森ガキ監督ティーチインイベントに、
岡田将生、志尊淳がサプライズ登壇!!
1月22日より公開となり、SNS上では「さんかく窓・・・中毒性すごい・・・」「既に10回目!」など、リピーターも多く、ハマる人続出の映画『さんかく窓の外側は夜』。そんな今いちばん話題の本作の監督、森ガキ侑大監督へ「直接質問をしたい!」という熱い“さんかく窓ファン”の皆様へ向けて、森ガキ監督登壇ティーチインイベントが2/2(火)に行われた。会場からは次々に質問が飛び交う、熱気あふれるイベントとなった。さらに、なんと!イベント後半には、W主演の岡田将生、志尊淳が急遽駆けつけ登場するというサプライズが!予期せぬふたりの登場に、客席からは大きな拍手が起こり、森ガキ監督も「えー!仕事で来られなくなったと聞いてたのに!」と驚きの様子でふたりのサプライズを喜んだ。サプライズ登壇したふたりは、公開を迎えてからの周りの反響や、改めて森ガキ監督との作品作りに関してなどの質問にクロストークで答え、終始和やかで楽しいイベントとなった。
<イベントレポート>
監督:今日は本当にこれだけたくさんの“さんかく窓ファン”の方にお集まりいただきありがとうございます。そして、いつもTwitterなどで勇気づけられるコメントを頂いて感謝しております。今日は楽しみましょう。
MC:それでは早速、会場のお客様からの質問をお受けしたいと思います。
お客様からの質問⓵:北川景子さんが、エリカに呪いをかけられる役でかなり短いシーンで出演されていたかと思いますが、なぜあのシーンでの出演だったのですか?出演経緯を教えてください。
監督:元々、平手さんと北川さんが仲良くされてたこともあり、急遽、北川さんが友情出演してくださるという話がありました。その時にはもう配役がほとんど決まってたので、あの役しかなかったんです。平手さんとセッションするとしたらこの役しかないのですが、やっていただけますか?というオファーをしましたところ、受けてくださったんです。実はあのシーンが撮影初日だったので、平手さんはとても喜んでくれて、現場のペースもつかめたのは良かったです。次はもっとたくさんシーンがある作品でご一緒したいです。
お客様からの質問②:監督がインタビューで「続編は考えていない」と仰っていましたが、観客の皆さんは私同様に続編を楽しみにしていると思います。実際、続編の話はないのですか?
監督:正直、まだないのですが、今はこの映画の余白を楽しんでいただけたらと思っています。全部説明をせず、皆さんに色々と考えてもらう映画にしたかったので。続編については頑張って企画できるように頑張りたい気持ちはあります。(笑)
皆さんのおかげで、この作品盛り上がっていていい流れになっておりますので、引き続き応援お願い致します。
お客様からの質問③:きょうで4回目の鑑賞だったのですが、繰り返し観るときの注目ポイントがあれば教えてください。
監督:まず、4回目のご鑑賞ありがとうございます。この映画は独特な作りをしていて、三者三様それぞれの方面から感情移入して観られるように作っています。なので、4回目ということは、3人それぞれの感情に沿って観るのは終了した・・ということですよね!?では、次は滝藤さんの目線で観ていただけたらいいかもしれないですね(笑)
お客様からの質問④:私は原作コミックの大ファンなのですが、この作品は映画化するにあたって表現しずらい部分が沢山あったと思うのですが、数ある作品のなかで、なぜこのコミックを映画化しようと思ったのですか?
監督:最初はプロデューサーチームから、映画化の話を頂いたのですが、まず最初に感じたのは、新しいジャンルの作品だなと思いました。今までにないような色々な要素が詰まってると思ったのと、世の中にこんなに色々な要素がミックスされた作品はないと思い、挑戦してみたいと思いました。一番大変だろうと思ったのは、漫画だと成立するけれど、映像だと表現が難しい余白の部分です。でも、逆にこの難しさに挑戦すれば、今まで観たことない映画になるのではないか、と思い切って監督をやりたいと思いました。
お客様からの質問⑤:私も4回目の鑑賞です!監督が、岡田さんに「人間味を消して」と演技指導されたというインタビューを拝読しましたが、同じく志尊さん、平手さん、滝藤さんにはどのように演技指導されたのかお伺いしたいです。
監督:岡田君演じる冷川の場合は、人間的な部分が剥がれ落ちているというか、本当の母親の愛を受けずに育ったので、“普通”を“普通じゃなく”感じてほしいという思いがありました。セリフの一つ一つを、「今のところ人間ぽすぎるな。冷川はその感情を理解できないかもしれないので、その(感情理解できない)部分を強調してください」とお願いしました。ただ、やり過ぎるとオーバーに見えてしまうので、「少し人間に戻してください」と話したりもしたので、岡田君はその匙加減が相当難しかっただろうと思います。三角の場合は、その真逆というか、母親からの愛をちゃんと受けて人間の良し悪しの判断ができる部分を意識して欲しくて、人間らしさや人に対する優しさや愛、心の奥底にある芯の強さを表現して欲しいと話をしました。エリカは、一見、普通の女子高生だけれど、望まない能力を持ったせいで、他のまわりの女子高生のように放課後にファーストフードで食事したりしたいけどできないという“普通になれない”葛藤のある役どころでした。平手さんご自身も、エリカに共感する部分もあると仰っていました。そこがうまくリンクして映画のエリカが出来上がったのだと思います。半澤は、いい意味で滝藤さんのやりやすいように演じて頂きました。冷川と貯金箱に行くシーンで、「信じられるかこれ?」と話すシーンは、僕と滝藤さんで意見が割れたんですが、滝藤さんの言った通りの少し引いた芝居でやってもらったのを画面を見たらしっくりハマっていて。滝藤さんに助けられたなと実感しました。
MC:まだまだ質問が尽きないのですが・・・・実はここでサプライズゲストが駆けつけてくれました!
