『映画クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記』の完成披露試写会が、7月7日、東京・イイノホールにて行われ、声優を務めた北村匠海、オズワルド(伊藤俊介、畠中悠)、戸松遥、小林由美子と、野原しんのすけが登壇した。
幅広い世代に笑顔と感動を届けてきた「クレヨンしんちゃん」は、漫画、アニメに続き、1993年に劇場版第1作目となる『映画クレヨンしんちゃんアクション仮面 VS ハイグレ魔王』が上映され、これまでに30作品が公開。2023年に公開された初のフル 3DCG映画『しん次元!クレヨンしんちゃん THE MOVIE 超能力大決戦~とべとべ手巻き寿司~』では、興行収入24.7億円を突破し、劇場版シリーズ史上 No.1の記録を達成した。「映画クレヨンしんちゃん」シリーズ 31作目となる本作は、現代に復活した恐竜が、カスカベで、東京で大暴れ!シロとカスカベ防衛隊が小さな恐竜と出会い、生命の垣根を超えた友情を描く。
観客の呼び声で大きく手を振って現れたしんちゃんは、映画に合わせた恐竜の姿で登場し「春日部が生んだスーパースター!野原しんのすけ! 略して“ブラピ”って呼んでね!」と元気に挨拶。さっそくMCの佐藤ちひろアナに「デートしなぁい?」と言い寄り、相変わらずキレイなお姉さんが大好きだ。
「みんな、映画を観るとカッコいいオラに惚れちゃうから要注意ですなぁ。今回も“ケツ作”!ブリ~ブリ~ブリ~!」とおしりをふりふり♪ 会場を大いに沸かせたあと、しんちゃんに紹介によってゲスト声優たちの登場となった。
恐竜が大好きな生物学の研究者、ビリーを演じる北村は、「ビリーは(臼井)先生が私をイメージして描いてくださって。オファーをいただいたので、二つ返事で出させていただきました。まさかカスカベ防衛隊の一員になれるとは・・・感慨深いです。子供のころ、父母と弟と観にいった『クレヨンしんちゃん』の映画やテレビアニメを思い出しました」と出演を喜び、「今作は、ひと夏の大冒険が描かれていますが、これを観た子供たちのみんなが、この夏すごくいい思い出を作ってくれるんだろうな、しんちゃんたちと一緒に冒険してくれるんだろうなと思います」と笑顔を見せる。
現代に恐竜をよみがえらせた一大テーマパーグディノズアイランド”の運営&システム管理者のアンモナー伊藤を演じるオズワルドの伊藤俊介、”ディノズアイランド”のスタッフ・チュウを演じる畠中。伊藤は今回の出演に対し、「あれ?もしかして売れたのか?って思いましたね」と話し、畠中は「先生が僕のために作ってくれた役・・・」と話し始めると、すかさず伊藤が「ないですよ。お前の役だけ左手で描いたのかと思ったよ」とツッコミを入れ、「(畠中は)4言ですからね。セリフ量の違いがエグい。これでギャラが一緒だったらブチ切れますよ(笑)」と言って会場の笑いを誘う。
“ディノズアイランド”のガイド・アンジェラを演じる戸松遥も「(出演できて)めちゃくちゃ嬉しかったです。完成作品を観て、めちゃくちゃ泣いてまた笑って。感情がジェットコースターみたいで最高でした」と、作品を絶賛。
ゲストから褒め称えられたしんちゃんは「照れますなぁ。映画に出てくれただけでも嬉しいのに、こんなに褒めてくれるなんて。本当に本当に、ありがとうござまーす!」とお礼を述べた。
北村に「ねぇねぇ、匠海お兄さん、オラ、カッコ良かった? お兄さんよりカッコ良かった?」と言い寄ると、北村に「カッコ良かったよ!俺なんかよりカッコ良かった」と褒められて上機嫌のしんちゃん。
そして、しんちゃんの声を担当する小林がしんちゃんに手をつながれて登場し、会場から大きな拍手が送られた。小林は「今回は恐竜と『クレヨンしんちゃん』という、ありそうでなかった組み合わせです。見どころはたくさんありますが、もうこの恐竜が凄い! すべてが手書きなんです。監督とアニメスタッフの皆さんの情熱と執念みたいなものと、最新の恐竜情報が詰まっております」と見どころをアピールし、「ぜひぜひ夏休みの宿題の自由研究の課題にしていただけたら」とお勧めしていた。
