映画『るろうに剣心 最終章 The Final』のIMAXⓇ公開記念イベントが、4月8日、東京・池袋のグランドシネマサンシャシンシアターにて開催され、主演の佐藤健をはじめ、共演の武井咲、新田真剣佑と、大友啓史監督が登壇した。
誰も体感したことのない迫力ある超高速アクションと、エモーショナルに描かれる人間ドラマは、日本だけでなく世界中を熱狂させ、北米、イギリス、香港、韓国、台湾、フィリピンなどヨーロッパ・アジア諸国を含む世界100ヶ国以上で配給、世界50以上の国際映画祭に出品され大絶賛された『るろうに剣心』シリーズ。2012年8月25日公開の『るろうに剣心』、2014年8月1日公開の『るろうに剣心 京都大火編』、同年9月13日公開の『るろうに剣心 伝説の最期編』、累計観客動員数は980万人を突破。第1作目『るろうに剣心』の撮影が開始した2011年から10年となる今年2021年に、シリーズ最後の『るろうに剣心 最終章The Final/The Beginning』が公開を迎え、遂に『るろうに剣心』シリーズが、完結する。
今作『るろうに剣心 最終章』は総勢約2200名のキャスト&スタッフという邦画史上でも最大規模クラスので作りあげた作品。この日、『るろうに剣心』シリーズを一緒に作り上げてきた一部の制作スタッフとともにシリーズ初のIMAXⓇで本作を鑑賞した登壇者たち。鑑賞直後の興奮冷めやらぬIMAXⓇの魅力、改めて大画面で観る本作の魅力を存分に語った。
巨大なスクリーン(約H18m×W26m)で観終えたばかりの佐藤は「今回の本編を観るのが3、4回目ですが、今日が一番グッときました。今後はIMAXⓇ一択です!」と言い切り、「大迫力の映像を映す技術も素晴らしかったけれど、それをともに戦い抜いたスタッフの方々と観れたことに感慨深かったです」と感無量の面持ち。「スタッフの方々と一緒に観る機会はなかなかないので、こんな“特別な日”を迎えられて役者としても幸せですし、皆さんと一緒にこの作品を作れたのが僕にとっての財産です」と続けた。
武井は「細かいところまで見ることができて臨場感を感じました。監督や大友組の皆さん、佐藤さんへ食らいついていけば、こんな素敵な景色を見れるんだと思いました」と感激しきり。
新田は「改めてこんなに素晴らしい作品に携われて本当に幸せです。(撮影は)過酷だったが、それを乗り越えた記憶が一層強くなりました」とコメント。
監督は「僕らが作ったものが、このIMAXⓇスクリーンだとすべて観客の皆さんへ届けることができる。キャストの芝居も、目の奥にある感情を大画面で観て伝わってくる。奥にある真逆の感情や、複雑な感情がみえるのが魅力。IMAXⓇ一択です!(笑)」と改めて、IMAXⓇの魅力を伝えた。
佐藤は「今日はまっけんのまつ毛ばかり見ていました(笑)。(まつ毛が)2mくらいあったと思う!」と笑う。新田が「まつ毛は見てないです(笑)」と言うと「え?どこを見てたの?」とツッコミを入れる佐藤に、「横顔の時は目を見てましたけど・・・。監督が仰ったように、目の奥にあるものが伝わってきました」と応えた新田だった。
さらにIMAXⓇスクリーンについて言及した佐藤は「撮影ではけっこう細かいことをしているんですが、全て映っていて漏れ落ちていないのが嬉しい」と笑顔を見せつつ、「細かいところまでちゃんとやらなければと思った。今後はもう手を抜けないね」と苦笑いした。
新田も「(映画を)観ながら自分の体が動いていて。体が覚えているんだなと。指の先の汚れまで映っていて凄かった」と、興奮を隠せない。
武井も「観終わった後に起こった拍手の長さは、“るろ剣あるある”でした。(笑)私が感じた満足や達成感はスタッフの方も同じ景色を見ていると思いました。」と語った。
後ろのスクリーンに映し出された剣心、薫、縁の巨大な写真を見て、佐藤は「これだけ大きなスクリーンだと、最前列は『進撃の巨人』の“巨人”を見るみたいになっちゃうんじゃない?と言って笑いを誘う一幕も。監督も「これだけ汚しが効いていると嬉しい。この大画面だとやってないことが見えてしまうから、どんどんレベルが上がっていくと思う。」と今後の映画業界の行方へ意欲をみせた。
