窪田正孝と芦田愛菜のキャスティングは「人間性」西野亮廣も「本人そのもの」と太鼓判！　『映画 えんとつ町のプペル』ハロウィンイベント

『映画 えんとつ町のプペル』のハロウィンスペシャルイベントが、10月26日、東京・秋葉原UDXシアターにて行われ、声優キャストの窪田正孝と芦田愛菜、お笑いコンビ・キングコングの西野亮廣が登壇した。

西野亮廣による大ヒット絵本「えんとつ町のプペル」を原作にアニメーション映画化した本作は、いつも厚い煙に覆われ、空を見あげることを忘れた「えんとつ町」を舞台に、星を信じる少年ルビッチと、ハロウィンの夜にゴミから生まれたゴミ人間プペルの冒険物語アニメーション。ゴミ人間プペルを窪田正孝、星を信じ続ける少年ルビッチを芦田愛菜が演じ、製作総指揮・脚本・原作を西野亮廣、STUDIO4℃が制作を手掛け、映画では絵本では描かれなかった、えんとつ町の“本当の物語”を描き出す。

ハロウィンの夜にゴミ人間プペルが誕生したことにちなみ、キャラクターをイメージしたコスプレで登場した3人。冒頭の挨拶で「ゴミです！」と挨拶した窪田は、「原作を読んで、自然に話が入ってきて、心が洗われた気がしました。忘れかけていたもの、みんなに共通する夢だったり、なりたい自分を再確認させてもらい、すごく勇気をもらいました。とても賑やかでみんな個性的なことが印象に残っています」と感想を述べると、芦田も「まずかわいい絵に引き込まれ、ストーリーもステキだなと思ったので参加させていただき嬉しかったです。ルビッチの思いやストーリーを知れば知るほど辛くなったり、応援したくなりました」と出演を喜んだ。

2人のキャスティングについて、西野は「えんとつ町はもくもくとした黒い煙で覆われていて、見上げてもその上が見えないんです。これは新型コロナウィルスによる今の世界と重なる部分もあると思う。映画の中では『それでも、その上に何かあるんじゃないか』と、2人は空を見上げますが、観客の皆さんが、この作品をご覧になると考えたとき、ルビッチとプペルの言葉に嘘があったらダメだなと思いました」とし、「声というより人間性がでかかったです。芦田さんはルビッチのような強さを持っていて、プペルはピュアだから窪田さんだなと。本人のキャラクターそのものでした」と説明し、太鼓判を押した。

“ゴミ人間”というこれまでにないキャラクターの声に正解を見出せずにいたという窪田は、「最初、おじいちゃんみたいな声になっちゃって（笑）。あまり作り込むのも違うと思って、現場で探りながらやっていきました」と述べ、芦田は「男の子の声なので、どうやったらいいか悩んで不安もあったのですが、『そのままでいいよ』と言ってもらえたので、役にのめり込むことができました」とコメント。「窪田さんと演じるシーンでは感情移入して私自身がうるっとしてしまうこともありました。窪田さんの声のおかげで、苦労とかは感じなかったかもしれないです。ありがとうございました」と頭を下げると、窪田も「こちらこそありがとうございます。最初2人きりのときは“初めまして”だったし、ポンコツでなかなか話できなくて緊張していてすみません」と恐縮すると、「いやいや、すごくフレンドリーに接してくださいました」と感謝していた。

また、映画のストーリーにちなみ、夢を信じ続けるために大切なことを聞かれると、窪田が「生きて動き続けるかぎり、夢はそこにあり続ける。形は変わっても、その人がやりたいんだったら、ずっとやり続けるべきだと思います」と熱く語ると、芦田も「ルビッチのセリフと被りますが、できないって決めつけてしまわないことが大事なのかなと。大きな夢だから自分の身の丈に合わないと思ってしまうのではなくて、それにちょっとでも近づけるようなことや、自分のできる範囲のことは何だろうと考えて頑張ってみることが大きな夢を信じることにつながるんじゃないかなと思います」と持論を展開。

同じ質問に、西田は「知らないものを否定しないということ。『知らない』と『嫌い』という感情は近いなと思っていて、知らないものを嫌っていることがけっこう多い。得体の知れないものをまず攻撃してしまう。それって、自分の選択を減らすことになるから、まずは知らないことを咀嚼してみるといい」と明かしていた。

なお、西田は「映画は現在まだ制作中です。僕らから見たらもう出来てると思うんですけど、4℃さんは本当にこだわる人たちなんで。来月くらいには完成すると思います」と報告。完成作品に大いに期待したい。

＜STORY＞
信じて、信じて、世界を変えろ。
厚い煙に覆われた“えんとつ町”。煙の向こうに“星”があるなんて誰も想像すらしなかった。この町でただ一人、紙芝居に託して“星”を語っていたブルーノの息子・ルビッチは、父の教えを守り“星”を信じ続けていた。しかし、ルビッチは町のみんなに嘘つきと後ろ指をさされ、ひとりぼっちになってしまう。そしてハロウィンの夜、ゴミから生まれたゴミ人間・プペルが現れ、のけもの同士、二人は友達となり、ルビッチとプペルは「星を見つける」旅に出ると決意する。父を信じて、互いを信じあって飛び出した二人が、大冒険の先に見た、えんとつ町に隠された驚きの秘密とは？

『映画 えんとつ町のプペル』
声のキャスト：窪田正孝、芦田愛菜、立川志の輔、小池栄子、藤森慎吾、野間口徹、伊藤沙莉、宮根誠司、大平祥生（JO1）、飯尾和樹（ずん）、山内圭哉／ 國村隼
製作総指揮・原作・脚本：西野亮廣
監督：廣田裕介
OP主題歌：「HALLOWEEN PARTY -プペル Ver.-」 HYDE (Virgin Music)
ED主題歌：「えんとつ町のプペル」ロザリーナ（ソニー・ミュージックレーベルズ）
アニメーション制作：STUDIO4℃
製作：吉本興業株式会社
配給：東宝=吉本興業
映画コピーライト： ©西野亮廣／｢映画えんとつ町のプペル｣製作委員会
原作：「えんとつ町のプペル」にしのあきひろ著（幻冬舎刊）
原作コピーライト：©AKIHIRO NISHINO, GENTOSHA 2016
公式サイト：https://poupelle.com/

１２月２５日（金）より 全国公開