Open Close

高橋文哉&西野七瀬「トリプル主演の気持ち」 さくら(犬)とともに公開をお祝い! 映画『少年と犬』初日舞台挨拶

DSC_5305

映画『少年と犬』の公開初日舞台挨拶が、3月20日、東京・TOHOシネマズ日比谷にて行われ、W主演の高橋文哉と西野七瀬をはじめ、共演の伊原六花、木村優来、宮内ひとみと瀬々敬久監督、多聞役を演じた犬(ジャーマンシェパードドッグ)のさくらが舞台挨拶に登壇した。

馳星周の短編連作小説「少年と犬」を原作に映画化した本作は、大切な人に会うために岩手県釜石から彷徨い日本を縦断する犬の“多聞(たもん)”と、旅路で出会った様々な背景を抱えた人々との心の交流を描いた感動の物語。
瀬々敬久監督がメガホンを取り、映画『ラーゲリより愛を込めて』のチームが再集結。震災により職を失い仙台で生活を送る中、犬の“多聞”と出会う青年・中垣和正を高橋文哉、“多聞”により命を救われる滋賀に住む女性・須貝美羽を西野七瀬が演じる。

DSC_5251

DSC_5336

公開を迎え、高橋は「撮影から1年ぐらい経ちまして、撮影当時はこんなにさくらと西野さんの3人でいろんな番組を回るとは思っていませんでした」と宣伝活動を主演とさくらで活動してきたことを振り返り、「舞台挨拶場で初日まで一緒に立ってくれて、この作品の核となる部分を演じてもらったので、僕らは心からトリプル主演だと思っています。今日を一緒に迎えることができてすごい嬉しいです」と言いながら、さくらにもマイクを向け「、嬉しいワン!って言ってます」と代弁した。

DSC_5237

DSC_5320

西野も「(公開を迎えて)すごく嬉しい気持ちです。やっと皆さんに観ていただけるわけですが、皆さんに何が届いていくのか、感想が楽しみです」と笑顔を見せる。

DSC_5332

和正の姉で、認知症の母を介護しながら働く中垣麻由美を演じた伊原六花は、本作の感動部分について触れ、「グッとくるポイントが多々あります」としながら、「もちろんラストのシーンもそうですけど、実は和正さんと美羽さんが一緒に大熱唱する歌のシーンがすごく好きです。それまではお互いを探りながら一緒に行動していたけれど、そこでグッと距離が縮まるような感じがして。言葉なしでもそのシーンだけで伝わってくるので」と明かした。

伊原の言葉に、「絶妙な緊張感がありましたね(笑)」と高橋。西野も「私は絶妙な緊張感とゆるさで撮ってたのをすごく覚えています。AKBの“ヘビーローテーション”とあの(歌う)シーンのちょっと緊張感みたいなもののアンバランス感が私も凄く好きなので嬉しいです」と、伊原の感想を喜んだ。

DSC_5255

監督は、「この作品は特別な思いがあります。人間の努力ではどうにもできないのが、“老いと死”、そして天災。今回は多聞という犬が僕たち人間を救ってくれているようなテーマがある。僕にとっても大切な存在だと思っています」と感慨深げに語った。

DSC_5330

“多聞”にとって「たった1人の大切な人」である少年の母・内村久子を演じた宮内ひとみは、「これまで母親という役はなかったので、私で大丈夫かなっていう気持ちもあったんですけど。さくらから家族の愛という形を現場でいただいて演じることができました」としじみじ。

DSC_5241

DSC_5278

少年・光を演じた木村は、すっかりさくらと仲良くなったそうで「会うのは3か月ぶりくらいです。撮影後も一緒に遊びに行きました」と告白。高橋が「え?プライベートで?」と尋ね、撮影後も交流があったことを知り周囲を驚かせた。

映画の中で重要なキーワードでもある「胸に秘めた大切なもの」について、宮内は「実は撮影中に母が亡くなりまして・・・。今回子供に対する考え方を母に教わりました。母親の強さを感じました。私のここ(胸の中)にいます」と手を胸に当てた。

木村は「お兄ちゃんや家族。飼っている犬。そして死んじゃった2匹の犬が(ここに)います」と話し、「なので、犬の映画に出られてとても嬉しかったです」とニッコリ。

伊原は「高校時代に過ごした時間」と答え、「とても厳しいルールとかもありましたが、お仕事をするうえで礎になっている。それがあったから今も踏ん張れる」と部活動のダンスから様々な道が開いていったことを述べ、「今も“バブリーダンス”は踊れます!」と笑った。

DSC_5264

西野は「自分を大事にしようと思う心」とし、「色々悩んだり考えても、最後に決めるのは自分なので」とキッパリ。

DSC_5231

DSC_5235

高橋は、高校時代のバイトの上司の話をし、「料理人を目指していた自分が芸能というものに興味を持ち始めたころ、エリアマネージャーさんから言われたのが『好きなことを仕事にしたいと思う感情は、唯一周りの人を振り回していいわがままなんだよ』と言われて。その言葉が今でもここに残っています」と話し、当時の上司に感謝していた。

最後は、高橋と西野とさくらが紐を引っ張り巨太くす玉を割ってフォトセッションを行い、公開を祝った。

DSC_5292

DSC_5240

DSC_5295

(WEB用)本ポスター

<あらすじ>
その犬は、傷ついた人々に寄り添いながら日本を縦断した。
ただ…、一人の少年に会うためだけに。

震災から半年後の宮城県仙台。
職を失った青年・和正(高橋文哉)は、
同じく震災で飼い主を亡くした一匹の犬・多聞(たもん)と出会う。

聡明な多聞は、和正とその家族に瞬く間に懐き、
一家にとって無くてはならない存在となるが、多聞は常に<南の方角>を気にしていた。
そんな中、家族を助けるため、危険な仕事に手を染めてしまった和正は、
やがて事件に巻き込まれ、その混乱の最中に多聞は姿を消してしまう――。

時は流れ、多聞は滋賀で悲しい秘密を抱えた女性・美羽(西野七瀬)の下で過ごしていた。
多聞と過ごすことで、徐々に平和な日常を取り戻してく美羽の前に、
多聞の後を追ってきた和正が現われる。

こうして2人と1匹の新たな生活が始まるが、
痩せ細った身体で傷ついた人々に寄り添いながらも、
たった一匹で<南の方角>に向かって歩いていく多聞には、
一人の少年と誓った約束があった――。

映画『少年と犬』
原作:馳星周「少年と犬」(文春文庫)
監督:瀬々敬久
企画・プロデュース:平野隆
脚本:林 民夫
出演:高橋文哉 西野七瀬
伊藤健太郎 伊原六花 嵐 莉菜 木村優来(子役) / 栁俊太郎 一ノ瀬ワタル 宮内ひとみ
江口のりこ 渋川清彦 美保 純 眞島秀和 手塚理美 益岡 徹
柄本 明 / 斎藤 工
主題歌:「琥珀」SEKAI NO OWARI(ユニバーサル ミュージック)
制作スケジュール: 2024年3月イン~5月アップ
配給:東宝
コピーライト:©2025映画「少年と犬」製作委員会
公開日:2025年3月20日(木・祝)
公式サイト:https://shonentoinu-movie.jp/
公式X(旧 Twitter):https://x.com/shonentoinu_mv
公式Instagram : https://www.instagram.com/shonentoinu_mv

全国公開中!