映画『RANMARU 神の舌を持つ男』のスペシャルセレモニー&完成披露試写会が、11月15日に開催され、主演の向井理をはじめ、共演の木村文乃、佐藤二朗、木村多江、市原隼人の豪華キャストと、堤幸彦監督が出席した。
堤幸彦監督のコメディ連続ドラマ「神の舌を持つ男」の劇場版となる本作は、“絶対舌感”という特殊能力を持つ男・朝永蘭丸(向井)が、温泉を舞台に事件の謎を解決していく物語。地元に帰るつもりが、ひょんなことから、古の呪いが伝わる鬼灯(ほおずき)村にたどりついた蘭丸は、またもや殺人事件に遭遇。個性豊かな仲間たちとともに犯人と呪いの謎の真相に迫っていく。
アニヴェルセル豊洲で行なわれたスペシャルセレモニーでは、タキシード姿の男性陣が、華やかなドレスに身を包んだ女性陣をエスコート。ギャグ満載の本作とは似ても似つかない(?)雰囲気の登場に、本人たちもやや動揺の色を隠せない様子。
MCからタキシードを着てどうですか?と尋ねられても「う~ん」と返事に困る向井。「着させられている感じがして、変な感じです」と話すと、木村文乃から「カッコイイですよね」と褒められ、すかさず「まぁ、そうですけど」とニッコリ。さらに、堤監督から「9頭身ですからね」と言われると、「8.5頭身ですから!・・・やめてくださいよ」と、ボケとつっこみもバッチリ。佐藤からは「8.5でも十分すごいから!」とさらにつっこみが飛び、ドラマさながらのやり取りを見せていた。
会場を劇場に移して行なわれた完成披露舞台挨拶でもテンションは高いまま。会場に「ジロニスト」のプラカードを見つけた佐藤は、「ジロニスト・・・平均年齢高そうだなぁ~」とつぶやきながも嬉しそうな笑顔。
見ている方は楽しいが、演じる俳優たちはハードな撮影だったようで、美人村医者・りん先生役の木村多江は「大変とは聞いていたけれど、まぁ大丈夫だろうと思っていたら、あまりの大変さに久しぶりにしびれる現場でした」と苦笑い。野々村龍之介(ののむら・りゅうのすけ)を演じた市原は、「なぜかウエスタンの衣装だったり、台本にないことが本当に多くて。思いきりビンタをされたりとか。1シーン1シーンが強烈なパンチのきいた作品になっています」と振り返り、撮影の裏話を明かした。すると、すかさず堤監督がそれぞれに土下座して平謝り。会場は笑いの渦に巻き込まれた。
そんな堤監督だが、本作には20年来温めてきた作品への熱い思いがあるという。「やれることは全部やりきった、自分で言うのもなんだけど、見ごたえのある作品になったと思います」と胸を張る監督。向井も「みんなが同じ方向に向かって走っているとても居心地の良い現場でした。ギャグが多い作品ですが骨太な深いメッセージのある作品です。今までにないエンターテインメントに仕上がりました」と自信をみせる。
最後に監督から「実は社会派の作品です。人々に問題を投げかけるというテーマの深い作品になっています。ぜひご覧いただき、『君の名は。』のように議論をしていってほしいです」と、照れ隠しの冗談を加えて作品をアピールした。
映画『RANMARU 神の舌を持つ男 酒蔵若旦那怪死事件の影に潜むテキサス男とボヘミアン女将、そして美人村医者を追い詰める謎のかごめかごめ老婆軍団と三賢者の村の呪いに2サスマニアwithミヤケンとゴッドタン、ベロンチョアドベンチャー!略して…蘭丸は二度死ぬ。鬼灯デスロード編』
出演:向井 理 木村文乃 佐藤二朗 木村多江 市原隼人 財前直見 黒谷友香
原案・監督:堤幸彦
脚本:櫻井武晴
音楽:荻野清子
主題歌:坂本冬美「女は抱かれて鮎になる」(ユニバーサル ミュージック)
原作:TBSテレビ ドラマ「神の舌を持つ男」
配給:松竹
公式サイト:http://ranmaru-movie.jp
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12月3日(土)全国ロードショー