映画 『スキャナー 記憶のカケラをよむ男』
ちすん&福本愛菜
美女2人がスクリーンをさらに彩る!!
2016年GWに全国公開予定で現在、製作を進めている映画『スキャナー 記憶のカケラをよむ男』。
現代劇初挑戦の野村萬斎が、残留思念(物や場所に残った人間の記憶や感情など)を読むことができる元・お笑い芸人で人間嫌いの仙石和彦を熱演し、宮迫博之が口は悪いが仙石が唯一、本音でぶつかれる元相方の丸山竜司を演じる。これまでにないコンビがスクリーンで誕生し、様々な事件に挑んで行く。さらに、安田章大、杉咲 花、木村文乃と注目のキャスト陣が名前を連ねる本作に、新たな美女たちが参加することが決定。物語にさらなる華を添える。
■ちすん&福本愛菜、さらなる美女2人が物語に華を添える――。
行方不明となった音楽教師の沢村雪絵。教え子である秋山亜美の依頼によって、かつて人気お笑いコンビで活躍した元マイティーズの仙石と丸山はその行方を捜し始める。手がかりを捜すべく、雪絵が勤めていた音楽学校へ赴く一行。雪絵の残留思念を読み取るべく奔走する・・・。そんな中、出会ったのは沢村雪絵の同僚である美しき音楽教師・伊藤忍。どこか妖艶さを兼ね備えた彼女は残留思念を読み取り、雪絵の行方を捜しているという仙石たちを見て、「インチキに決まってる」と冷たく言い放ち、彼らに疑いの目をむけるのだった。そんな美しき音楽教師・伊藤忍を演じるのはちすん。特撮番組「超星神グランセイザー」(テレビ東京)の敵女戦士・ルシア役でドラマデビューを果たし、その後も、テレビドラマ、連続テレビ小説「風のハルカ」(NHK)で、主人公・ハルカ(村川絵梨)の勤める大阪の旅行会社の先輩社員役を演じ、注目を浴びる。「チームバチスタの栄光」(関西テレビ)、「マッサン」(NHK)にも出演、映画でも『パッチギ!』(05)、『着信アリ2』(05)、『のぼうの城』(12)、『莫逆家族 バクギャクファミーリア』(13)、『風に立つライオン』(15)など、数々の人気作品に出演し、活躍の場を広げている。実力派女優として、今、注目される女優の一人である。本作でも、行方不明となった同僚を心配する一方で、どこか妖艶さも兼ね備えている美しき音楽教師を演じている。
一方、マイティーズがかつて所属した芸能事務所・峠プロダクション。その事務所で“秋葉原系プチプリアイドル・唯川ひな子“としてアイドル活動する傍ら、社長の峠 久美子の下、事務員としても働くひな子。今日もピン芸人となったマイティ丸山こと丸山竜司が、社長にこっぴどく怒られ、クビ寸前・・・。そんな丸山を、ひな子も適当にあしらい気味だが、そんな折、事務所にやってきたのは一人の女の子。「何か御用ですか?」、いつも通り、応対するひな子だったが、亜美というその少女は解散したマイティーズに仕事の依頼があるという。その依頼を近くで聞いていたひな子もその内容に驚きを隠せなかった・・・。そんな峠プロダクションの事務員・ひな子を演じるのは福本愛菜。元・人気アイドルグループNMB48チームNの元メンバーだが、脱退後、吉本新喜劇の研究生として入団。大阪・なんばグランド花月の舞台などで活躍。テレビドラマに関しては「保育探偵25時〜花咲慎一郎は眠れない!!〜」(テレビ東京)での出演経験があるものの、映画出演に関しては本作が初となる。本作ではベテラン女優・高畑淳子との共演シーンも多い中、映画初出演とは思えない、テンポのよい台詞のやりとりなども見せ、自然体の演技を披露している。
■今、人気の製作スタッフが集結!!
●ヒット作を生み出し続ける人気脚本家・古沢良太、渾身の書き下ろし!
