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レオナルド・ディカプリオ オスカー獲得『レヴェナント:蘇えりし者』来日記者会見

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5度目のノミネートで悲願のアカデミー賞主演男優賞を獲得したレオナルド・ディカプリオが2年1ヶ月ぶりに来日。アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督の『レヴェナント:蘇えりし者』を鬼気迫る演技でドラマチックに演じている“オスカー俳優” レオナルド・ディカプリオが3月23日(水)来日記者会見に登壇した。

総勢500名を超える報道陣の熱気あふれる中、粋なタイにシューズ、美しく着こなしたスーツで登場のレオナルド・ディカプリオ。フラッシュの嵐の中、澄んだ瞳にややはにかんだ笑顔で日本語の「ありがとう」を交えながら、来日は公式のもの、それ以外も含めると15回にはなるのではという日本に戻って来られて嬉しいと挨拶した。

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「今回の作品は私にとって特別。そして、この映画に参加したすべての人間にとって特別なものであり、1年近くこの世界にどっぷりと浸り、世界感に入り込めて、繋がりを持てる作品だった。アレハンドロ監督が一体どうやってこれだけのものを作り上げたのか、今でも理解しがたいが、永遠に映画史に残る芸術作品になったと思う。こういうかたちでオスカーを受賞できたのは非常に名誉あることだと思う。このような作品にはもう二度と関われないかもしれない。それだけ、私にとって重要な人生における第一章でした」と休養宣言を撤回してまで、この作品に参加した意味深さを語った。

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そのオスカー像について聞かれると「家のリビングルームにあります。友達がみんな見せて欲しいと好奇心を持って来るので、そこにあるのが嬉しい」と話し、もしも役柄のようなサバイバル生活を余儀なくすることになったら、持っていきたいものの一つとして、精神的安らぎのために、オスカー像はどうか?と聞かれると「家に置いておきます」と笑った。

オスカー受賞については、大変名誉なことだとしながら、「自分自身はそのことでの変化しないことを望んでいる。元々自分が持っていた夢や理想を追求し、最高の映画、作品を作り上げていきたい。15歳から俳優をはじめて、偉大な俳優たち、英雄の後に続きたいという気持ちですし、この芸術、この映画の世界が大好きなのです」と俳優としての強い思いを語った。

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『レヴェナント:蘇えりし者』については「この作品に参加し、アレハンドロ監督との映画的な体験は非常に独創的で、映画を作っているというよりも壮大な旅に出掛けたような感じだった。極寒での撮影の大変さは理解していたが、もう一つ、監督の“自然光ですべて撮りたい”とのことから、一日中8~9時間リハーサルして、チーボ(エマニュエル・ルベツキ撮影監督)が“マジックライト”と言う魔法の光の中で1時間半だけ撮影する時間があり、私たちは毎日稽古をしてまるで演劇の舞台に臨んでいるようなアドレナリンがでた。非常に複雑なシーンを短い時間で撮影しなければならなかったし、それらがこの映画に貢献したと思うし、こういう過酷な状況からこういう作品が生まれたのだと思う」と話した。共演のトム・ハーディについては「『インセプション』で共演してから非常にいい友人になり、彼の年代の俳優の中では最高と思っているので、監督に起用して欲しいと頼んだのだが、彼と共演できたことは本当に光栄だと思っています。また、彼と共演したいと思う」と絶賛した。

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過酷な撮影か終わり、長いプロモーション活動の最後の地である日本。
「この場が私の『レヴェナント:蘇えりし者』の最後の最後のプレスになるのです。ですから、6ヶ月間映画のプロモーションをしてきて、今日が本当の意味での終わりというのもあり、少し安堵しているところがあります」
今回公式以外も含めると15回目にはなるという日本だが、この季節の来日ははじめてとのことで「今まで、桜の開花時期にきたことがないので、今回とても楽しみにしています。まだ開花したばかりと聞いています」と笑顔で話した。

『レヴェナント:蘇えりし者』は4月22日(金)TOHOシネマズ 日劇他 全国ロードショー

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