岩田剛典、ディーン・フジオカは「背中で語る男！」と絶賛。互いの出会いに感謝！『バスカヴィル家の犬　シャーロック劇場版』初日舞台挨拶

『バスカヴィル家の犬　シャーロック劇場版』の初日舞台挨拶が、6月17日、東京・TOHOシネマズ日比谷にて行われ、主演のディーン・フジオカをはじめ、共演の岩田剛典、広末涼子、小泉孝太郎、椎名桔平と、西谷弘監督が登壇した。

世界的探偵小説「シャーロック・ホームズ」シリーズを原案に、ディーン・フジオカ演じる誉獅子雄(ほまれ・ししお)と、岩田剛典演じる若宮潤一(わかみや・じゅんいち)が、唯一無二の名探偵バディとして数々の難事件を解決する人気ドラマ『シャーロック』が映画化。本作は、西谷弘監督がメガホンを取り、ホームズシリーズ最高傑作の呼び声の高い『バスカヴィル家の犬』をモチーフとし、瀬戸内海の閉ざされた離島に棲む華麗なる一族の闇に獅子雄と若宮が迫る。日本映画の歴史に、背筋震わす新たな本格心理スリラー映画が誕生した。

公開を迎え、ディーンは「特別な日を迎えられて、本当に嬉しい」と万感の思いを口にする。そして、「今までミステリー要素があるため、番宣でもプロモーションでも話をするのが難しかったんです。なので、（映画を観た）皆さんがこれからまだ観ていない人にこの作品を紹介するとき、どう言ったらいいか僕なりに考えてみました」といい、「いろんなキャラクターの人生が絡み合っている“あやとりみたいな作品”というのはどうでしょう？」と観客に声をかけ、大きな拍手が送られ同意を得て満足そうに笑顔を見せた。

映画では、ドラマとは違った獅子雄の姿も見られるが、「新たな一面を垣間見た思いだったので、獅子雄を演じていても新鮮でした。ちょっと恥ずかしい気持ちもあるんですが、獅子雄も揺さぶられる･･･そんな思いが皆さんに伝わっているといいなと思います」とディーン。

岩田は「僕は観客の皆さんと作品の架け橋のような役がらだと思っていて。凄く普通で身近にいそうなキャラクターですが、ファンタジー性のあるストーリー展開に感情移入していただくためにいるのかと。会場の映画を観終わった）皆さんと同じ顔になりました。終わってから椅子からすぐに立てなかった」と話し、「この作品は家族愛、師弟愛、兄弟愛などがあって、ちょっとしたボタンの掛け違いから、落ちていった悲しい物語。きっと誰かに感情移入してご覧になってくださったんだと思います」と話した。

そんな二人を見続けていた監督は、「この二人の俳優としての魅力は何？」と問われ、「それぞれ個性も違うし、語りつきないですが」と前置きをし、「共通項が2つあります」と。「カメラが回っていないところでも気さくに盛り上げることもありますが、二人とも孤高。そして、ちょっと笑いを誘うとことに異常な情熱をかけるところがあるんです」と、二人の魅力を伝えた。

また、小泉は「オタクということで、とっちの方向性で演じればいいのか悩み、とても苦しかった。監督と何回も話をさせていただいきました」と役作りに苦労したことを語り、「ディーンさんと目を合わせるシーンは凄く記憶に残っていますね」と振り返る。

さらにキャストたちは、犬の鳴き声にちなみ「大切なものナンバー“ワン”」を発表することに。広末は自身の役がらを鑑み、「自分の母です」と答え、「ママのフォローがなければ今ここには立っていられなかったと思います」としみじみ。「皆さんがカッコいいんです！」と男性キャストたちを褒めちぎる場面も。

小泉は「適当にやっていたらこの日はこなかったと思います。この作品で西谷監督の情熱を感じました。それをスクリーンから感じ取っていただけると思います。監督の情熱に心から感謝しています」と心の内を話すと、椎名も「この作品のスタッフも凄くタフ。みんなが頑張った、この瞬間がナンバーワン！」と胸を張る。

同じ質問に岩田は「“シャーロック”と出会えたことです」とキッパリ。「ドラマから足掛け3年。ディーンさんとの最初の出会いもしっかり覚えています。作品が終わってからもお付き合いが続く方はなかなかいない。リスペクトできる先輩に出会えてことも良かった」と作品との出会いに感謝。そんな思いのこもったコメントを聞いた広末から「岩ちゃんさん、泣きそうじゃん。目がキラキラしてる」と言われ、照れ笑いする岩田。ディーンはそんなキャストたちの話に頷きながら、「このご縁ですね」と微笑んだ。

あらためて、バディとしての相手を見つめ、岩田は「ドラマからパワーアップして映画になって、本当に誇らしい。座長としてのディーンさんは“背中で語る男”武士道的なものを感じます。燃えちぎる情熱を持っている。そういう方とお仕事できて、とても刺激をいただきました」と称え、ディーンは「この作品の続きをみたいと思います」と言い、会場から大きな拍手が送られ、「僕も岩ちゃんと呼ばせてもらっています。海外から日本に戻ってきて、一緒に前に進める仲間と活動したいと思っていました。この出会いを噛みしめながらここに立たせてもらっています。最高のバディと出会えたからできた作品。この先を見たいと思っています」と述べ、次回作に期待を持たせ映画のヒットを願っていた。

『バスカヴィル家の犬　シャーロック劇場版』
＜ストーリー＞
瀬戸内海の離島。日本有数の資産家が、莫大な遺産を遺して謎の変死を遂げる。
資産家は死の直前、美しき娘の誘拐未遂事件の犯人捜索を若宮に依頼していた。
真相を探るため、ある閉ざされた島に降り立つ獅子雄と若宮。
二人を待ち受けていたのは、異様な佇まいの洋館と、犬の遠吠え。
容疑者は、奇妙で華麗な一族の面々と、うそを重ねる怪しき関係者たち。
やがて島に伝わる呪いが囁かれると、新たな事件が連鎖し、一人、また一人消えてゆく。
底なし沼のような罠におちいる若宮。謎解きを後悔する獅子雄。
これは開けてはいけない“パンドラの箱”だったのか?
その屋敷に、足を踏み入れてはいけない――。終わらない謎へ、ようこそ。

■出演：ディーン・フジオカ、岩田剛典　新木優子、広末涼子、村上虹郎、渋川清彦、西村まさ彦
山田真歩／佐々木蔵之介・小泉孝太郎・稲森いずみ　椎名桔平
■監督：西谷弘
■脚本：東山狭
■プロデューサー：太田大、髙木由佳、石塚紘太
■制作:フジテレビ
■公式HP：https://baskervilles-movie.jp/
■公式Instagram：https://www.instagram.com/sherlock_cx/
■公式Twitter：https://twitter.com/SHERLOCKcx
■公開日：2022年全国東宝系にてロードショー予定
■マルシー：©2022映画「バスカヴィル家の犬」製作委員会

全国東宝系にて公開中！