「“誰かを通して自分を生きる”テーマ伝えたい」
『サヨナラの代わりに』ライブ付きトークイベント
キノフィルムズ配給作品、オスカー女優ヒラリー・スワンク主演『サヨナラの代わりに』が全国公開中。“和製キャロルキング”と称される澤田かおりが歌う「君がくれたもの」が、日本版イメージソングに決定したことを記念し、11月12日、ライブ付きトークイベントを行った。
先月行われた第28回東京国際映画祭で10年ぶりの来日を果たし話題となった、オスカー女優ヒラリー・スワンクが主演を務めた映画『サヨナラの代わりに』が現在全国公開中。ヒラリー演じるALSを患う主人公ケイトと、夢を諦めた女子大生ベック。この女性二人の絆が深まる様子に、感動の涙を流す観客が続出となっている。
そんな本作の日本版イメージソングに、シンガーソングライター・澤田かおりが作詞作曲をした「君がくれたもの」が決定した。澤田は、“和製キャロルキング”と称されMISIAや井上陽水からもその実力を買われているほど。今回のイベントでは、映画公開を記念してその歌声を披露。映画と同様に、暖かい空気が感情を包みこむイベントとなった。
登場した澤田は、「本日は、御来場ありがとうございます。今日はみなさんと一緒に映画を楽しみたいと思います。」と挨拶。続けて、元々は様々なミュージシャンに楽曲を提供していたという澤田は、「大学在学中に、柴咲コウさん、中孝介さんに楽曲を提供していました。」と、その実力も納得の経歴を話し、いよいよ自ら歌を届けられることを喜びを見せた。
そして映画の感想を聞かれると、「すでに2回観ていますが、2回とも号泣してしまいました。自分に置き換えて観れる作品ですね。自分の人生をどのように生きていくべきか、考えさせられました。」と感動した様子を見せた。
また、イメージソングとなった「君がくれたもの」が作られた経緯について、「私が高校の時に亡くなった北海道の祖父母を想って作りました。もう亡くなってから10年以上も経ちますが、たまに二人に顔が似てるなぁと思ったりします。自分の命を通して二人の存在を感じます。そういうところが、この映画ともリンクしていたので、イメージソングに決まった時は嬉しかったです。“誰かを通して自分を生きる”“自分を通して誰かを生きる”というテーマが伝われば嬉しい」と説明し、夢のコラボレーションが実現したことに喜んでいる様子だった。
そしていよいよ、澤田による「君がくれたもの」が披露され、会場には思わず聞き惚れてしまう観客が多く見られた。曲が終わると同時に大きな拍手が沸き上がり、暖かな雰囲気の中、イベントは締めくくられた。
映画『サヨナラの代わりに』は全国公開中!
澤田かおり「君がくれたもの」は、発売中のメジャーデビューアルバム「Songwriter」に収録されている。
【STORY】
余命を告げられ運命に立ち向かう女性と、夢に挫折した大学生。彼女たちが笑って泣いて、見つけたものは―。
ケイト(ヒラリー・スワンク)は、愛情あふれる夫や友人に囲まれながら、誰もが羨むような日々を送っていたのだが、ある日突然、難病・筋萎縮性側索硬化症(ALS)を発症してしまう。「こんな筈じゃなかった・・・」と嘆くケイトは、夫の反対を押し切り、友人として話を聞いてくれそうな、大学生ベック(エミー・ロッサム)を介助人として雇う。完璧主義のケイトに対し、料理もまともにできず、おまけにスラングばかり使うベック。正反対の世界に住む二人の人生は、とある出来事を境に交錯し、かけがえのない絆で結ばれていく。
■監督:ジョージ・C・ウルフ
■出演:ヒラリー・スワンク『ミリオンダラー・ベイビー』『P.Sアイラヴユー』、エミー・ロッサム『オペラ座の怪人』
■原題:You’re Not You
■2014/アメリカ/英語/102分/ビスタ/カラー/5.1ch/日本語字幕/字幕翻訳:稲田嵯由里
■配給宣伝:キノフィルムズ
©2014 Daryl Prince Productions, Ltd. All Rights Reserved.
公式サイト:http://sayonarano-kawarini.com/
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