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「上海キング」(上海王)舞台挨拶 胡雪樺監督と主演の李夢登壇 「2017東京/沖縄・中国映画週間」

最新の中国映画を日本で上映する「東京国際映画祭 提携企画 「2017東京/沖縄・中国映画週間」で24日の「上海キング」(上海王)の上演後に舞台挨拶が行われ、胡雪樺(シャーウッド・フー)監督と主演の李夢(リー・モン)が登壇。熱い拍手を受けた。

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胡軍(フー・ジュン)、余男(ユー・ナン)、鳳小岳(リディアン・ヴォーン)という人気俳優が出演。清朝末期の上海を舞台に秘密結社「洪深得門(洪門ホンメン))の頭領に見初められる一人の少女の人生を通して裏社会を描いた「上海キング」(上海王)。李夢はその少女を、10年後を余男が演じる。

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まず「みなさんの感想が聞きたい」と口を開いた胡雪樺監督。観客から大きな拍手を受けて「安心しました」と笑顔をこばすと「10年来温めてきた企画が実現した映画」「1920~30年代の上海を舞台にした映画はたくさんある。でも清朝末期から民国初めを描いた映画は少ないんですよ」と語った。観客からの質問に答えて「続編も準備している」と答え「上海は伝統が残る北京とは風土が全く違う。新しいものをどんどん取り入れ、古いものと上手く合わせて進化していく土地柄。そんな今にも通じる点も感じてもらえたら」と熱く語った。

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一方主人公の少女時代を演じた李夢は「撮影したのは21才の頃。今は25歳」だそう。役作りでは「野心ということに気をつかった。初めはなかったかもしれないが、負けん気で芽生えたのだろうと思う野心を大切に演じた」と語った。

胡監督は「清朝末期や租界の様子は史実にのっとって描いた」とも語り、単なるギャング映画とは違った観点からも興味深い作品となっている。

本映画祭では、26日にクロージング作品としてアジア史上最高の興行収入を記録している『戦狼 ウルフ・オブ・ウォー』を上映。また昨年から設置された、これまで日本と中国で開催された「日中映画週間」の作品の中から優秀な作品、監督、出演者等を選んで表彰する「ゴールドクレイン賞」の発表および授賞式も行う。

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