イベントでは、“しんちゃん愛”についても話がおよび、『クレヨンしんちゃん』の思い出や好きな映画を問われると、北村は「僕は映画の『焼肉ロード』ですね。骨付きカルビをそこで初めて知って家族で食べた思い出もありますし、テレビアニメではテレビの中にもう一人いる・・・という回があって。怖いのかと思ったけど、ちょっと切なかったり、ちょっと笑えたりして夏にピッタリでしたよね」と述懐。
伊藤は「『ハイグレ魔王』と『Tバック男爵』など、しんちゃんならではのワードが好き。『埼玉紅さそり隊』が好きなので、ぜひスピンオフを撮ってもらいたい」とおねだりも。畠中が「しんちゃんは子供なのに、たまに大人もハッとする核心をつくようなことを言うのがカッコいい」と話すと、突然しんちゃんが畠中に「ありがとう!」と駆け寄る場面も。
また、カスカベ防衛隊のひと夏の成長を描いた本作にちなみ、“夏休みの思い出”を聞かれた北村は「中学1年生の時に、事務所の若手が集まって夏休みを全部使って舞台をやったんです。お客さんが集まらないものだから、渋谷の街で『舞台あるので観に来てください』ってビラを配りました」と告白。「僕はバスケ部だったんですが、部活動には1度も行けなくて、夏休みが開けると同級生たちは凄く上手くなっていて、ちょっぴり寂しい・・・みたいな思い出が詰まった中1の夏でした」としみじみ。
さらに、本作で描かれる“絆”についても言及し、「役者の仲間もいますし、DISH//というバンドのメンバーは14~15年くらい一緒にいます。もう話すこともないくらい一緒にいますが、(絆は)自然に生まれるものだなと感じています。時間や年月は関係なくて、出会った瞬間に生まれる絆みたいなものもあると思います。この映画でも瞬間的に巻き起こる絆も感じてもらえるんじゃないかと思います」と語っていた。
『映画クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記』
【ストーリー】
現代に恐竜をよみがえらせた一大テーマパーク“ディノズアイランド”が東京にオープン!子どもも大人も恐竜にムチュ~!
世はまさに恐竜フィーバー!!しんのすけたちはその頃、シロが出会った小さな恐竜“ナナ”と、特別な夏を過ごしていた。
「シロともこうやって、家族になっていったんだなぁ…」と、新たな絆も生まれる野原一家。そんなナナを巡って、アンビリ~バボ~な争奪戦がスタート!ディノズアイランドをオープンさせたバブル・オドロキ―は、あの手この手でナナの居場所を探す。
「ある秘密」がバレる前に…。
しんのすけは、ナナの秘密を知るビリーと出会い、一緒に行動することに。しかし!!そんな中、トラブルが起きて恐竜たちが大脱走!東京で!カスカベで!大暴れ!ビルを破壊し、車をなぎ倒して、しんのすけとシロに迫り来る大ピンチ!ローンがまだ 32 年残る野原家も、恐竜に踏みつぶされ、ひろしは男泣き。ひと夏を一緒に過ごした、ナナの秘密とは?しんのすけとシロ、カスカベ防衛隊が、ナナを守るために東京・渋谷で大奮闘!超巨大恐竜に立ち向かった先に、笑いと涙が止まらないクライマックスが待ち受ける!
原作:臼井儀人(らくだ社)/『まんがクレヨンしんちゃん.com(https://manga-shinchan.com)』連載中/テレビ朝日系列で放送中
監督:佐々木忍
脚本:モラル
声の出演:小林由美子、ならはしみき、森川智之、こおろぎさとみ、真柴摩利
ゲスト声優:北村匠海、オズワルド
主題歌:My Hair is Bad 「思い出をかけぬけて」
公開表記:8.9(金)恐竜フィーバー!!!
コピーライト:©臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2024
映画公式 Twitter:@crayon_official
映画公式 Instagram:@shinchan_movie
映画公式 TikTok:@shinchan_movie
映画公式 HP:https://www.shinchan-movie.com/
8.9(金)恐竜フィーバー!!