『ALWAYS 三丁目の夕日』(05)の共同脚本で日本アカデミー賞最優秀脚本に始まり、話題作となった『キサラギ』(07)、『60歳のラブレター』(09)、『探偵はBARにいる』シリーズ(11)(13)、『少年H』(13)、『エイプリルフールズ』(15)など多くのヒット作を手掛ける。一方、TVドラマでも『相棒』(EX)では日本民間放送連盟賞テレビドラマ部門優秀賞、『ゴンゾウ~伝説の刑事~』(EX)では第27回向田邦子賞、近年も『鈴木先生』(TX)ではギャラクシー賞と日本民間放送連盟賞テレビドラマ部門最優秀賞W受賞や『リーガル・ハイ』シリーズ(CX)でギャラクシー賞やザテレビジョンドラマアカデミー賞脚本賞、東京ドラマアワード優秀賞などを受賞するなど、話題作を手掛ける実力派の若手ナンバーワン脚本家である。その古沢が本作のために満を持して、オリジナル脚本を書き下ろした。
●常にエンターテインメントの前線で抜群の演出力を魅せる金子修介監督がメガホンを握る!
1955年、東京都出身。東京学芸大学卒業、84年ににっかつ(現・日活)に入社、監督デビュー。退社後も、幅広い作品を撮り続ける。平成ガメラ3部作『ガメラ大怪獣空中決戦』(95)、『ガメラ2 レギオン襲来』(96)、『ガメラ3 邪神<イリス>覚醒』(99)では大きな話題を呼んだ。また『恋に唄えば♪』(02)、『あずみ2 Death or love』(05)、さらには、06年に公開し大ヒットした『デスノート』、『デスノート the Last name』も手掛け、国内だけでなく海外でも高く評価され、ブリュッセル映画祭観客賞を受賞。本作でもエンターテインメントの前線で魅せてきた抜群の演出力を発揮する。
●企画は人気キャラクター・名コンビの生みの親・須藤泰司!
1968年、北海道出身。92年に東映入社。日本テレ・シナリオ登竜門‘98佳作入選。プロデューサーとして多くのテレビドラマを手がける。代表作に『相棒』Pre Season~season5、「ゴンゾウ 伝説の刑事」「853 刑事・加茂伸之介」など。映画では、『探偵はBARにいる』(11)で、本作の脚本を務める古沢良太とともに第35回日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞し、プロデューサーとしても第31回藤本賞・新人賞を受賞、その後、『探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点』(13)を製作する等、人気シリーズを手がけている。今回は、多くの人気キャラクター、名コンビを生み出し続けている古沢と共に、新たな魅力的な作品を作りあげる。
<ストーリー>
元・お笑い芸人の異色の新コンビが、モノに宿る想いを大切に読み解く!!
残留思念(物や場所に残った人間の記憶や感情など)を読み取ることができる特殊能力を持った男・仙石和彦(野村萬斎)。かつて、その能力を使いマイティーズというコンビで日本中を湧かせたが、その能力の代償に精神をすり減らし、コンビ解散。以来、マンションの管理人として人目を避けた生活を送るように・・・。一方、相方の丸山竜司(宮迫博之)もマイティ丸山としてピン芸人になるものの、鳴かず飛ばずでクビ寸前の状態。
そんな時に秋山亜美(杉咲 花)という一人の女子高生が仕事の依頼で丸山の所属する芸能事務所・峠プロダクションを訪れる。その依頼とは解散したマイティーズに、行方不明となったピアノ教師・沢村雪絵(木村文乃)を探して欲しいというもの。この仕事を機にマイティーズ復活を目論む社長の久美子(高畑淳子)は、仙石に事件の捜査を手伝わせるよう丸山に命じる。
クビになるのを避けるため、しぶしぶ亜美と共に仙石のマンションを訪れる丸山だが、10年ぶりに出会った仙石は外の世界と関わるのを頑なに拒否をする。そんな中、無理矢理、部屋に押し入る丸山と亜美。仙石に行方不明の雪絵の持ち物から残留思念を読み取るように迫るものの、能力は失われたと仙石は二人に冷たく言い放つのだった。
二人が諦めてマンションを去った後、一人、黙々と部屋の片付けをする仙石。
すると、突然、見たことのないビジョンが浮かぶのだった!!
