊。この日のイベントには、各方面から選ばれた25名ほどの女性が招待され、劇中にも登場する“太陽王の晩餐”と呼ばれる実際にルイ14世が食したとされる料理が振舞われた。
撮影で実際に食した水谷は、「美味しかったです。ランチのケイタリングも素晴らしくて、とても贅沢な撮影でした」と振り返り、「今日は最高のイベントですね。僕もそちら側に行きたいな」と言って微笑んだ。
水谷から「うちの蘭(女優の伊藤蘭)さんも大ファンです」と小野を紹介。ステージでは小野が本作のエンディング曲「PLAISIR D’AMOUR(愛の喜び)」を含む3曲をフランス語で披露し、客席を魅了。
「エンディング曲の依頼をしたときに、はたして(小野さんが)歌ってくれるかどうか、僕とってはとてもサスペンスでした」と水谷。以前から水谷のファンだったという小野は、「映像を見させていただき、エンディングを美しく飾られるように頑張って作らせていただきました」と伝え、「映像も美しく、さまざまな楽しみ方ができる映画。何回観ても新たな発見がある楽しい作品です」と本作を絶賛した。
22日間に及ぶフランス・パリでのロケを遂行した本作。トークはフランスの魅力についても語られ、「クロワッサンやチーズにワイン・・・料理が美味しいですね」と小野。すると水谷が、「僕は食事に出かけると、デザートまで終えないと気がすまないんです」「パリはカフェ文化が素晴らしい。撮影の合間に、老舗のカフェ“アンジェリーナ”に行ってモンブランを食べましたよ。美味しかった!」と満足げ。スイーツトークに花を咲かせ「あれ?なんか女子会みたいですね(笑)」と言って、スイーツ男子の一面をのぞかせた。
ファッションの魅力にも触れ、「右京の衣装は、フランスでは浮かないんです」と水谷が話すように、水谷演じる北白川右京をはじめ、劇中の衣装も見どころの一つ。また、これまで撮影許可が下りなかったヴェルサイユ宮殿での撮影は、日本映画初となる。
本作は、浅田次郎の同名小説をもとに、花の都・パリを舞台に、新作執筆のためパリの一流ホテル、“シャトー・ドゥ・ラ・レーヌ”(王妃の館)を訪れた天才小説家・北白川右京(水谷)と個性派ぞろいのツアー客たちの、ウィットに富んだ人間模様を描いた、泣いて笑って心あたたまるエンターテイメントムービー。
最後は、水谷自らデザートを運びおもてなし。「4月25日に公開されます。みなさん、ぜひ『王妃の館』を観に行ってくださいね」と映画のPRも忘れなかった。
17世紀フランスの宮廷料理を監修した東京ドームホテル・鎌田昭男総料理長が再現したメニューは、こちら。
前菜:Lapin en salade(ラパンのサラダ)
メイン:Sole au supreme(舌平目のシャンパン蒸し煮)
デザート:Crème brulee(クレームブリュレ)
映画『王妃の館』は4月25日より全国公開
公式サイト:http://www.ouhi-movie.jp/