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前田敦子、『さよなら歌舞伎町』舞台挨拶に登場! ギター練習に苦労した。

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11月23日、東京・有楽町朝日ホールで開催中の「第15回東京フィルメックス」特別招待作品『さよなら歌舞伎町』が日本初のプレミア上映を行い、主演の前田敦子、共演の南果歩、廣木隆一監督が舞台挨拶に登壇した。

新宿・歌舞伎町のラブホテルを舞台に、さまざまな男女の人生が交錯していく群像劇。主演は若手実力派として次々の作品に出演する染谷将太と、トップアイドルから本格的女優へと躍進する前田敦子。10月に開催された韓国・釜山映画際にも参加した前田は、「やっと日本で上映されて嬉しいです」と日本初公開を喜び、本作品の出演に対し「廣木監督に呼んでいただけで嬉しかった。名前を聞いただけでお願いしますと言いました。監督には自分で考えることの厳しさを教えてもらいました」と、感謝の気持ちを伝えた。

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有名ミュージシャンを目指すヒロイン・沙耶を演じた前田は、劇中ではギターの弾き語りも披露している。「ギターを握ったこともなかった。『1曲丸々やってもらう』と厳しい言葉をいただき、1か月間みっちり練習しました」と胸を張る。司会者に「そこが見どころですね?」と聞かれ「どうでしょう?」と照れると、廣木監督が「芝居どころじゃないくらい、熱心にやってもらいました」と褒め称えた。

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また、 “倦怠期の恋人”を演じた染谷将太との共演について、「染谷さんが、事前に話合いをすることなく“とりあえず、演じてみる”という空気感を出してくれたので、演技にも入りやすかったです」とコメントした前田。他の豪華キャストについて廣木監督は「みんな良いところがなく、ダメダメな役ばかり(笑)。こうして皆さんに出演していただいただけでありがたいです」と微笑んだ。

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ラブホテルの清掃員を演じる南は、実際に町田のホテルに行き掃除の研修を受けたという。「足と手を同時に使うテクニックを教えていただいたんです。映画の中で披露していますので、ぜひ見てください!」と語り、会場の笑いを誘った。

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廣木監督は、「ピンク映画から始まった僕にとって“新宿”は青春であり仕事場だった」と語り、歌舞伎町に対する思いを吐露。前田は、「歌舞伎町はプライベートではなかなか行かないけれど、みんなが自由になれるような、いるだけで不思議な気持ちになる場所でしたね」と振り返っていた。

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映画『さよなら歌舞伎町』
<STORY
新宿 歌舞伎町のラブホテル。迷える大人たちの人間模様が交錯する、かけがえのない1日一流ホテルマンと周囲に偽るラブホテルの店長・徹(染谷将太)。彼は有名ミュージシャンを目指す沙耶(前田敦子)と同棲しているがちょっぴり倦怠期。ある日、徹は、勤め先の歌舞伎町のラブホテルでいつもの苛立つ1日を過ごすはずだった。そこに集まる年齢も職業も違う訳アリな男と女たち。彼らの人生が鮮やかに激しく交錯した時にあらわれる欲望や寂しさ、そして秘密。徹の人生もまた予期せぬ方へ変わっていく・・・・。

さよなら歌舞伎町ポスター

監督:廣木隆一 脚本:荒井晴彦/中野 太
出演:染谷将太 前田敦子 イ・ウンウ 大森南朋 松重豊 南果歩
音楽:つじあやの(スピードスターレコーズ)
主題歌:「Believe in love」meg with SWEEP(Gambit Entertainment)
配給・宣伝:東京テアトル
(C)2014『さよなら歌舞伎町』製作委員会
R15+
公式サイト:http://www.sayonara-kabukicho.com/

1月24日(土)より、テアトル新宿ほか全国順次公開!