小澤廉、映画単独初主演！ パンチ頭で「パンチが効いてる役！」 映画『新宿パンチ』初日舞台挨拶

映画『新宿パンチ』の初日舞台挨拶が、12月1日、東京・シネマート新宿にて行われ、主演の小澤廉をはじめ、共演の吉倉あおい、毎熊克哉、財田ありさ、矢柴俊博と、城定秀夫監督が登壇した。

新宿・歌舞伎町を舞台に繰り広げられる男たちの熾烈（しれつ）なスカウト戦争を描く本作。パンチ頭で童貞、フラれた女は100人とスペック最低の男・道場方正役を、2.5次元ミュージカルに多数出演し、人気を誇る小澤が務めた。

劇中同様“パンチ頭”で登場した小澤は「皆さんのおかげでこの映画の主演を務めることができました。応援してくださっている皆さんに『新宿パンチ』を届けられて嬉しく感じています」と公開を喜び、改めてファンへ感謝の気持ちを口にした。

自身が演じた役がらについて、「情報過多という感じでしたね(笑)。童貞で100人の女性からフラれて、しかもパンチパーマで。パンチが効いているなあって思いました。演じがいのある役どころでした」と笑顔を見せ、「コメディー要素がけっこう入っていると思っていたのですが、監督からは最初は『自然なお芝居をお願いします』と言われました」と明かしつつ、「バッティングセンターで僕が荒ぶるシーンでは、監督が『もっともっと！』って(笑)」と楽しそうに撮影を振り返っていた。

そのほか、撮影時の思い出を聞かれると、「僕が吉倉さんの手を引っ張って、一緒に逃げるシーンがあるんですが、『僕が早すぎたら、ちょっと無理って信号を送ってね』って言っていたんですけど、いざ始まったら、吉倉さんが速くて･･･。僕のことを追い越そうとするんですよ」と自虐ネタで苦笑い。

それを受けて吉倉は「正直遅いなって思って･･･」とぶっちゃけ。「私はヒールだったんですけど、ちょっと緩めました」と続け、会場は大爆笑。立場をなくした小澤も大笑い。

また、作品のタイトルにちなみ“パンチが効いている話”を求められた小澤は「最近、京都に仕事で行っていたんですけど、次の日の朝の仕事が早まって打ち上げにも参加せずに、新幹線に乗って疲れて家に帰ってきたら、電気が止まっていたんですよ･･･。はぁ～って。水でシャワー浴びてそのまま寝ました」と告白し、観客もビックリ。

この日はドレスでハイヒールを履いて登場した吉倉に「こんなに背が高くなかったよね」と詰め寄る小澤。吉倉が「今日はドレスなので･･･」と応えると、小澤は「ヒールを履いて、僕を下げた･･･と。今日は僕の晴れ舞台でっせ！」と吉倉を見上げ会場を沸かす。フォトセッションでは、そんな小澤に気を遣い（？）毎熊と吉倉がかがんでみせると、会場はさらに笑いに包まれていた。

【ストーリー】
童貞でパンチ。歌舞伎町へやってきた。
パンチ頭、22歳、童貞、フラれた女は100人とスペック最低の女好き・道場方正（小澤廉）は、人生大逆転を決意し新宿・歌舞伎町へやって来る。女漁りに勤しむ中、ガールズバーで働くルミ（吉倉あおい）に出会い一目ぼれ。店の黒服・タカシ（毎熊克哉）に暴力を受けていると知り、ルミの再就職先を探し始める。ひょんなことから、スカウトマンの玄（宮崎秋人）と出会い、スカウト会社新宿ドラグーンの社員に。女性たちに声を掛けては水商売、風俗の仕事を斡旋し紹介料を手に入れる方正。ある日、紹介した女性が相次いで引き抜かれるトラブルが発生し…。同業者との抗争、苛烈な暴力による圧力。危険に満ちた歌舞伎町でスカウト戦争が勃発する。

【クレジット】
小澤廉
吉倉あおい　毎熊克哉　宮崎秋人　鈴木隆仁　　矢柴俊博
監督：城定秀夫　脚本：永森裕二／城定秀夫
プロデューサー：久保和明　ラインプロデューサー：浅木大
アシスタントプロデューサー：佐々木圭介
撮影・照明：田宮健彦
制作プロダクション：レオーネ
企画・配給：ＡＭＧエンタテインメント
製作：「新宿パンチ」製作委員会
（C）2018「新宿パンチ」製作委員会
公式HP：http://shinjuku-punch.com/
2018年/日本/カラー/シネマスコープ/93分

シネマート新宿ほか公開中