Netflix映画『桜のような僕の恋人』のプレミアイベントが、3月23日、ザ・リッツ・カールトン東京にて行われ、主演の中島健人、共演の松本穂香と深川栄洋監督が登壇した。
宇山佳佑のベストセラー小説「桜のような僕の恋人」を深川栄洋監督の手で実写映画化。主人公・朝倉晴人役を中島健人、有明美咲役を松本穂香が演じ、深川栄洋監督がメガホンを取った本作は、美容師の美咲(松本穂香)に恋をした晴人(中島健人)が、目標に向かって頑張る美咲にふさわしい人間になるべく、諦めかけていたカメラマンへの夢を叶えるため再びカメラと向き合うことを決意する。しかし、美咲は「人の何十倍も早く老いていく」という難病を発症する。好きな人と同じ速度で歳月を重ねることができない残酷すぎる現実を前に、美咲が決断を下す・・・という、はかなくも美しいラブストーリー。
かねてより原作ファンを公言している中島は、本作の制作発表時には「震えるような感動と同時にずっしりと重い責任を感じました。僕の役者人生の中でもっとも泣いた宝物のような脚本です。僕の26年の人生の最高傑作にしたいと強く思っています。」と熱いコメントを寄せていた。
桜の木があしらわれたステージに桜色のスーツとドレス姿で登場した中島と松本。中島は「明日からこの桜の微笑みを届けられると思うと本当に嬉しいです」と配信開始を喜び、「書店で見つけた本が、このように素晴らしいセットを組んでいただいて多くの方に集まっていただき、自分たちが表現者としてこの作品のお話をできることが何より幸せ。役者冥利につきます」と感慨深げ。
松本は「1年前に撮影をしましたが、いま思い出しても凄く温かい気持ちになるような素敵な現場だったので、その空気がたくさんの人に届けばいいなと思います」と笑顔を見せた。
監督も「人を愛し、愛することの経験がある方にはたぶん響く作品になっていると思います。そして、とても日本映画らしい恋愛映画だと思うので、全世界の方に共有できたらいいなと。それができたとき、この映画が完成したというふうに思っております」とコメントした。
完成作品を観て、中島は「本当に涙が止まりませんでした」と一言。「人に対しての思いやりがたくさん散りばめられていますし、一つひとつのシーンが本当に美しくて観ている人を魅了する映画です。本当に美しい映画です」と作品の出来栄えに自信をのぞかせた。
松本は「自分も出ている作品なんですが、凄く温かい気持ちになりました。その温かさは、(作品の)真ん中に立っている中島さんが持つものからきていたんだなと感じました。晴人の優しい感じ。そういう素敵なところがご本人にもあるだと思います。それを全力で注がれていたので、たくさんの方に絶対に届くのではないかと思います」と中島を称える。
普段のキラキラオーラを封印し、役に徹した中島だが「晴人はどこにでもいる青年なので、自分の幼い頃を思い出したりして自然体の自分でいることを心がけていました」と吐露。さらに「自分のルーティンだった香水を撮影中は止めていました」と役作りを告白。MCから「今は?」と聞かれると、「everyday!」と英語で返して場を和ませる。
“人の何十倍も早く老いていく”難病を抱える難しい役どころを演じた松本は「中身が25歳で体だけ老いていくので、想像力が追いついていかず苦労しました」と言い「だからこそ、晴人くんとの時間の一瞬一瞬を楽しもうと意識しました」と述べると、中島もその言葉に、「僕たちのその時間を生きたというリアルがそのまま切り取られています」と同調した。
二人のデートシーンは温かく切ない。特にお気に入りのシーンを「渋谷でのデート」と語る中島は「穂香さんと二人占めできて、こんな贅沢な時間はないなと。こんな時間がずっと続けばいいなと思いました。(渋谷は)都会的楽園。監督も『朝の4時、5時頃の東京が最も美しい』と言っていました。Beautiful TokyoTimeです!」と言って、カメラに向かって手を振るお茶目な姿も。
