映画『星籠(せいろ)の海 探偵ミタライの事件簿』
世界から注目を集める本格派ミステリーの巨匠・島田荘司が、映像化を拒み続けた、御手洗シリーズ 最新作「星籠(せいろ)の海」が、いよいよ映画『星籠(せいろ)の海 探偵ミタライの事件簿』として待望の映画化することが決定!
★シリーズ累計330万部!ミステリー界を支え続ける第一人者 島田荘司が生んだ、世界が認める本格ミステリー≪天才探偵・御手洗潔シリーズ≫とは?
御手洗潔シリーズは、1981年「占星術殺人事件」からはじまり、総部数330万部を更新し続けている ミステリー作家・島田荘司の大人気シリーズです。シリーズ第一作目の「占星術殺人事件」は、2014年1月に イギリスの有力紙「ガーディアン」で「世界の密室ミステリーベスト10」の第2位として認められるほどの本格ミステリー作品。和製シャーロック・ホームズとも称される天才探偵・御手洗潔が登場する小説は、中短編あわせて49もの作品があり、これまで34年もの間ファンに愛され続けられています。
その作者は、島田荘司。1981年に「占星術殺人事件」でデビューし「新本格ミステリー小説」のジャンルを 切り拓いたミステリー界の第一人者です。国内ミステリー作家ランキングでは、3位江戸川乱歩、4位松本清張といった顔ぶれの中、横溝正史に次いで第2位にランクイン、現在も活躍している作家としてはNO.1となっています。人気作家・伊坂幸太郎、湊かなえも島田荘司の影響を受けていると公言、名だたる作家たちに影響力を持っている一人です。更には、若手の育成にも力を注いでおり、国内外でミステリー文学賞などの選考を行うなど、現代のミステリー界を支える存在でもあります。
今回、映画化となる「星籠の海」は、島田が「天才探偵・御手洗潔が国内の事件を解決する最後の作品」と宣言し、シリーズの集大成となる作品です。また、自身の作品で初めて故郷である広島県・福山市を舞台にしています。
映像化は、3月放送のドラマ「天才探偵ミタライ~難事件ファイル「傘を折る女」~」(フジテレビ系列本年 3月7日放送)が初となりますが、映画は、その2年前(いまから5年前)から企画化。出来上がった原作・上下巻866ページの大冊から、その面白さを損なうことなく、大胆な脚本化が行われました。天才探偵・御手洗潔シリーズの初映画化に際して、原作・島田荘司が和泉監督と手を組み、主人公御手洗の魅力を余すところなく伝えるべく、新たな構成を考案。読者はもちろん、はじめて御手洗潔に触れる観客たちにも、その圧倒的な存在感を感じさせる物語になっています。さらに映画オリジナルの女性キャラクターも登場し、御手洗潔と共に、シリーズ 最大の難事件に挑んでいきます。
★主演は玉木宏。原作者から熱望!完璧すぎるキャラクターに注目!!
主演は、映画、テレビ、CMと、多岐の舞台にわたって活躍を続けている俳優・玉木宏。
映画「ウォーターボーイズ」で一躍、脚光を浴び、その後テレビドラマ「のだめカンタービレ」「篤姫」などに 出演、映画では、『のだめカンタービレ 最終楽章』、『真夏のオリオン』、『幕末高校生』、『神様はバリにいる』 など様々なジャンルの大ヒット作、話題作に出演しています。
今の日本映画界の一翼を担う玉木宏が、大人気シリーズの天才探偵・御手洗潔に挑戦します!キャラクターの知的レベルが高すぎるがゆえに、原作者・島田荘司が映像化不可能と拒み続けてきた御手洗潔を、「玉木宏が演じるなら・・・」とその出演を熱望し、映像化を実現しました。
レベルを越えた天才ぶりゆえに、そのキャラクターを演じることの出来る俳優など存在しない――。
それゆえに、映像化を拒み続けてきた原作者・島田荘司が、ただ一人「彼であれば……」と、その出演を熱望したのが玉木宏です。
そしてその確信は、前述のドラマ「天才探偵ミタライ~難事件ファイル「傘を折る女」~」(フジテレビ系列)によって見事に証明されました。「期待以上の御手洗で、原作者として大変うれしく思います」と島田も大満足。原作に強いこだわりを持つ、ミタライファンたちからも絶賛の声が上がり、真打登場とも言うべき、映画『星籠の海 探偵ミタライの事件簿』への期待は高まらざるをえません。
★舞台は瀬戸内海!世界でも珍しい時計仕掛けの海が、壮大なミステリーの世界へと誘う! 市制100周年記念作品として、福山市の全面協力も!