「うあああああ!」
ハッとし、手を離す。転がり落ちる見覚えのない爪やすり・・・。
思念の中で、現れた沢村雪絵は、美しく、どこか謎めていた。
その姿が頭から離れなくってしまった仙石は、とうとう丸山、亜美と共に雪絵の行方捜しを始める。
雪絵の立ち寄った場所で手をかざし、集中する仙石。
「迫るトラック!轢き逃げ!?子供が生まれたばかりなのに!しかも、四匹!?」
時に道で車に轢かれた親猫の思念を読み取ってしまうなど久しぶりに使う能力に悪戦苦闘・・・。
そんな中、なんとか読み取った雪絵の思念は、仙石たちだけではどうしようもないものを示すのだった。
そこで、警察の力を使おうと考え、読み取った思念を手紙にしたため送る三人。が、まさかの仙石と丸山が連行されしまうことに!!思念を読み取ったという二人の話に、刑事たちは疑惑の目を向けるのだった。
そんな中で、若手刑事の佐々部悟(安田章大)だけは、唯一、その能力に興味を示し、事件解決のために、上司の野田直哉(風間杜夫)に内緒で、仙石たちに力を貸すこととなる。
雪絵の残した思念を必死に読み取り続け、その行方を追う仙石たち。
果たして雪絵はどこに?そして、仙石が読み取った思念が導くものとは?
新たなコンビが開けた扉は、誰しもが予想だにしない事件の入り口だった。
伊藤忍役・ちすんさん コメント
■今回、雪絵の同僚で音楽教師役という役どころでしたが、いかがでしたか?演じるにあたって金子監督からどんな要望やアドバイスがありましたか?
とてもミステリアスな存在なので、難しそうだけど、演じるのが楽しそうだなと思いました。監督からは背筋を伸ばしもっと胸を張って!と言われました。“凛とした女性”、そして、“なんだか不思議な女性”に映っているといいなぁと思っています。
■ご共演者には、野村萬斎さん、宮迫博之さん、杉咲花さんと個性豊かな方がそろっておりますが、実際に共演されてみていかがでしたか?
みなさんとても素敵な役者さんなので緊張しましたが、役柄上、みなさんに流されないように、飲み込まれないように意識しました。
ひな子役・福本愛菜さん コメント
■今回、映画の初出演を果たしましたが、率直な感想を聞かせてください。
映画の話をいただいたときは素直にめっちゃ嬉しかったです!念願の映画初出演ということで、すごく気合いも入ってました!演技をすることの楽しさを改めて感じ、周りの方々から刺激を受けながら撮影できました!
■ご自身、元NMB48でアイドルとしてご活躍されていましたが、今作でアイドル兼事務員という役どころを演じるにあたって意識した点はありますか。また、その経験が活きた点があれば教えてください。
事務員としての仕事をしつつアイドルらしさを出すというのはすごく難しかったんですが、話し方に丸みを持たせるように意識しました。あと事務所に貼ってるポスターの撮影では、NMB時代に数々の撮影で得たポーズとアイドルスマイルが活きてたんじゃないかなと思います!
東映 川田 亮プロデューサー コメント
■ちすんさんについて
ちすんさん演じる忍の醸し出す妖艶さが、今回の映画の中で大変重要な空気感を生み出しており、ストーリーが進むにつれ、その存在感も増していきます。表情が制限された中でのお芝居は、大変だったと思いますが、その制限の中でも、微妙な変化を生み出していて、驚きました。
■福本愛菜さんについて
NMB48からよしもと新喜劇という異色の経歴の福本さんですが、そこで培った度胸なのか、映画初挑戦とは思えない堂々としたお芝居をされておりました。また、ベテランの高畑さんや宮迫さんとの掛け合いも楽しげにテンポ感良く演じられていて、現場を明るいムードにしてくれました。
映画『スキャナー 記憶のカケラをよむ男』
クレジット表記:(C)2016「スキャナー」製作委員会
公式サイト:scanner-movie.jp
2016年GW全国ロードショー