『映画 少年たち』の完成披露試写会が、1月30日、TOKYO DOME CITY HALLにて行われ、SixTONES、Snow Man、西畑大吾(なにわ男子)、関西ジャニーズJr.と、本木克英監督が舞台挨拶に登壇した。
本作は、1969年の初演から50年を迎え、これまでKis-My-Ft2、A.B.C-Z、ジャニーズWESTらもジャニーズJr.時代に出演を果たしている、ジャニー喜多川氏が手がけた伝説の舞台「少年たち」を初めて映画化。心に深い傷を持ち、それぞれの事情を抱えて少年刑務所に収監された少年たちの抵抗、悩み、葛藤を、オリジナル楽曲とダンスに乗せて描く日本発のミュージカル・エンターテイメント。SixTONES、Snow Man、関西ジャニーズJr.らの次世代スターを担う東西のジャニーズJr.たちが総出演し、関ジャニ∞の横山 裕、 A.B.C-Zの戸塚祥太らが脇を固める。
上映が始まると、キレキレのダンスや歌、笑い、そして涙・・・と彼らの一挙手一投足に釘付けになる観客は映画を堪能。そして、上映が終わると、サプライズでライブがスタート! SixTONES、Snow Man、西畑大吾、関西ジャニーズJr.、宮近海斗(Travis Japan)、中村嶺亜(7MEN 侍)、HiHi Jets、美少年、5忍者、少年忍者、ジャニーズJr.研修生が次々と登場し、本編でも歌われている楽曲を含む全11曲をパフォーマンス。会場に集まった約1400人のファンを熱狂させた。
続いて行われた舞台挨拶では深澤辰哉、田中樹、室龍太がMCを担当しトークを展開。
本木監督は「約1年前に撮影したんですが、その頃は(映画が)出来上がらないんじゃないかと不安もありましたが、完成披露のこの日を迎えて嬉しく思います」と笑顔を見せ、「やっぱりジャニーさんが50年も手がけてきた舞台ということですごい好奇心がありました。みんな、愚痴とか弱音とか絶対裏でも言わず感心しました。みんなに背中を押されてできたようなもんです」と、彼らの頑張りを称えた。
舞台「少年たち」が映画化されたことについて、高地は「Snow ManとSixTONESが(舞台で)座長を務めさせていただいて4年が経ちまして。それがスクリーンに・・・。この歴史ある作品に、僕たちの名前が残せるチャンスだなと思い嬉しかったです。この映画ができてよかったです」と感無量の様子。
佐久間は、「奈良の刑務所で撮影できるということで凄くうれしかったです。重要文化財で撮影させてもらいました。これからホテルになるみたいなので、そうなったらまた行ってみたいです」とコメント。
映画の見どころでもある冒頭シーンでは、8分間に及ぶワンカット撮影を実施。深澤が「ワンカメ大変だったよね」と言い、田中が「あれ一発OKだったんですよね?」と興奮ぎみに振り返る。本木監督が「あのシーンのために、スタッフは2ヵ月準備しました(笑)。スタッフは自分たちが映らないようにとか、動線とか」と明かすと、一同は「ありがとうございます!」と頭を下げ感謝する。
松村は「ワンカメショーの導線をふざけて通るのおもしろかったよね!」と裏エピソードを披露。ジェシーが「みんなふざけすぎて・・・(笑)」と笑うと、深澤も「ちょっとふざけすぎて使えない部分がいっぱいあったんだよね(笑)。 導線が一緒だって気づいているのかな?」と、吐露。佐久間は「いろんなシーンが隠れているんで、ぜひ何回も観てほしいよね!」とアピールした。
京本は、児童養護施設職員役として出演した戸塚祥太(A.B.C-Z)との共演について「戸塚くんの穏やかな空気に包まれてやりやすかったです。(京本が演じた)新入り役を何年もやってきた戸塚くんと僕が対面して演技するっていうのは、感慨深くてグッときました」としみじみ。