岡田将生さん、志尊淳さんです!
監督:えー!!うそ!しかも「さんかく窓」Tシャツ着てる!!
志尊:(サプライズ)気づいてました(笑)?
監督:まったく、気づいてないです!だって、二人とも忙しくて仕事が終わらないって聞いてたから!
岡田:監督、今日、髪の艶すごいですよ!(笑)
監督:「志尊淳にしてくれ!」って言ったんですよ!(笑)
志尊:そうですか!(髪型)合ってますよ!
志尊:今日ね、急遽決まったんですよ!10分前に!「今日、早く終わったね。新宿行けるね!」!って話して!ね?
岡田:うん…。
志尊:だって、まーくんこれ(着てるTシャツを指して)私服だもんね(笑)?
岡田:うん、うん!さっき決まった!
監督:一瞬、マキタさんが来てくれたんだと思ったんですよ。まさか、2人が来てくれるとは!!本当に嬉しいですよね!(会場拍手)
MC:せっかくお二人が来てくれたので、ふたりも含めていくつか質問をしたいと思います。
監督:いやー、もう本当に一緒に焼肉食べに行きたい気分ですよ!
志尊:しかも今日は、この作品の福島プロデューサーがMCというね。貴重ですよね。
MC:監督が撮影がスタートするときに、この作品は「全員野球」と仰っていたのを思い出しますね。
監督:まさに今日は、お客さん含めて全員野球ですね。(会場拍手)
志尊:今日はサプライズだから、マスコミの方もいないということで、今日はお客さんがマスコミになってくれるということですよね!? (会場拍手)
岡田:あれでしょ?ハッシュタグ、、でしょ??
志尊:そうだよ!それを監督がリツイートして、俺たちが見る。っていう仕組みになるんだよね。
岡田:今日はぜひ「#岡田将生しか勝たん」も入れてほしいな。
志尊:やめて(笑)!
岡田:最近、本当に(SNSを)勉強してるから。
志尊:すぐトレンド行っちゃうから!
監督:インスタライブも岡田君はこの前初めてやってくれましたよね?
志尊:そうだ、この前はじめてのインスタライブ、どうでしたか?
岡田:見てくれてる人いるのかな?(会場で挙手するお客さんを見て)すごいね!見てくれてるんだね。
監督:最後の方飽きてきてたよね。
岡田:そうですね、最後の方集中力は切れてたかな(笑)
志尊:そうだよね。最後コーヒー飲みに行ってたもんね!(笑)
岡田:でも楽しかったよ。いろんな言葉も覚えられたし。「ハッシュタグ」「○○しか勝たん」とかでしょ?次は何?
志尊:俺もわかんないよ。インスタライブで(見てる)みんなに教えてもらっている側だから!
でもそれを、いかに「知ってたよ?」という空気を出せるかだよね(笑)
岡田:なるほどね。やっちゃお!
