岩田剛典、同級生との奇跡に感動 映画『パーフェクトワールド 君といる奇跡』大ヒット記念イベント

映画『パーフェクトワールド 君といる奇跡』の大ヒット記念スペシャルトークイベントが、10月24日、ユナイテッド・シネマ豊洲にて行われ、主演の岩田剛典と杉咲花、原作者の有賀リエ、原作“樹”のモチーフとなった1級建築士の阿部一雄氏が登壇した。

有賀リエ原作の漫画「パーフェクトワールド」を実写映画化下本作は、インテリアコーディネーターとして働くヒロインと、事故で車イス生活になっていた初恋の相手が、様々な壁を乗り越えていく様を描き出す純愛ストーリー。幼いころからの夢だった建築士となり、前向きに生きる主人公・鮎川樹役を岩田、強くて優しい樹に惹かれるヒロイン・川奈つぐみを杉咲が演じる。

岩田は原作を読んで「少女マンガを初めて読みましたが、読みながら泣きそうになってしまった感動的な作品」と感想を述べ、「実写化に携われたことを誇りに思います。自分に置き換えて共感していだだけると思います」と胸を張った。
撮影はほぼ全編車椅子での撮影となったが、「所作や姿勢1つとっても嘘をついてはいけないので、細かく動作を確認しながら丁寧に撮っていきました。人として学ぶことがたくさんある作品に出会えました」と話す。

阿部氏は「これまで車椅子が出てくるドラマや映画を観ても物足りなさを感じていたので、リアル感を出してほしいとお願いしました。今回はとてもリアルでした。 “がんちゃんスマイル”が有名だと思いますが、岩田さんの陰のある表情も非常にうまかったです」と岩田の演技を絶賛。

ラブストーリー作品に初めて挑戦した杉咲は「難しくないシーンは1つもなかったです。恋愛は人それぞれ違うものだと思うので体験したことない部分が多くて」と語り、「あと、つぐみはかわいく見えないといけないと思って研究していたんですが、現場に立ってみるとそれは必要なかった。カメラマンさんや照明の方々がそういうことを一番に考えてくださったので、私は1人の女の子として先輩（樹）のことを大事にしました」と振り返る。

撮影現場にの足を運んだという有賀氏と阿部氏。有賀氏は「撮影現場には阿部さんのほか、原作を手伝ってくださった車椅子のご夫婦も一緒に行きました。実際に映像になった姿を見て全員で喜んでいました。私は喜んでいるみなさんの姿を見ているのが嬉しかったです」と微笑んだ。

また、映画の内容にちなみ、「最近、奇跡だと思ったことは？」と聞かれた岩田は、本作の公開後に、数年ぶりに大学時代の同級生から『映画を観た』と連絡をもらったことを明かす。「ラグビー部でスクラムを組んでいたとき脊髄を損傷し、車椅子生活となった彼が、『車椅子（生活）やバリアフリーの社会問題を若い世代の人たちやいろんな人に知ってもらう機会を、同級生（岩田）が作ってくれたのがうれしい。』と言ってくれたんです。（作品を通して）もっと理解が深まってほしいと思った。大人になってから、同級生と作品を通じてつながれたのは奇跡だと思ったし、自分の携わった仕事が少しでも力になれたのが凄く嬉しかった」と感慨深げに語っていた。

【Story】
岩田剛典×杉咲花　Ｗ主演　ラスト、きっと愛する気持ちを信じたくなる感涙のラブストーリー。
インテリアコーディネーターの川奈つぐみ（杉咲花）は、高校時代の初恋の先輩・鮎川樹（岩田剛典）に久しぶりに再会する。しかし彼は、大学生の時に事故にあい、車イスに乗る生活を送っていた。最初は戸惑うつぐみだったが、建築士として前向きに生きる樹とふれあう中、彼への想いを再びつのらせていく。【私は――先輩が好きなんだ、今でも】そんなつぐみの、ひたむきでまっすぐな想いに、「一生、ひとりで生きていくって決めたんだ。」とかたくなだった樹も心を開いていく。一緒にいる幸せをみつけた2人だったが、やがてある事件が起き・・・。大切な人と出会い、いくつもの壁を乗り越えながら、絆を深めていく２人がたどりついた結末とは･･･。

岩田剛典　杉咲花
須賀健太 芦名星　マギー　大政絢
伊藤かずえ 小市慢太郎 　／ 財前直見
原作：有賀リエ「パーフェクトワールド」（講談社「Kiss」連載）
監督：柴山健次
脚本：鹿目けい子
音楽：羽毛田丈史
主題歌：E-girls「Perfect World」（rhythm zone）
配給：松竹　LDH PICTURES
制作プロダクション：ホリプロ
©2018「パーフェクトワールド」製作委員会
公式サイト：http://perfectworld-movie.jp/

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