本作の舞台は、広島県・福山市。そして、謎解きの鍵となるのは瀬戸内海!日本で唯一太古の昔から変わることなく、6時間ごとに機械のように潮の満ち引きが繰り返される時計仕掛けの海が、天才探偵・御手洗潔を難解な 事件へと巻き込んでいきます。
これまでも映画「崖の上のポニョ」、「ウルヴァリン:SAMURAI」、「潔く柔く」、ドラマ「流星ワゴン」など、数々の映画やドラマの舞台となった瀬戸内海・鞆の浦もロケ地のひとつとなります。壇ノ浦の戦いや秀吉の朝鮮侵攻など様々な歴史的大事件の舞台にもなっているミステリアスな顔を持つ海が、観客を壮絶なミステリーの世界へと誘います。
さらに、公開の2016年は、舞台となる福山市が市制施行100周年となる記念イヤー。本作は100周年記念事業となり、市は福山観光コンベンション協会、福山商工会議所他と委員会を設置し、全面的にバックアップすることになっています。
★本作を支える豪華キャスト・スタッフ!
共演は、石田ひかり、小倉久寛、要潤、谷村美月、吉田栄作ら実力派の豪華俳優陣が固めます。
そして、監督は数多くのテレビドラマや映画を手掛け、近年では「相棒シリーズ」で大ヒットを続けている、和泉聖治。人間の深い心理描写とクライマックスのスペクタクルをご期待ください!
★今後のスケジュール
4月25日(土) クランクイン
6月初旬 クランクアップ
10月末 完成 (予定)
2016年 全国公開
★コメント
〇玉木宏 / 脳科学者 天才探偵・御手洗潔役
ミタライシリーズ最新作のスケールの大きさが、福山ロケなどで表現できたら、すごく見応えのある 映画になると思っています。難しいのは、膨大なセリフと戦わなくてはいけないことです。でも、登場 人物の中でたった一人、事件を解決していくキャラクターなので、すごく心地良いです。楽しみながら演じています。是非、ご期待下さい。
〇島田荘司 / 原作「星籠(せいろ)の海」(講談社刊)著者
あの御手洗潔が、いよいよ映画館の大スクリーンに登場、興奮しますね。
長年原作ファンでいて下さった方々、そして私自身にとっても、これは悲願でしたからね。みんなで祝杯をあげたい気分です。
理想的な御手洗さん役者・玉木さんとも出逢えたし、原作にとって最も幸福なかたちになりました。
〇和泉聖治 / 映画『星籠(せいろ)の海 探偵ミタライの事件簿』 監督
極上のミステリーでありエンターテインメントである御手洗シリーズを、これから料理できるのかと 思うと、今とても心が躍っています。人とは全く発想、着眼点が違う天才・御手洗潔をどう撮っていくか腕が鳴りますし、玉木さんは御手洗に対して非常に情熱やアイディアをもっているので、二人で挑みたいと思います。原作をグッと凝縮させつつ、歴史ロマンを感じる福山、そして瀬戸内海を舞台に大きなスケールで活躍する御手洗を描きます。
〇福山市 羽田市長
本市は、2016年(平成28年)7月に市制施行100周年という大きな節目を迎えます。
本作は、島田先生が100周年を記念して、初めて地元 福山市を舞台として書き下ろされた作品で、先生の人気シリーズ「御手洗 潔」で初めて映画化されるものです。
撮影は鞆の浦を始め、市内各地で行われる予定であり、映画『ウルヴァリン:SAMURAI』やドラマ『流星ワゴン』などに続いて、映像を通じて福山市の魅力が全国に発信されることとなり、100周年に向けて、さらなる都市ブランド力の向上につながるものと期待しています。
2016年 全国ロードショー!!!