映画『真田十勇士』のレッドカーペットセレモニーが、8月29日、東京・新宿モア4番街にて行われ、主演の猿飛佐助を務める中村勘九郎をはじめ、霧隠才蔵役の松坂桃李、くノ一・火垂役の大島優子、真田幸村役の加藤雅也ほか、永山絢斗、加藤和樹、高橋光臣、石垣佑磨、駿河太郎、村井良大、荒井敦史、望月歩、青木健、そして堤幸彦監督の総勢14名が登壇した。
豊臣・徳川の最後の決戦“大坂の陣”から400年となる2014年、大ヒットしたスペクタクル超大作舞台『真田十勇士』を、同作品の演出を手がけた堤幸彦監督により映画化。天下の名将と名高い真田幸村が実は腰抜けの武将であった、という大胆な発想による本作。幸村を本物の立派な武将に仕立てるため、猿飛佐助が大博打に打って出る。抜け忍仲間の霧隠才蔵を筆頭に、超個性的な10人が集まり、「真田十勇士」を結成し、徳川軍との決戦に挑んでいく様を描く大スぺクタルエンターテイメント時代劇。
台風が迫っていたこの日、開催も危ぶまれた天候だったが、勘九郎は「大雨の中のイベントと覚悟していましたが、まさかの晴れと言うことで“奇跡”が起こりました。天も我らに味方して大ヒットを願っているのではないかと思うほどです」と満面の笑顔で挨拶。
白馬に乗って悠然と登場した加藤雅也は、馬上から見た新宿の景色を「馬上から眺める新宿の景色はいいですね。こんなことはめったにあることじゃない」と満足気。「みなさんもやってみるといいかも」と声をかけ壇上者たちの笑いを誘った。
撮影で大変だったことは?と聞かれ、「監督に馬と並走してと言われて…」と松坂。「もう足がパンパンになりましたね」と苦笑すると、勘九郎も「それも、草がぼうぼうに生えているところを走るので、リアルにコケている人もいました」と続け、過酷だった撮影を振り返った。
紅一点の大島は、「この前(完成作品を)観させてもらったんですけど、十勇士のみなさんが本当にかっこいいんです。男の生き様を胸に焼き付けられたような作品になりました」と目を輝かせ、「今日はスーツ姿の十勇士を見て惚れ惚れしています。男性の圧が凄くて、そして熱い!」と言って場を沸かせた。さらに「十勇士のみんなが、学校の部活みたいで・・・(笑)。本当に仲が良くてワイワイしていました。私は撮影で十勇士と一緒になる機会があまりなくて、仲間に入れていないので寂しかったです」と、羨ましそうに語った。
また、根津甚八役の永山は「みんながとても生き生きしていて、僕自身も楽しんで演じることができました」とコメントし、公開を楽しみにしている様子。由利鎌之助役の加藤和樹は「撮影現場は厳しいものでしたが、このメンバーと堤監督と乗り越えることができました。大変な撮影を吹き飛ばすくらいカッコイイ作品になりました」と完成度の高さに自信を覗かせた。
そのほか、「撮影現場は厳しいものでしたが、このメンバーと堤監督と乗り越えることができました。」高橋 光臣、「リーダーの勘九郎さんを筆頭にこのメンバーでしかできない『真田十勇士』を楽しんでいただきたいです。」石垣佑磨、「堤監督のエンターテイメントが爆発していて自分の出ているとあるシーンで泣いてしまいました。」駿河太郎、「堤監督のマジックで笑って笑って最後に泣ける素敵な作品になっているのでぜひ大きなスクリーンで見てください。」村井良大、「厳しい撮影でしたがド迫力なすごい作品に仕上がっているのでぜひ見ていただけるとありがたいです。」荒井敦史、「たくさんの先輩方の中で真剣に演じさせて頂きました。」望月歩、「舞台からのメンバーの多く映画化するということで十勇士のメンバーに思い入れも強く涙してしまう部分もあったのですがお客さんにもその絆が伝わる映画になっていると思います。」と青木健が、それぞれコメント。
過酷な撮影に触れた中村も「寒さと爆風と雨に対してどうやって戦うのか、一致団結するしかなかった。絆を深めなければやることができなかったですね」としみじみ。チームワークを高めるためには?と尋ねられると、「男がこれだけいればねぇ・・・現場は下ネタばかりでした」と笑い会場を和ませる場面も。
そんな完成度の高いと出演者が豪語するも、「実はまだCGをいじっている」と暴露する堤監督。おもわず「え~?」と驚きの声があがった。「最後の最後まであがいて努力してより良い作品ができればと思っています。この舞台上に並ぶキャストの熱意が熱く、カメラで何とか捉え、今できる映像技術を全て駆使しております。この作品は盆、暮れ、正月にいっぺんに来たような娯楽大作になっておりますのでぜひ、劇場で体感してください!」と語り、作品に対する熱い思いを伝えた。
最後は、キャスト陣のサインが記載された“真田フラッグ”に勘九郎と堤監督のサインを入れて完成させ、映画『真田十勇士』の大ヒットを祈願しイベントを締めくくった。
映画『真田十勇士』
“戦国一の名将” 真田幸村は実はダメ男だった!?
幸村のもとに集結した《真田十勇士》が仕掛ける、“奇跡”の大逆転を目撃せよ!
関ヶ原の戦いから14年。天下統一を目前にした徳川家康と、復権を狙う豊臣家の対立が深まっていた戦国の世で、“天下に並ぶ者なし”の名将として、世間から尊敬を集めていた男、真田幸村(加藤雅也)。しかし実はこの幸村、その男前な容貌と、偶発的な幸運の連続によって勝ちを拾ってきただけの、気弱な〈腰抜け男〉だったのだ!実像と虚像の違いに悩んでいた幸村はある時、猿飛佐助(中村勘九郎)と運命的に出会う。忍者の里から飛び出してドデカいことを成し遂げたいと思っていた佐助は、幸村を担いで「本物の天下一の英雄に仕立て上げようじゃないか!」と、同じ抜け忍の霧隠才蔵(松坂桃李)を筆頭に一癖も二癖もある十人の男たちを集め、世にいう《真田十勇士》を誕生させる!亡き秀吉の妻・淀殿に呼び寄せられた幸村、そして十勇士たちは、またたく間に徳川との最終決戦の最前線に立つこととなった。戦国最後にして最大の戦い、徳川対豊臣の〈大坂の陣〉がついに幕を開ける!ついに明かされる“真田の謎”、佐助と才蔵を狙う、くノ一(女忍者)の火垂(大島優子)との“因縁”、淀殿と幸村の禁断の“秘密”、そして勝つ事は不可能とも思える圧倒的に不利な徳川との戦いで、佐助と十勇士が企てた驚愕の“大仕掛け”とは・・・。徳川軍二十万VS十勇士、時代を変える《大逆転》がいま、始まる!!
監督:堤幸彦 脚本:マキノノゾミ 鈴木哲也
出演:中村勘九郎、松坂桃李、大島優子、永山絢斗、加藤和樹、高橋光臣、石垣佑磨、駿河太郎、村井良大、荒井敦史、望月歩、青木健
伊武雅刀、佐藤二朗、野添義弘、松平健(特別出演)、加藤雅也、大竹しのぶ
配給:松竹・日活
©2016『真田十勇士』製作委員会
公式サイト:http://sanada10braves.jp/
9月22日(祝・木)全国超拡大ロードショー!