映画『新解釈・三國志』の公開記念 新解釈バーチャル生配信イベントが、12月2日に行われ、主演の大泉洋をはじめ、共演のムロツヨシ、賀来賢人、橋本環奈、岡田健史と、福田雄一監督が登場した。
超有名歴史エンターテイメント「三國志」を『銀魂』『今日から俺は!!』「勇者ヨシヒコ」シリーズなど、コメディ作品のヒットメーカーとして知られる福田雄一監督が新しい解釈で映画化した本作。
元気よく挨拶をしてスタートした本イベント。和気あいあいとした雰囲気で進行するなか、大泉の饒舌ぶりはこの日も健在だ。
先日行われた完成報告会見では、大泉とムロ以外のキャストは全てパネルで登壇したが、この日は、バーチャル空間での登場となった。その日のことを振り返りながら、大泉は「小栗旬も呼んでくれよ~」とさっそく愚痴る。
大泉と賀来は特に福田組のゆる~い現場から、他作品の現場でのギャップに苦労したという。大泉はこの現場が終わってから、TBSドラマ日曜劇場「ノーサイド・ゲーム」に出演。「日本一ゆるい現場から、日本一厳しい現場に行きました。(日曜劇場は)セリフを間違えたらOKでないんだもの。福田組は笑っても、間違ってもOK!」と明かす。それゆえに、「『三國志』に帰りてぇな~」とマネージャーにこぼしていたといい、「この現場の居心地は最高でしたね」と笑った。
賀来は『今日から俺は!!』の現場から、日曜劇場「半沢直樹」の現場にスイッチ。「寒暖差アレルギーが出そうでした(笑)。『半沢直樹』の現場は本当に張りつめていた。こんなに違うなんて・・・」とコメント。
その言葉に福田監督は「(現場の)空気が張りつめないように気をつけていました。言い合いになりそうだったら、『みんなの見えないところの端に行ってやってね』って言ってましたから」と、監督なりの気遣いを見せる。
橋本とムロは福田組の常連だが、これまで共演シーンがほとんどなかったという。今回はじめて夫婦役を務めたが、橋本は「実際に目の前でムロさんが演じているのを見ることができて楽しかったです」とニッコリ。ムロも「息がぴったりの夫婦になれました」と満足気。
今回、大泉と同じく福田組初参加となった岡田は「福田監督のことは色々お話を聞いていました。本番中に大笑いしてもOKになるとのことだったので、楽しくやらせていただきました」とマイペースで撮影を楽しんだ様子。そんな岡田を福田監督は「純朴なバカを演じてほしかったが、まさに純朴なバカでした(笑)」と称えると、ムロも「迷ったまま本番に臨む岡田くんがすげえ良かったって言ってましたよ」付け加え、「慣れさせちゃいけない」としたり顔で話した。当の岡田は「(その意図を)感じる余裕はなかったです」と苦笑い。
好きなことをやっていると評判のエンタメ作品の本作。「この人は本当に好きなことをやってるなと思った人は?」と聞かれると、大泉は「ムロツヨシ」と即答。「ムロは、セリフは2割で残りはアドリブ。佐藤二朗は10割アドリブです」と言い切る。
ムロと岡田が山田孝之の名前をあげると、監督が「セリフが長いからカットした。でもあの山田くんのアドリブがあったからこそ、大泉さんのいいセリフが出てきたんです」と自身の手法に自信を見せていた。
その後も本作の見どころシーンを少しだけ披露しながらトークを展開。最後は大泉が「わちゃわちゃした楽しい映画です」とアピール。みんなで観てねー!」と声を揃えてイベントを終了した。
映画『新解釈・三國志』
脚本・監督:福田雄一
配給:東宝
公式サイト:https://shinkaishaku-sangokushi.com/
12月11日(金)全国東宝系にてロードショー!