さらに、看守長役で出演した横山裕(関ジャニ∞)の話が及ぶと、田中が「横山くんが古傷が残ってる足を引きずるシーン、弱ってる感じなのに迫力がすごかったんですよ」と横山の名演技を絶賛。続けて「その日撮影が終わったら、高地が横山くんに『足大丈夫ですか?』って聞いてて」と暴露し大笑い。高地は「ちゃんと台本を読み込めてなかった自分がすごい恥ずかしいんだけど、そのくらいの演技力で・・・」と大慌てで弁明するも、「横山くんが『役やねん。でも、そんなに痛さが伝わったんならよかった・・・』ってフォローしてくれたんです。本当に優しい先輩」と憧れの眼差しを向けていた。
最後に、岩本が「この作品はジャニーさんの愛がたくさん詰まった作品になっていますので、家族、友達、恋人と、世代を超えて、たくさんの人に愛される作品になってくれたらと思います」と、西畑は「老若男女問わず愛される作品になると思いますので、ぜひみなさん「#少年たちエモい」で拡散していただければと思います!(笑)」とニッコリ。ジェシーは「ジャニーズの素晴らしさが詰まっています。僕たちは結構歴も長くて、CDデビューしていなくても、こうやって作品ができることが凄く嬉しいです。今後もジャニーズJr.の応援、そして映画のほうも盛り上げていきたいと思っているので、よろしくお願いします」と思いの丈を伝え、イベントを締めくくった。
<STORY>
2012年、とある少年刑務所。ここは犯罪に手を染めた少年たちがそれぞれの事情を抱えて収監される場所。刑務所内にはいくつかの房がある。赤房と青房の少年たちは互いをライバル視して喧嘩を繰り返し、黒房はそれを面白がって傍観している。常に監視され抑圧された刑務所ではあるが、それでもシャバよりはましだ。ある日、刑務所に一人の新入りがやってくる。身寄りのない彼は誰とも馴染もうとせず、いつも独りぼっちで日記を書いていた。そんな頃、新しい看守長が赴任してくる。徹底的にお前たちを鍛えなおす、と高圧的に告げ、少年たちを暴力で支配し始める看守長。以来、地獄のような日々が少年たちを待っていた。新入りは、いじめを受けた自分を庇い、懲罰を受ける同じ雑居房の少年に心を寄せるようになっていく。いつしか二人は親友になり、仲間も増え、夢を語るようになる彼ら。しかし、看守長の圧制はいよいよ厳しさを増し、我慢の限界にきていた少年たちは団結し、密かにある計画を練るが…。
ジェシー 京本大我 髙地優吾 松村北斗 森本慎太郎 田中 樹 / SixTONES
岩本 照 深澤辰哉 渡辺翔太 阿部亮平 宮舘涼太 佐久間大介 / Snow Man
西畑大吾 / なにわ男子
向井康二※1 室 龍太 正門良規 小島 健 / 関西ジャニーズJr.
宮近海斗/Travis Japan 大西流星/なにわ男子 嶋﨑斗亜/関西ジャニーズJr. 中村嶺亜/7 MEN 侍 川﨑皇輝/5忍者
HiHi Jets Sexy美少年 7 MEN 侍 5忍者 Jr.SP なにわ男子 関西ジャニーズJr.
戸塚祥太(A.B.C-Z) 山下リオ 森口瑤子 伊武雅刀 横山 裕
製作総指揮:ジャニー喜多川
監督:本木克英 脚本:石川勝己 脚本協力:川浪ナミヲ 高見健次 音楽:長谷川雅大
撮影:南野保彦 照明:江川敏則 美術:須江大輔 録音:栗原和弘 松本悟 編集:川瀬功(J.S.E.)
助監督:井上昌典 振付:SANCHE
特別協力:法務省
企画協力:ジャニーズ事務所
制作プロダクション:松竹撮影所
配給:松竹
公式サイト:http://shonentachi-movie.jp/
※1 現在、向井康二はSnow Manとして活動
2019年3月29日(金)全国ロードショー