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吉沢亮、ポン・ジュノ監督から「いつからイケメンと気づいたの?」に「小5です(笑)」とサラリ「この映画は絶対観るべき!」とPRも!映画『パラサイト 半地下の家族』

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映画『パラサイト 半地下の家族』の舞台挨拶付プレミア上映が、12月27日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズにて行われ、来日中のポン・ジュノ監督と、主演のソン・ガンホが登壇。さらに、サプライズゲストとして吉沢亮が登場した。

第72回カンヌ国際映画祭の最高賞、パルムドールを受賞した本作は、第92回アカデミー賞の有力候補と言われ、第77回ゴールデングローブ賞監督賞・脚本賞・外国語映画賞の3部門にもノミネートされている。物語は、家族全員失業中、“半地下”住宅で暮らす貧しいキム一家の長男ギウが“高台の豪邸”に暮らす裕福なパク一家のもとに家庭教師として就職を見つけたところから、2つの家族の出会いが、予測不能な展開を繰り広げていく。キム家の父親キム・ギテク役をソン・ガンボ、ギテクの長男キム・ギウをチェ・ウシクが演じる。

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この日は、映画『グエムル-漢江の怪物-』より13年ぶりにポン・ジュノ監督とソン・ガンボが揃って来日。晴れやかな笑顔で登場した2人。監督は「お会いできて嬉しいです」と挨拶し、「色んな人にこの映画のことを話してほしいけど、まだ観ていない人もいるので後半のところは離さないようにしてくださいね」とネタばれ注意をお願い。ガンホは「皆さんにこの映画を通してご挨拶できることを光栄に思っていますチェ・ウシクさんは出演している分量が私より若干多いんですね。なので、自分が主人公だと言い張っているんですけれども、本当の主人公は私だということを、大勢の皆さんにお知らせください。ありがとうございます」と茶目っ気たっぷりに挨拶。

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貧しい家族と裕福な家族が交わった設定にした理由を監督は「実際に生きていく中で裕福な人々と貧しい人々というのがお互いに出会う場面や機会というのがあまりないと思います。それぞれ行くレストランも違いますし、それぞれ利用する場所も違うと思いますが、この映画の中では匂いがお互い掲げるほどの近い距離に一度近づけてみたいという意図がありました」とし、「日本で大学生の方はよく家庭教師をされていますよね。僕も大学生の時に高校生の家庭教師をしていました。その時に裕福な家の子でした。生まれて初めて見る裕福な家の家庭の内部をのぞき見る機会があったんですね。意図せずその家の私生活を一つ一つ覗いてみるような妙な気分になりました。シナリオは当時の気分を思い出しながら書いていました」と、自身の経験から発したことを吐露。

監督からのオファーをどのように受けたかと聞かれたガンホは、「監督は全てシナリオを書き終えてから俳優にそのシナリオを渡す方ではないんですね。なのでパラサイトに関しても今から4年ぐらい前にすでにイメージに対しての説明がありました。例えば酔っている酔っ払いが立ちションをするんだけれども、それがずっと窓を伝っていたらダラダラと降りてきてまたその壁伝いに降りてくるという、そういう半地下に住んでいる家族の話だというイメージを聞いたのも覚えています」と明かした。そして「2回目に会ったときには貧しい家族の方が1人ずつお金持ちの家に入っていくというお話を聞かされたんですね。
なので当然のことながら、私は裕福なお金持ちの家の社長の役だと思っていました。ところが蓋を開けてみたら、半地下に連れて行かれるとは夢にも思っていませんでした」とユーモアたっぷりに話し、会場の笑いを誘った。

また、映画の撮影が終わって真っ先に思ったことは、「これからは雨が降るシーンの映画、階段が出てくるシーンがある映画には絶対に出まいと心に誓いました」と、その過酷な撮影現場を振り返り笑った。監督も「ソン・ガンホ先輩は本当に苦労しましたよね。雨に打たれたり階段を上がったり、下がったりと膝の関節にも苦痛が多かったかと思います」と労っていた。

すると、ガンホは「監督が次のシナリオがあるっていうんです。そのタイトルが『梅雨時の男』だそうです」と笑った。

監督とのタッグについて、ガンホは「監督とは10年来一緒にお仕事をしていますが、作家としてまた監督として社会に向ける温かい眼差し、鋭い眼差しを発展していき深く広くなっている。それを俳優として見守れるのはとても興味深いし、感動的なことだと思う。これからもさらに深く広くなっていく監督の世界を見せてほしいと思います」と尊敬の念をもって称えた。そして、「次の作品は『梅雨時の男』でなければぜひ出演したいです」と言って、会場を沸かせた。

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ここで、ポン・ジュノ監督作品の大ファンだという俳優の吉沢亮登場し、2人に花束を贈った。吉沢は「純粋に凄い。ここ何年で観た中で一番の圧倒的なエンタメ感。笑い、涙、ホラー、サスペンスなど色んな要素が入っているんだけれど、それが完璧に融合されている。絶対観るべき映画」と大絶賛!
その言葉に、監督は「吉沢さんの今の映画評によって実際の映画より、よりステキな映画に感じられるような気がします」と満足気。さらに「ご自身がこれだけイケメンだと気づいたのは何歳の時でしたか?本当にカッコいい」と続けると、吉沢は「小学校5年生です」とサラリ。会場が大爆笑に包まれると、「どうして4年生の時までどうして気づかなかったんでしょうか」と返していた。

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監督は吉沢の出演作品を観ているとのことで、「行定監督ともとても親しくさせていだだいていますが、『リバーズ・エッジ』を観ました。とてもステキな青春の姿を演じられていると思いました」と言われ、吉沢は緊張しきり。「こんな場所に僕がいるのはおこがましい。そんな凄い方たちに(自分の作品を)観てもらっていたなんて不思議な気持ちです」と喜びを口にする。MCから「いつかご一緒に・・・」と促されると、恐縮しながらも「お願いします!」と頭をさげた吉沢だった。

『パラサイト 半地下の家族』本ビジュアル

映画『パラサイト 半地下の家族』
<STORY>
全員失業中で、その日暮らしの生活を送る貧しいキム一家。長男ギウは、ひょんなことから IT 企業の 社長 である裕福なパク氏の家へ、家庭教師の面接を受けに行くことになる。そして、兄に続き、妹のギジョンも豪邸に足を踏み入れるが… この相反する2つの家族の出会いは、次第に想像を遥かに超える物語へと加速していく――。

出演:ソン・ガンホ、イ・ソンギュン、チョ・ヨジョン、チェ・ウシク、パク・ソダム、イ・ジョンウン、チャン・ヘジン
監督:ポン・ジュノ(『殺人の追憶』『グエムル 漢江の怪物 』) 撮影:ホン・ギョンピョ 音楽:チョン・ジェイル
提供:『パラサイト半地下の家族』フィルムパートナーズ
配給:ビターズ・エンド
ⓒ 2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS
RESERVED 2019 年/韓国/132分/ PG 12 2.35:1 /英題 PARASITE
原題 GISAENGCHUNG
公式サイト:http://www.parasite-mv.jp

2020年1月10日(金)、TOHO シネマズ日比谷 ほか 全国ロードショー