この秋パルコが贈る書籍×映画×舞台連動の 三ヶ月連続ビッグプロジェクトが始動する。
2017年はカナダ建国150周年という記念すべき年。この秋、パルコのエンタメ企画は、カナダ・ケベック州生まれの女性作家、ネリー・アルカンにフォーカス。
「Discover Nelly Arcan(通称:DNA)」と題して、本、映画、舞台とこの秋、三ヶ月連動企画を実施する。
9月には彼女のデビュー作となった「ピュタン」をパルコ出版から発売。翻訳の松本百合子の改訂訳で出版する。
10月には、映画「ネリー・アルカン 愛と孤独の淵で」をYEBISU GARDEN CINEMA他順次ロードショー。ネリーの半生を描き、昨年トロント国際映画祭にてプレミア上映された作品だ。
11月には松雪泰子他出演 カナダ人のマリー・ブラッサール演出で「この熱き私の激情~それは誰も触れることができないほど激しく燃える。あるいは、失われた七つの歌」を天王洲・銀河劇場他にて上演。小説「ピュタン」他、彼女が書き残した小説の言葉をコラージュした舞台。才能溢れる6人の女優と1人のダンサーによって上演する。
ネリー・アルカン
ネリー・アルカンは、2001年フランスの名門出版社へ原稿を送ってから2 週間で出版が決まり、作家としてデビュー。仏文学界で権威のある文学賞にノミネートされ、一躍有名作家の仲間入りを果たすも、同時に、本作がオートフィクション(自伝的創作)だったため、元高級娼婦である彼女自身、そして彼女の美貌へも多くの注目が集まった。そして、8年間作家として生きたのち、2009年9月、36歳で自宅のアパートで首つり自殺をしているのを発見されるというあまりにも劇的で壮絶な人生を送っている。
小説家として生きた8年間で、ネリーは心の内側に秘めた思いの丈を爆発させ、強烈で目をそらしてしまいそうな作品を残した。彼女が小説の中で紡いだ言葉は、彼女の中で渦巻いている痛みや矛盾、葛藤が織り込まれており、自分の中に燃えたぎる情念とともに吐き出された言葉たち。
ここまで熱く生きた彼女を感じる旅に皆様をお誘いしたいと、この企画がうまれた。
松雪泰子
10月2日(月)カナダ大使館オスカー・ピーターソンシアターにてDNAプロジェクト発表会見の実施が決定!
その記者会見に一般のお客様を25組50名様招待する。
舞台「この熱き私の激情」主演の松雪泰子をはじめとする豪華女優陣、演出家のマリー・ブラッサール、また書籍からは翻訳者・松本百合子らが登場する。
「Discover Nelly Arcan ─ネリーを探して─」プロジェクト発表会見 概要
【日程】10月2日(月)
【予定登壇者】松雪泰子、小島聖、初音映莉子、宮本裕子、芦那すみれ、奥野美和、霧矢大夢(舞台「この熱き私の激情」出演)マリー・ブラッサール(舞台演出)、松本百合子(書籍「ピュタン」翻訳)
【司会】中井美穂
【応募期間】本日9月22日(金)~9月26日(火)
この会見に25組50名をご招待いたします。詳細・申し込みは、パルコステージ公式ホームページよりご確認ください。
■詳細はコチラから☞http://www.parco-play.com/web/program/gekijo2017/