映画『#真相をお話しします』の公開初日舞台挨拶が、4月25日、東京・TOHOシネマズ日比谷にて行われ、W主演の大森元貴、菊池風磨をはじめ、共演の中条あやみ、岡山天音と、豊島圭介監督が登壇した。
ミステリー界の超新星・結城真一郎のミステリー小説「#真相をお話しします」を、豊島圭介監督がメガホンを取り実写映画化。本作は、あらゆるゴシップの真相を明かしていく生配信チャンネル「#真相をお話しします」で、驚愕の暴露の数々と高額投げ銭が飛び交うなか、警備室の男たちが一世一代の大勝負を繰り広げる様を描く、前代未聞の暴露系エンターテイメント。ある事件をきっかけに心を閉ざしてしまった警備員・桐山を菊池風磨(timelesz)、その横にいる謎の男・鈴木を大森元貴(Mrs.GREEN APPLE)が演じ、ほかにも中条あやみ、岡山天音、福本莉子、伊藤健太郎、柳俊太郎、田中美久、 齊藤京子、原嘉孝、伊藤英明ら豪華キャストが顔を揃えた。
ついに公開を迎え、「やったね!」「やったねー」と顔を見合わせる大森と菊池。大森は「役者としての映画の初日舞台挨拶は初めて」としながらも「(音楽の)リリース時と近いものがありますね。鈴木がどう伝わったのかと思うし、(自分の手から離れていく)寂しい気持ちもあって似ていると思います」と今の気持ちを語った。
菊池は「率直に言って嬉しいです。でも、嬉しい中にもちょっと寂しさもある。文化祭が始まった気分。文化祭は始まったらあっという間だから。夜の校舎でみんなで作業していたのが良かったな・・・みたいな。そんな気持ちです」と言い、大森たちも「わかる、凄いわかる」と同意。
この映画のためにYouTubeをやったり、宣伝活動もしたり、2人で過ごす時間も多かった大森と菊池だが、お互いに人見知り。YouTubeチャンネル「#真相の部屋」では、「#1は酷かったよね(笑)」と菊池。2人で「「あれでもお互い頑張ったほう」と懐かしむと、中条が「私はお母さんのような気持ちで2人を見ちゃって。ちょっと距離がある2人から、今ではこんなに仲良くできるなんて思ってもいなかったです・・・」と泣くふりをして笑いを誘いつつ、「文化祭?遠足? 文化祭をみんなで盛り上げていこう!エイエイオー!」とこぶしをあげ、会場を盛り上げる。
早くも多くの反響が届いているが、大森は「いろんな方々が違った感想を述べられていて、観る方によって変わる不思議な作用があるなと」述べると、菊池も「感想を見て、また楽しめると思います」と。中条は「『(ラストが)分かってから、もう1回観たい』という感想がありました。結末を一緒に話したくなる、価値観を共有すべき映画」と力を込め、監督は「特に最後のシーンに力を注いだので、『最後が良かった』という感想が多くて安心しています」と安堵の顔を見せる。
大森は鈴木という人物を演じて、「鈴木は本当に不思議な人。一見突飛に見えるけれど、実は凄く“人”らしいなと思って。もの凄く純粋で、人懐っこいからこそ、いろんなことに傷ついたりしたんだろうなと思った。なので、まずは鈴木と仲良くなり、鈴木を深く理解することを意識しました」と回顧した。
鈴木と似ているところは?と問われると、「僕は声を荒げたりしないので、似ていないけれど」と大森。監督が「あのシーンは大森くんのアイディアでできたんだよね」と明かす。鈴木は「普通の人だと思っているので、誰しも自分の感情をコントロールすることってできないんじゃないかと。鈴木が凄く不器用な気がしたので」と説明し、「似ているところは人が好きなところかな」と微笑んだ。
一方で、菊池演じる桐山は、ある種視聴者に一番近いような立場。菊池は「元々の桐山と、事件をきっかけに変わってしまった桐山と2人いるようなイメージがありますが、どちらかというと事件前の桐山は“自分の中でこうじゃなきゃいけない”というように作られたような桐山のような気がして。事件後の桐山が実は本当で、心が壊れてしまった分、本音が見えているような気がしたので、よりナチュラルな雰囲気を出せるように意識しました」と、役と向き合った様子。
2人以外にも多くのキャラクターが出ており、見どころもたくさんがあるが、中条は「冒頭の子供たちのシーンが好きです。“知ること”の大切さを伝えている気がする」とニッコリ。岡山は「伊藤英明さんがかなり印象に残りましたね。カッコいいのか、キモいのかわかんない(笑)。英明さんにしか出せない感じですし、キャラの濃い方たちが集まっていたので、自分が出演している映画ではありますが、客観的に観られてお客さんとして楽しませていただきました」とコメントした。
