中国で公開4週連続一位を記録し、220億円突破の大ヒットとなったドニー・イェン&ニコラス・ツェーW主演作『レイジング・ファイア』の公開が、12月24日(金)からと迫ってきた。
アンディ・ラウ主演「天若有情」(90年)で映画監督デビュー以来、ジャッキー・チェン(成龍)の「WHO AM I?」や「香港国際警察/NEW POLICE STORY」、「インビジブル・ターゲット」「新少林寺」など、数々の名作を生み出してきたベニー・チャン(陳木勝)監督(2020年8月に58歳で逝去)の遺作がついに日本公開となる。
本作では今や全世界のアクション俳優のメンターとなったドニー・イェンと、90年代からトップスターであり続けるニコラス・ツェーが、正義を貫く警官VS復讐に燃える獣として、まさに原題「怒火」のごとき、怒りの炎を燃やした死闘を繰り広げる。
チャン監督は、本作撮影中に体調不良のため診察を受け、上咽頭がんの末期であることが分かったという。それだけに、本作への思い入れはひとしおだったに違いない。
今回公開されたのは、ニコラスのインタビュー映像。そこでニコラスは「私とベニーに心残りはない」と熱き想いを語っている。
★『レイジング・ファイア』
ニコラス・ツェーのインタビュー含むメイキング映像
余談だが、「インビジブル・ターゲット」日本公開時に、ベニー・チャン監督にインタビューをしたことがある。広東語が得意でない私のために、チャン監督は北京語でのインタビューに快く応じてくれ、熱く丁寧に長い取材に答えてくれた。その情熱と、優しいジェントルマンな笑顔とが、今も忘れられない。
輝かしい香港映画の歴史の中で、新たな香港アクション映画の金字塔となるに違いない『レイジング・ファイア』を、ぜひ劇場の大画面で堪能頂きたい。
『レイジング・ファイア』
監督・脚本・プロデュース:ベニー・チャン
主演・アクション監督・プロデューサー:ドニー・イェン 主演:ニコラス・ツェー チン・ラン
スタント・コーディネーター:谷垣健治
原題:怒火・重案/2021/香港・中国/カラー/シネスコ/5.1ch/126分/字幕翻訳:鈴木真理子/PG12
配給:ギャガ *公式サイト gaga.ne.jp/ragingfire/
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12月24日(金)よりTOHOシネマズ日比谷他全国公開