映画『先生!、、、好きになってもいいですか?』の恋愛応援スペシャル試写会イベントが、10月9日、東京・スペースFS汐留にて行われ、キャストの広瀬すず、竜星涼、森川葵、健太郎が出席した。
本作は、累計発行部数570万部を突破の大ヒットコミック「先生!」を、『僕等がいた』で知られる恋愛映画の名手・三木監督がメガホンをとり実写映画化。高校教師と生徒の純愛ストーリー。口ベタだけど生徒思いの世界史の教師・伊藤役を生田、そんな伊藤に初恋をする高校2年生・響役を広瀬が演じる。
キャストたちが劇中衣装の制服姿で登場すると会場は大歓声があがり、スタートから大興奮。今年の春、高校を卒業したばかりの広瀬。卒業以来、初めて制服姿を披露することとなり、「なんかドキドキします。似合ってる?」と恥ずかしそうに微笑むと、「可愛い!!」と大きな声が返ってきた。会場に集まった約150人の高校生たちを見渡して「私こんなに元気だったかな? わりとスンッとしていたので(笑)。いいですね、女子高生」とニッコリ。
竜星は、この日声の調子が悪そうで「『先生!』のイベントということで、声に照準を合わせました」と枯れた声で挨拶し、申し訳なさそうにするも「みんなキラキラしているので、そのパワーをもらって声も潤えばいいかなと」と言って笑い、心配そうに見つめるファンたちを気遣った。
「本作で、一番キュンとしたシーンは?」と問われると、広瀬は「辞書ポン」と言って、辞書を頭に軽くポンと当てるシーンを挙げ、「ズキュンとしました」と明かした。健太郎は、「藤岡が響を駅で待っているシーン」と答え、「そのあとで響が乗ってる自転車は、実は藤岡の自転車なんです。藤岡としては切ないけど、キュンとするんじゃないかな」と知られざるエピソードを披露。竜星は、「雨で響がずぶ濡れになるシーン。伊藤先生が響を探してるのがドラマ。そして雨。雨に濡れるだけでドラマチックになりますよね」と。森川はラストシーンを挙げ、「伊藤先生が車にもたれかかって待っている姿にキュンとしました」と目をキラキラさせていた。
また、「自分以外の役を演じるなら誰?」と聞かれると、竜星と健太郎は互いに演じた役の名前を。健太郎の理由は「僕だけ他校だから3人と同じ学校に入りたかった」と告白すると、すかさず竜星が「そこだけ?(竜星演じる)浩介の性格の良さとかじゃないの?」と笑いながらも「そういえば、その制服初めて見たよ」と、健太郎の姿をまじまじと見ていた。広瀬は「伊藤先生」、森川は教師・関矢役の中村倫也の名前を出し、「関矢先生というより中村さんの芝居がおもしろすぎて(笑)」とアドリブ爆裂の演技を挙げ、「私もあんなお芝居ができるように、中村さんになりたいです」と言い、会場の笑いを誘った。
続いてイベントでは、観客から事前に寄せられた恋愛相談に4人が答えるコーナーに。「私も映画のように、先生が好きになってしまったけれど、告白する勇気がないんです。どうしたらいいですか?」という質問には、「後悔したくないなら、卒業してから告白するのもありだと思います」と熱く語る広瀬。竜星も「後悔しないって大事だよね。思いを伝えれば、相手にもその思い出が残るから」とアドバイスした。
そして、藤岡のセリフ「俺じゃダメ?」を言ってほしいというリクエストを女子高生3人から受け、健太郎が一人ずつ名前を呼んでシーンを再現するサービスも。「○○、俺じゃダメか?」と言うと、悲鳴にも似た歓声が会場に響き渡り、広瀬も「こっちが熱くなっちゃう。フゥ~」と言うと、竜星が「もう『女子高生悶絶!』ってニュースに書かれるね」とジョークを飛ばし、さらに会場を沸かした。
今年受験を控えた高校生も多く、受験生4人には「受験がんばって!」とガッツポーズでエールを送った。
最後に広瀬が「好きな人がテーマになった作品ですが、純粋な気持ちでここまで走れるのは、たぶん10代のこの瞬間だけだと思います。この映画が、少しでも、一歩前に踏み出そうとする人の背中を押せるような作品になったらいいなと思います。人を想うことの素晴らしさを感じてもらえれば」とメッセージを送り、舞台挨拶を終了した。
映画『先生!、、、好きになってもいいですか?』
【STORY】
初めて好きになった人は、好きになっちゃいけない人
高校2年生の響は、ちょっと不器用でまだ恋を知らない17歳。そんな響が生まれて初めて本当の恋をする。その相手は口ベタだけれど生徒思いな世界史の教師、伊藤だった。「好きになっても、いい?」「俺はやめとけ」そう言われても、ただ好きで、どうしようもなく好きで。そんなまっすぐ過ぎる響きの想いが、ゆっくりと伊藤の心を溶かし始めていることを、響はまだ知らない。最後に“きちんとフラれるため”と向かった屋上で、伊藤は突然響を抱き寄せキスしてしまう。様々な想いが交錯する中、響の初めての恋の行方は…?
◆原作:河原和音『先生!』(集英社文庫コミック版)(※1996年~2003年)
◆主題歌:スピッツ「歌ウサギ」(ユニバーサルJ)
◆監督:三木孝浩 脚本:岡田麿里
◆出演:生田斗真 広瀬すず 竜星涼 森川葵 健太郎 中村倫也 比嘉愛未 八木亜希子 森本レオ
◆製作:映画「先生!」製作委員会
◆配給:ワーナー・ブラザース映画
◆©河原和音/集英社 ©2017 映画「先生!」製作委員会
◆公式HP:http://sensei-movie.jp
◆公式Twitter:@sensei_movie
10月28日(土)新宿ピカデリー他 全国ロードショー