また、“IMAXⓇ(アイマックス)”にちなみ、 “極限”の挑戦や体験について問われると、佐藤が「食事制限がきつかったですね。撮影が終わってから“焼き肉行こう”と言ってガス抜きをしたりするですが、特に『The Beginning』では機会がなく、発散することができなかった。現場で食べる1粒2粒のチョコレートが嬉しかった・・・」と明かすと、武井は「今日実は朝から何も食べてなくて、今まさに“極限”で空腹です…(笑)。この後に焼肉食べたい」とニッコリ。
新田は「縁を“極限状態”で演じていました。アクションシーンを1週間かけて撮影しましたが、スタッフさんも寝てない状態だったと思うので、みんな“極限状態”だったと思います」と、本作への熱い情熱を全員で向けていた様子を伝えた。
そして、「The Beginning」のIMAXⓇ上映決定も発表され歓喜に包み込まれると、佐藤は「IMAXⓇ一択なので嬉しいです。また今日みたいな試写会またやりたいです」と切望する。監督は「『The Beginning』はよりIMAXⓇにもっと向いていると思います。奥行きが出るので、また違った良さが見えてくるはずです」と自信をのぞかせると、もっと日本にIMAXⓇ上映を普及したいと切望する佐藤が、新田に「まっけん、なんとかしてよ。アメリカから誰か凄い人連れてきてよ(笑)」とジョークを飛ばす。
最後に佐藤は「この作品は日本が世界に誇れる作品です。過酷の日々でしたが、本気になれる機会を用意してもらえて幸せでした。『るろうに剣心』シリーズの集大成が皆さんの期待に応えられるクオリティで完成することができたので、ぜひ劇場の大きなスクリーンで見届けてほしいです」とメッセージを送りイベントを締めくくった。
映画『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』
【STORY】
かつては“人斬り抜刀斎”として恐れられた緋村剣心だが、新時代の幕開けとともに、斬れない刀=逆刃刀<さかばとう>を持ち穏やかな生活を送っていた。最狂の敵・志々雄真実が企てた日本転覆の計画を阻止するため、かつてない死闘を繰り広げた剣心達は、神谷道場で平和に暮らしていた。しかし、突如何者かによって東京中心部へ相次ぎ攻撃が開始され、剣心とその仲間の命に危険が及ぶ。果たして誰の仕業なのか?何のために?それは、今まで明かされたことの無い剣心の過去に大きく関係し、決して消えることのない十字傷の謎へとつながっていく。そして、これまで語られることのなかった<十字傷>の謎に迫る「るろうに剣心 最終章 The Beginning」へ続いていく。動乱の幕末期と明治維新後の新時代の2つの時代を通して描く!2つの作品を通して描かれる「るろうに剣心」史上最高のクライマックス。「るろうに剣心」のすべてがここにある――。
<The Final> 佐藤健 武井咲 新田真剣佑 青木崇高 蒼井優 伊勢谷友介 土屋太鳳 有村架純 江口洋介
<The Biginning> 佐藤 健 有村架純 高橋一生 村上虹郎 安藤政信 北村一輝 江口洋介
監督:大友啓史
音楽:佐藤直紀 主題歌:ONE OK ROCK「Renegades」
原作:和月伸宏「るろうに剣心−明治剣客浪漫譚-」(集英社ジャンプ コミックス刊)
製作:映画「るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning」製作委員会
制作プロダクション・配給:ワーナー・ブラザース映画
©和月伸宏/集英社 ©2020映画「るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning」製作委員会
オフィシャルサイト:http://rurouni-kenshin.jp #るろうに剣心最終章
公式Twitter:https://twitter.com/ruroken_movie
公式Instagram:https://www.instagram.com/ruroken_movie/
るろうに剣心 最終章
The Final 4月23日(金)/ The Beginning 6月4日(金)
2作連続ロードショー