映画『リアル鬼ごっこ』の完成披露試写会が、6月15日、東京・丸の内ピカデリーにて行われ、トリプルヒロインのトリンドル玲奈・篠田麻里子・真野恵里菜と、園子温監督が舞台挨拶に登壇した。
本作は、累計発行部数200万部を超える山田悠介の大ベストセラーを原作に、鬼に追われる全国の「佐藤さん」を「女子高生」に変え、鬼才・園子温監督の完全オリジナル脚本で映画化。ターゲットとなった全国の女子高生が正体不明の何者かに追われる恐怖の鬼ごっこをスピーディに描き出す。
劇中で着用した制服姿でヒロインたちが登場すると、「可愛い~!」との声が飛び交い、会場は大歓声に包まれた。
挨拶を前に園監督から、「ネタバレはダメだよ。慎重にね」と釘を刺される3人。いきなりプレッシャーをかけられたトリンドルは、「走るシーンも多く、大変でしたが、一生懸命頑張りました」と、やっとの思いで言葉を絞り出した。
篠田は、「演じるというよりも、この世界に飛び込んで体感するアトラクションムービーという新しい映画。考える暇なくストーリーが展開して楽しかったです」とニッコリ。劇中ではウエディング姿でアクションシーンも披露しているが、「キックボクシングを習っていて、アクションはずっとやりたかったので夢のようでした。でも、アクションとキックボクシングの違いを教えられ、あらためてアクションの大変さや難しさを勉強させてもらいました」と、女優としての真摯な姿勢を見せる。
また、先日、東京ディズニーランドに遊びに行ったところ学生たちに声をかけられ追われてしまったという。「修学旅行生だったらしく、頼まれて1枚一緒に写真を撮ったら次々に集まってきて。でも、私も遊びたいから逃げ回りました。まさに“リアル鬼ごっこ”でした」と笑顔で明かした。
走るシーンが多い本作だが、マラソン選手として演じる真野は、「とにかく走ってばかりで・・・。トラックに乗っている園さんを追いかけて撮るんですが、なかなか“カット!”の声がかからなくて、心が折れないように頑張りました(笑)。(ランナー役なので)走るフォームにも気をつけて演じました」と苦労を吐露。
作品の“あなたたちはふてぶてしいので”というキャッチコピーから、自身のふてぶてしさを問われた篠田は、「年甲斐もなく制服を着ている私がふてぶてしい(笑)。まさか舞台挨拶で着れるとは思わなかったので、すごく喜んでいます。ありがとうございます!」と答え、会場の笑いを誘うと、真野は「真顔がふてぶてしいと言われます。街中で私を見掛けるとにらまれると言われているようですが、全然そんなことはないので安心してください」と会場のファンに呼びかけていた。
そんな三人を優しい笑顔で見守る園監督は「三人三様の内容で、彼女たちは死ぬ気で臨んでいた。その迫力に圧倒されっぱなしでした」と、手放しで絶賛。「ジェットコースタームービーですから、乗ったら急降下。ぜひ楽しんで!」と作品をアピールした。
最後は、登壇者のハンドガンとキャノン砲から赤い紙テープが発射され、真っ赤な雨を降らせる演出でさらに会場を盛り上げた。
『リアル鬼ごっこ』
出演:トリンドル玲奈 篠田麻里子 真野恵里菜 ほか
監督・脚本:園子温
原作:山田悠介「リアル鬼ごっこ」(幻冬舎文庫・文芸社刊)
配給:松竹、アスミック・エース
©2015「リアル鬼ごっこ」学級委員会
イメージソング:「リアル鬼ごっこ」GLIM SPANKY
シングル7月1日発売(ユニバーサルミュージック)
http://www.glimspanky.com/
https://youtu.be/VLwkN3IYph0
製作:NBCユニバーサル・エンターテイメント、高尾、松竹、アスミック・エース
公式HP:http://realonigokko.com/
FB:facebook.com/onigokkoeiga
twitter:twitter.com/onigokkoeiga
7月11日(土)全国ロードショー!