全世界累計発行部数が5000万部を突破した超大ヒットコミック『進撃の巨人』の実写版の映画化がついに実現。7月21日、東京・国際フォーラムにて映画『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』の完成披露ジャパンプレミアが行われ、日本国内で初披露。主人公のエレンを務める三浦春馬をはじめ、長谷川博己、水原希子、本郷奏多、三浦貴大、桜庭ななみ、松尾諭、石原さとみ、ピエール瀧、國村隼、樋口真嗣監督が豪華勢ぞろいし舞台挨拶に登壇した。
特設ステージ上段に、キャスト陣のシルエット! 迫力ある炎とともに階段を降りてくると割れんばかりの拍手と歓声が会場に響き渡った。
約4000人の観客を前に、三浦春馬は「日本で今、最も有名で力を持っている『進撃の巨人』の実写版に主演として参加させて頂いたことに、本当に感謝しています」と挨拶。
先日ハリウッドで行われたワールドプレミアについて、「ハリウッドに行けたことが単純にうれしかったです」とニッコリ。「観客のみなさんの感情表現が凄くて。初めて”息を飲む”という事を音で感じることができました」と振り返り、海外の反応にも確かな手応えを感じた様子。同行したヒロイン・ミカサ役の水原も、「二人とも感動して泣きそうでした」と明かした。
キャスト陣を見て「みなさん、こんなにきれいな人たちだったんだ・・・。思い出したくないくらい、すごい汚し方をしてしまって反省しています」と恐縮しきりの樋口監督。その言葉のように、「過酷な撮影だった」と声を揃えるキャストたち。
実写版オリジナルのキャラクターで謎多きカリスマ・シキシマ役の長谷川は、「僕はロープで飛ぶシーンがあるんですが、『死ぬってこういうことかな?』って思いました(笑)」と苦笑い。ハンジ役の石原は「髪にダメージを与えたり、叫ぶシーンでは毎回ホコリや砂が口に入って、その度にうがいをしていました。体を張って頑張りました」とコメント。初めてアクションに挑戦した水原も「やったことないことばかりで毎日が窮地でした。でも期待して観てください」と目を輝かせた。
ジャン役の三浦貴大が、「僕って外人顔じゃないし、どう見てもジャンって名前の感じじゃないですよね?」と話すと、すかさずソウダ役のピエールが「“炒める”と書いてジャンじゃない?」と突っ込み、会場を沸かす場面も。
アルミン役を演じた本郷が、「樋口監督は、役者の話しをよく聞いてくださる方で。僕が冒頭のナレーションをやりたいと言ったら『それいいね!』と言ってくれるし、マントを着たいと言えば、『うん、着ようか』とOKしてくれて。ビジュアル含めてドラえもんです」と樋口監督との思い出を語ると、「あ・り・が・と・う」とドラえもんの声真似で応える監督に会場大爆笑。
なんとも愛くるしい樋口監督だが、「書店に平積みされていた原作の『巨人』と目があったのがきっかけ」と本作の出会いを語り、「これを映像化したら面白いんじゃないかと惚れ込み、原作の面白い要素を詰め込むため、原作者の諫山さんと密にやりとりして作り上げました」と、本作に対する熱意を伝える。
最後は、三浦が「今年の夏の超大型エンターテイメント。凄まじい映像をお届けできると思います」と自信をもってアピール。さらに「僕たちを束ねここに立たせてくれたのも、すべて樋口監督が導いてくれたこと。素晴らしい経験をさせていただき感謝しております」と感謝の気持ちを示しイベントを終了した。
本作は、人を食らう謎の巨人が支配する世界で、人類の希望をかけ巨人との壮絶な戦いに挑む若者たちの姿を描く。原作を元に、映画版として新キャラクターや敵も登場する超大型プロジェクトは、前篇・後編の2部作で公開。なお、日本以外の世界63の国と地域で配給が決定している。
前編は『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』は8月1日、
後編『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド』は9月19日より
全国東宝系にて公開。
公式サイト:http://www.shingeki-seyo.com