作品にちなんで、「春が来ると思い出すことは?」と聞かれ、中島は「ジャニーズの仕事を始めさせていただいたのも春なんです。そのオーディションを思い出しますね。開始ギリギリに到着して、299番までプレートがなくなっていて、300番を取ろうとしたら『YOU遅いよ!』と声をかけてきたのがジャニーさんだったんです。それからギリギリのヤツと言われて・・・(笑)。『ギリギリで生きていくのもありだな』と思いましたね(笑)」と笑いつつ「でも、ギリギリはダメですよ」という注意もしっかり付け加えていた。
また、この春、卒業・入学を迎える学生や新社会人たちなど、新たな門出を迎える人たちに向けて、中島は「大切なのは第一印象。新たな自分に生まれ変わるんだったら、花のような笑顔を皆さんに振りまいてほしいです。笑顔を絶やさず第一印象を明るく!」とエールを送った。
さらに、イベントでは作品をいち早く鑑賞したファンからのメッセージが桜の花びらとともに映像となって登壇者に届くというサプライズも。メッセージを見た中島は「僕らが作り上げた映画で人生を前向きになれると、たくさんの方のメッセージが教えてくれました。温かい気持ちを大切にして愛して表現していきたいです。(配信が始まって)皆さんと満開の桜を見るような感覚になります」と感動の面持ち。松本も「観ただけで楽になれるような作品を届けられたらと思っていたので、たくさんの方に届いていて嬉しいです。観てくれた方の言葉が私自身を救って、支えになってくれます」と感謝の気持ちを伝え、涙ぐむ。
最後に、松本は「私の中で宝物のような作品。スタッフの一人ひとりの温かい思いがたくさん詰まった映画です。私たちの思いが届けば嬉しいです」とし、中島は「多くの方に支えられながら最後まで走り切ることができたと思っています。撮影中に気絶しかけたこともありましたが、人生で経験したことがない、最も衝撃的なお芝居を表現できて晴人として生きることができました。恋愛って本当にいいなと思います。世界の皆さんに、微笑みと思いやりを伝えたいです。桜の微笑みのこの作品をどうか愛してください」と思いの丈を語り、イベントを締めくくった。
Netflix映画『桜のような僕の恋人』
<STORY>
美容師の美咲(松本穂香)に恋をした晴人(中島健人)は、勇気を出して彼女をデートに誘う。目標に向かって頑張る美咲にふさわしい人間になるべく、諦めかけていたカメラマンへの夢を叶えるため再びカメラと向き合うことを決意する。しかし、美咲は「人の何十倍も早く老いていく」という難病を発症する。好きな人と同じ速度で歳月を重ねることができない、という現実を前に晴人と美咲が出した“二人の歩み方”とは…。
原作:宇山佳佑『桜のような僕の恋人』(集英社文庫刊)
監督:深川栄洋
脚本:吉田智子
キャスト:
中島健人 松本穂香
永山絢斗 桜井ユキ 栁俊太郎 若月佑美
要潤 眞島秀和 モロ師岡 / 及川光博
エグゼクティブ・プロデューサー:高橋信一(Netflix)
プロデュース:春名慶 (博報堂DYミュージック&ピクチャーズ)
プロデューサー:川田尚広(TOHOスタジオ株式会社)
制作会社:TOHOスタジオ株式会社
制作:博報堂DYミュージック&ピクチャーズ
企画・制作:Netflix
【Netflix作品ページ】https://www.netflix.com/桜のような僕の恋人
2022年、3月24日(木)Netflixにて全世界同時配信
Netflix について
Netflix は、190 ヵ国以上で1 億8300 万人を超える有料メンバーが利用するエンターテインメントに特化した世界最大級の動画配信サービスです。各種受賞作を含む幅広いジャンルのシリーズやドキュメンタリー、長編映画などを多くの言語で配信しています。あらゆるインターネット接続デバイスで、好きな時に、好きな場所から、好きなだけ映画やシリーズを楽しんでいただけます。また、一人ひとりの好みに合わせた作品をおすすめする独自の機能により、観たい作品が簡単に見つかります。広告や契約期間の拘束は一切ありません。
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