型破りな究極の愛の物語に、
リリー・フランキー、清野菜名が体当たりの演技で挑む。
無謀だなんて、誰が決めた?
『パーフェクト・レボリューション』
泣いてもいい、笑われてもいい。障害なんて二人で超える。革命は起こせる。
「生まれも性別も、職業も能力も、お金も年齢も、幸せには関係ない。世界に証明するの。本当の幸せを!」。障害のあるふたりは、まわりに立ちはだかる壁をぶち壊して、“完全なる革命”を成し遂げようとする。「身体障害者だって恋をするし、セックスもしたい!」。重度の身体障害があり、車椅子生活を送りながら、障害者への誤解を解くために活動するクマ。彼と恋に落ちたピンクの髪の美少女ミツは、人格障害を抱えた風俗嬢だった――。主人公のクマに扮して渾身の名演を見せるのは、『そして父になる』『凶悪』『野火』『SCOOP!』などの話題作に出演し、数々の映画賞に輝いてきたリリー・フランキー。ミツをどこまでも魅力的に演じるのは、『TOKYO TRIBE』のヒロイン役で脚光を浴び、映画やテレビで鮮烈な演技を披露する清野菜名。ふたりの恋をそばで見守る仲間たちを、小池栄子、岡山天音、余貴美子らが演じている。自身も脳性麻痺を抱えつつ障害者の性への理解を訴える活動家・熊篠慶彦(※読み:くましのよしひこ)の実話にもとづく物語を、『最後の命』の松本准平監督が映画化。どんな不可能も可能にする、ハチャメチャだけど純粋な、クマとミツの最強のラブストーリーがいま始まる!実話を基にした、「最強のふたり」の、至極の物語がここに誕生しました。
【ストーリー】
クマは身体障害者。幼少期に脳性麻痺を患い、手足を思うように動かせず車椅子生活をしている。ただし彼はセックスが大好き。身体障害者にとっての性への理解を訴えるために活動している。そんな彼が、ある日、美少女・ミツと出会う。障害者であるにもかかわらず生き生きと生きているクマに、ミツは「あなたとわたしみたいなのが幸せになれたら、それってすごいことだと思わない?」「それを世界に証明するの!」。ふたりの究極の恋愛が始まった。はたしてふたりのこの革命の行方は?
【キャスト、監督のコメント】
リリー・フランキー
「友人の熊篠の今までの活動と生きざまが映画になると聞き、どんなカタチでも参加したいなと思いました。主人公は障害者でも、この映画はすべての人々が持つ障害と愛の物語です。」
<リリー・フランキー/プロフィール>
1963年11月4日生まれ。福岡県出身。武蔵野美術大学卒。イラストやデザインのほか、文筆、写真、作詞・作曲、俳優など、多分野で活動。初の長編小説『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』は2006年本屋大賞を受賞し230万部を超え、絵本『おでんくん』はアニメ化。音楽活動では、総合プロデュースした藤田恵美「花束と猫」(ポニーキャニオン)が「第54回 輝く!日本レコード大賞」において優秀アルバム賞を受賞。俳優としては、映画『ぐるりのこと。』でブルーリボン賞新人賞、第37回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞(『そして父になる』)、優秀助演男優賞(『凶悪』)ほか多数の映画賞を受賞。16年にも第40回日本アカデミー賞、第59回ブルーリボン賞でそれぞれ優秀助演男優賞を受賞。17年は、本作だけでなく『美しい星』(吉田大八監督)『一茶』(吉村芳之監督)と主演作3本をはじめ、そのほか複数作品が公開される。
清野菜名
台本を読んだ時、素直に『すごく面白い』と感じました。役としてはとても難しさを感じましたが、松本監督と熊篠さんにいろいろ聞きながら、自分が感じたまま思い切り演じました。この時、ミツとあたしは一心同体だったと言い切れます。リリーさんとすごくナイスなコンビだったと思います。 あんなに自分が一直線に突き進んでるのは初めての感覚でした。ありがとうございました。みなさんにぜひ見ていただきたいです。
<清野菜名/プロフィール>
1994年、愛知県出身。2007年に雑誌でモデルデビュー。
モデルとして活躍後、女優として活動をはじめる。14年に映画『TOKYO TRIBE』(園子温監督)のオーディションを経てヒロインに抜擢。
ヨコハマ映画祭2015最優秀新人賞、ジャパンアクションアワード2015優秀女優賞を受賞。
押井守監督作『東京無国籍少女』(15)で映画初主演を果たし、ジャパンアクションアワード2016最優秀女優賞を受賞。
16年には『まかない荘』でTVドラマ初主演を務め、17年は舞台『劇団☆新感線「髑髏城の七人」Season花 』、映画「暗黒女子』(17)、ドラマ『やすらぎの郷』(テレビ朝日)他、に出演し、舞台、映画、ドラマ、CMなど様々なジャンルに出演している。
松本准平監督
「障害者の映画をつくれませんか?」5年前、友人である熊篠さんにそう相談されたことがこの企画のはじまりでした。障害を題材にするなら、明るく、楽しい、ポップな、希望あふれる映画にしたい。難しい作業でしたが、ご本人の実話を基にすることにした途端、物語が勝手に紡がれていくのを感じました。大切な友人から預かった、特別なラブストーリーを、最高のキャスト・スタッフで届けられることに歓びを感じています。まっすぐに生きるクマとミツから、元気と勇気を受け取ってもらえると嬉しいです。
<松本監督/プロフィール>
1984年、長崎県生まれ。東京大学工学部建築学科卒業、同大学院建築学専攻修了。吉本総合芸能学院(NSC)東京校12期生。カトリックの家庭に生まれ、幼少期からキリスト教の影響を強く受ける。NPO法人を設立し映像製作を開始。2012年、劇場監督デビュー作となる『まだ、人間』を発表。続いて2014年、作家・中村文則の小説を原作とした『最後の命』を監督。同作でNYチェルシー映画祭・最優秀脚本賞を受賞。2016年には第40回香港国際映画祭で審査員を務めた。
【映画『パーフェクト・レボリューション』作品概要】
出演:リリー・フランキー 清野菜名 小池栄子 岡山天音 余 貴美子
監督・脚本:松本准平(『最後の命』)
企画・原案:熊篠慶彦(著書「たった5センチのハードル」「身体障害者の性活動」)
制作・配給:東北新社 コピーライト©2017「パーフェクト・レボリューション」製作委員会
公開表記:9月29日(金)TOHOシネマズ新宿他にて全国公開
レイティング:PG12
9月29日(金)TOHOシネマズ新宿他にて全国公開