志尊:まーくん、覚えたらそればっかり言ってきそうだな!(笑)
MC:では映画に関する質問をしたいと思います。公開して1週間が経ちましたが、周りの反応はいかがですか?監督:うちの母親はいつも(息子の作品に対して)酷評なのですが、今回は「映画として本当に良かった、役者がみんなよ
かった!興奮して泣いた」って連絡が来ました。それだけうちの母親の心は掴んでいましたね。
志尊:母は、「もう一回見たい!」、祖母は「ちょっと怖かった」、姉は「淳の顔が近い。顔が近くて集中できなかった」とそれぞ
れから感想をもらいました。姉としては、僕の顔もうそんなに見たくないんでしょうね(笑) 母は、映画が好きなのですが謎解き要素の部分に惹かれたようで、もう一度見たいと言っていました。なので自分でム
ビチケを買ってあげました。(会場から拍手)
岡田: 正直に話していいですか?家族、友人、まだ誰からも報告を受けてないんです・・・。
志尊:(家族とかはきっと)恥ずかしいんだよね。
岡田:そうだよね。監督が話し出した瞬間から「あ、俺、誰からも感想もらってないな」って実は思ったんだよね。
志尊:俺、バラエティとか出るときに、芸人さんとかに「見たよー!」とか言ってくれる人がいて、ロッチの中岡さんとかは「怖かった
なあ」ってずっと言ってた。
MC:キャスト皆さんの演技を引き出したのも監督だと思いますが、監督の「さすが監督!」と思う瞬間はありましたか?
岡田:一番最初に、僕ら2人で死体を見つける場面があるのですが、2人の動きがシンクロするんですよね。このシンクロさせることの重要性を、演出を受けているときに気が付いて、監督ってすごいなと思いました。
監督:あのシーンは何度も撮りましたよね。
志尊:表も裏も撮ってたよね。実際使われてたのは、裏だったね。
監督:小津安二郎です。(笑)
志尊:森ガキさんって役者の意見を尊重してくれて否定しないんですよね。その上で客観的に的確に指導してくれるので役者も安心して演技ができるというか。あと、今回CGの部分も多くて、(出来上がりは)どういう音がしているかとか想像しなければいけない部分が多かったのですが、森ガキさんは蛾の標本を持ってきて、「この蛾が、何匹くらいこういう風に迫ってきます。音としては、こういう音が、キーン!と三角君にだけ聞こえます」という風に、具体的に見せて教えてくれたのがとてもやりやすかったです。
監督:ありがとうございます!嬉しいですね。
MC:お話しは尽きませんが、そろそろお時間です。最後に皆様より一言づつお願い致します。
志尊:皆さんありがとうございました。もう皆さんに伝えることはないですね。こうやって、劇場に足を運んでいただいて、この作品を皆さんの中で解釈してくださることが一番です。そして、今日は皆さん一人一人がメディアですので!たくさんの方に広めてもらえたら嬉しいです。今日はありがとうございました。
岡田:淳くんと同様ですが、皆さんには一人でも多くの方に拡散していただいて、長く愛される作品になってほしいなと思います。それと、今日の夜はとても冷え込んでいるので、暖かくしてお帰りくださいね。(笑)
監督:新しいものが作れたと思っています。皆さんからのツイートとかに本当に勇気づけられています。さんかく窓ファンの皆さんには感謝しかありません!来週、再来週と上映は続きますので、皆様のお力が必要です!楽しみながら盛り上げてもらえたら嬉しいです。今日はありがとうございました。
<STORY>
書店で働く三角康介(志尊淳)は、一見普通の青年だが、幼い頃から幽霊が視える特異体質に悩まされていた。ある日、書店に除霊師・冷川理人(岡田将生)がやってくる。「僕といれば怖くなくなりますよ」の一言で、三角は冷川と除霊作業の仕事を共にすることに。そんな中、二人は刑事・半澤(滝藤賢一)から、ある連続殺人事件の話を持ち掛けられる。調査を進めるうちに、二人はある言葉にたどりつく――。「ヒ ウ ラ エ リ カ に . . . . だ ま さ れ た . . . . 」。この事件には、呪いを操る女子高生・非浦英莉可(平手友梨奈)の影が潜んでいたのだ。果たして〈ヒウラエリカ〉とは何者なのか?事件との関係は?死者からの謎のメッセージを解き明かそうとする冷川・三角の二人は、やがて自身の運命をも左右する、
驚愕の真実にたどり着く――。
出演:岡田将生 志尊淳 平手友梨奈
滝藤賢一 マキタスポーツ 新納慎也 桜井ユキ 和久井映見/筒井道隆
原作:ヤマシタトモコ「さんかく窓の外側は夜」(リブレ刊)
監督:森ガキ侑大(『おじいちゃん、死んじゃったって。』「坂の途中の家」「時効警察はじめました」)
脚本:相沢友子(『重力ピエロ』『プリンセストヨトミ』『本能寺ホテル』「トレース~科捜研の男~」)
主題歌:ずっと真夜中でいいのに。「暗く黒く」(EMI Records / UNIVERSAL MUSIC)
配給:松竹
公式Twitter&公式instagram: @sankakumadoeiga
公式サイト: https://movies.shochiku.co.jp/sankakumado/
コピーライト:©2021映画「さんかく窓の外側は夜」製作委員会 ©Tomoko Yamashita/libre
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