豪華な舞台と魅力的なキャストによる、 フランス・オペラの傑作『ファウスト』を映画館で！

スクリーンに、喝采を。カーテンコールに、心からの拍手を。
夢へ誘われる、幻想的なバレエに。心を奪われる、情熱的なオペラに。

来日公演の予習にも！豪華な舞台と魅力的なキャストによる、
フランス・オペラの傑作『ファウスト』を映画館で！

バレエ、オペラともに世界最高の名門歌劇場、英国ロイヤル・オペラ・ハウスの人気公演の舞台映像を『英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2018/19』と題し、東宝東和株式会社配給の元、TOHOシネマズ系列を中心とした全国の映画館で今年も順次上映中。本シーズン9作目、ロイヤル・オペラ『ファウスト』が6月14日（金）より全国公開中だ。

この度、『ファウスト』の見どころを、クラシック音楽専門TVチャンネル「クラシカ・ジャパン」編成・石川了氏の解説とともに一挙ご紹介！

悪魔メフィストフェレスとの契約で若さを取り戻したファウストは、清純な乙女マルグリートの愛を得るが、すぐに彼女を捨て絶望の淵に突き落とす 。この物語を、バッハ『平均律クラヴィーア曲集』第1巻第1曲の前奏曲に旋律をかぶせた『アヴェ・マリア』などで有名なシャルル・グノーが、美しい旋律と輝かしい管弦楽で描いた『ファウスト』は、今年秋に予定されている英国ロイヤル・オペラ来日公演の演目としても注目されている。
今回シネマシーズンでお届けする本演目は、英国ロイヤル・オペラで2004年の初演以来5度目となる、スコットランド生まれのデイビット・マクヴィカー演出プロダクション。原作であるゲーテの戯曲『ファウスト』は16世紀ドイツが舞台だが、マクヴィカー版は普仏戦争の1870年代パリに設定。挑発的で演劇的、ミュージカルのような流れもあり、本演目の舞台装置は豪華絢爛。石川氏は「19世紀フランス・オペラを代表する「グランド・オペラ」のエッセンスを満喫できる」と解説する。

この演目を見事に演じているのが、豪華な歌手たち。情熱的でエレガントなファウストにはMETでも活躍するマイケル・ファビアーノ、美しく一途なマルグリートにイリーナ・ルング、マルグリートの兄ヴァランティンは圧倒的な存在感のステファン・デグーが出演。特に、石川氏も「「ワルプルギスの夜」での黒の女王様姿には唖然」と紹介するアーウィン・シュロット演じるメフィストフェレスは、ファウストとの丁々発止もテンポよく、ファッションショーのようなさまざまなコスチュームで大活躍。幕間の映像に収録されている、東京フィルハーモニー交響楽団桂冠指揮者としてもおなじみの指揮者、ダン・エッティンガーとの対談におけるシュロットについても、「まさにロック！そのイケメンぶりとニヒルな微笑みはメフィストフェレスにうってつけだ。」と絶賛している。

今年秋の来日公演の予習としても最適な本演目は、「音楽ファンなら一度は耳にしたことのある旋律にあふれている」と石川氏も解説する様に、ファウストが歌う『この清らかな住まい』やマルグリートの『宝石の歌』、メフィストフェレスの『金の小牛の歌』といった有名アリアも満載。映画館ならではの圧巻のサウンドと大スクリーンで是非お楽しみいただきたい。

▼石川了（クラシック音楽専門TVチャンネル「クラシカ・ジャパン」編成）『ファウスト』解説全文はコチラ
http://tohotowa.co.jp/roh/news/2019/06/12/kaisetsu_faust/

＜ロイヤル・オペラ『ファウスト』作品情報＞
【あらすじ】
年老いた学者ファウストは人生の虚しさを感じ自ら命を絶とうとする。そこに悪魔メフィストフェレスが登場し、欲しいものはなんでも与えようと申し出る。ファウストは青春を取り戻すことを望み、死後の魂を悪魔に渡す約束をする。一瞬で若者に変身したファウストは、美しい乙女マルグリートを情熱的に口説き、ついに彼女と一夜を共にする。だがファウストはすぐにマルグリートを捨て、戦争から戻った彼女の兄を決闘で殺す。妊娠したマルグリートは生まれた赤子を殺した罪で牢獄に入れられ、後悔したファウストは彼女を助けにくるが…。

【演出】デイビット・マクヴィカー
【音楽】シャルル・グノー
【指揮】ダン・エッティンガー
【出演】マイケル・ファビアーノ（ファウスト）、アーウィン・シュロット（メフィストフェレス）
イリーナ・ルング（マルグリート）、ステファン・デグー（ヴァランティン）
【『ファウスト』コピーライト】(C) ROH 2019. Photograph by Tristram Kenton
■公式サイト：http://tohotowa.co.jp/roh/
■配給:東宝東和

6月14日（金）よりTOHOシネマズ 日比谷ほか、全国公開中！