監督は「今日の4人は同じ空間で同じ芝居をしているんですが、ある種格闘技戦。アーティスト、女優でありモデル、アイドル、生粋の俳優。それらがちょっとずつ影響する貴重な空間でしたね」とそれぞれの化学反応を喜ぶ。
また、映画の内容にちなみ、「これまでに究極の選択をしたことは?」と聞かれると、岡山は「最近引っ越しした部屋の床にフロアーマットを敷いたんですが、夜10時から始めた。朝10時までかかったんですが、その時間から始めるかどうかが究極の選択だった」と答え、中条は「撮影に入る前に自転車で転んだのですが、手からつくべきか、どう転ぶべきか一瞬で迷ったんです。ちょうどオリンピックを見ていたので、柔道の受け身のように肩から落ちたんです。結果、肩だけの怪我で済んだし、映画でもメイクなしのリアル(の傷)で出たのでコスパもいい!プロだと思った」と自画自賛。思わず菊池が「プロは転ばない!(笑)」とツッコミを入れる場面も。
菊池は、この日宣伝のため電波ジャックもあり、5時半起き。それでも「昨日インスタライブをしたんですが、中条さんが『サウナ行こうかな~』と言っていて。その言葉が気になってどうしても夜中にサウナに行きたくなってしまって、結局寝たのが3時半。今、めっちゃ眠いです」と告白。
大森は「この映画のオファーを受けて、出演するか否かが究極の選択でした」と。「でも、愛のある熱意ある言葉を受けて、何かお力添えできればという気持ちになりました。刺激的な毎日を送れて楽しい日々でした」と充実感を滲ませる。
さらに、本作の主題歌であるMrs.GREEN APPLEの「天国」についても話が及び、大森が本作のために書き下ろした意図を「お芝居とは全然違う角度でまた向き合い直して、誰が悪いとかじゃなく、誰もが悪い・・・、このお粗末な生き物をどうやったら愛していけるのかみたいなことに立ち返って書きました。僕としても新しい側面と表現をお届けできるのが凄く感慨深いし、嬉しい」と話す。
撮影時から曲を聴いていたという菊池は「大森くんが怖いのは、撮影期間中に(曲を)作るんです。“撮休があったから作っちゃった”・・・みたいな。デモの段階でクオリティーがめちゃくちゃ高い!」と話し、岡山も同調。「一緒にデモを聞かせていただいたんですが、イヤホンを“相耳”してくるんですよ。あれ、好きになっちゃうよね」としながら、「めちゃくちゃいい曲だし、デモの段階でカッコ良くて壮大で、役に入り込もうとするとリンクするんです。ちょっと意識しちゃう。あの曲好きです」と、曲にも大森にも惚れ惚れ。その言葉に大森は大照れだった。
#ストーリー
多額の報酬をかけた生配信チャンネル #真相をお話ししますスタート!
あるビルの警備室で、パソコンの画面をのぞき込む2人の男たち。
彼らは、あるチャンネルの生配信を今か今かと待っていた。
生配信暴露チャンネル #真相をお話しします
そこで明かされるのは、あらゆるゴシップの真相。有名人の裏の顔、世間を騒がせたあの事件の報道されていない真実…。スピ(話)-(し)カー(手)に選ばれし者はとっておきの真相の暴露と引き換えに観衆からの投げ銭を獲得する、一世一代の大勝負が繰り広げられる今一番ホットな場所。
驚愕の暴露の数々に沸く観衆と、飛び交う高額の投げ銭。チャンネルが史上最大の盛り上がりを見せるなか、ついに警備室の男たちにスポットライトが当たり…
今宵明かされるその真相、あなたも覗きたいと思いませんか?
前代未聞の暴露(ゴシップ)系エンターテイメント開幕!
#作品概要
◆タイトル:『#真相をお話しします』
◆企画・プロデュース :平野隆
◆エグゼクティブプロデューサー :大脇拓郎
◆原作:結城真一郎『#真相をお話しします』(新潮文庫刊)
◆脚本:杉原憲明
◆監督:豊島圭介
◆出演: 大森元貴 菊池風磨
中条あやみ 岡山天音 / 福本莉子 伊藤健太郎 栁俊太郎 綱 啓永 田中美久 齊藤京子 原 嘉孝
桜井ユキ / 山中 崇 秋元才加 大水洋介 / 伊藤英明
◆制作:ツインズジャパン
◆配給:東宝
◆公開日:2025年4月25日(金)
◆コピーライト:©2025 映画「#真相をお話しします」製作委員会
◆X(旧 Twitter): @shinso_movie
◆Instagram: @shinso_movie
◆TikTok: @shinso_movie
©2025 映画「#真相をお話しします」製作委員会
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