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横浜流星、藤井監督との次回作は“コメディ”? プライベートでも親交のある原日出子には「心強かった」と感謝! 映画『正体』大ヒット御礼舞台挨拶

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映画『正体』の大ヒット御礼舞台挨拶が、12月10日、東京・丸の内ピカデリーにて行われ、主演の横浜流星をはじめ、共演の吉岡里帆、原日出子と、藤井道人監督が登壇した。

本作は、殺人事件の容疑者として逮捕され死刑判決を受けるも脱走した男・鏑木が日本を縦断し、それぞれまったく違う姿をして出会った4人から見た鏑木を捉えながら、真相に迫る逃亡サスペンス!

鏑木を横浜流星が演じ、指名手配犯だと気づくが彼の無実を言じる沙耶香を吉岡里帆、日雇い労働者として鏑木と共に工事現場で働き、親しい友人となるが、犯人ではないかと疑う和也を森本慎太郎、介護施設で鏑木と出会い恋心を抱く舞を山田杏奈、鏑木を追う刑事・又貫を山田孝之が扮する。

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公開週末ランキング1位を獲得し、大ヒットスタートとなった本作。昨日は大阪・名古屋と10回の舞台挨拶を遂行した横浜と藤井監督もかなりの手応えを感じていたという。この日も「2回以上観た人は?」と観客に問うと7割以上が手を挙げ、横浜たちも驚きを隠せない。

来年の大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」に主演する横浜も、「大河のスタッフの皆さんからも『観たよ』ということプラス、熱い思いを伝えてくれて・・・」と感激しきり。「これまでの作品にも思いはありますが、この作品は特に思い入れがある作品。もっともっと多くの方に届いてほしいです」と力を込めた。

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吉岡も「この作品はエンターテイメントとしても素晴らしいし、ちゃんと考えなきゃいけないことだった・・・と(感想をいただいた)。“信じる”ということがテーマですが、一見キレイに描かれそうなところを凄くセンシティブに描いているところがいい!という感想が凄く嬉しくて」と感動していた。

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物語の鍵となる一家殺人事件の遺族井尾由子を演じた原は、「自分が出演した映画がヒットする、こんな嬉しいことはないですね」と笑顔を見せ、「試写を観たときにヒットすると思った。その時に監督に『おめでとうございます』って(先走って)言った記憶があります(笑)」と回顧。

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また、今回共演の横浜とはプライベートでも昔から交流があったそうで、「流星くんは高校生のころからよく知ってるんです。息子と同級生でね。うちにも遊びに来てみんなで雑魚寝したり、私のご飯を食べたりね。空手も観に行って応援したり、本当に仲良かったんですよ」と話し、「なので、彼の作品はずっと追っていて、活躍しているな、いい芝居しているなと思っていて。今回共演できたことは本当に嬉しくて、私も恥ずかしくないように頑張ろうと凄く緊張しました。彼の成長ぶりは本当に眩しくて、ご一緒できて嬉しかったです」と感慨深げに語っていた。

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一方で、横浜は原について「昔から知っているので、心強かったです。由子さんの前では鏑木も18歳に戻るんです。すんなりと自分と鏑木が重なっていきました」と、自身の原のとの関係性が役作りにも役立ったという。

そんな横浜を原は「大スターに成長して、我が子を見るような気持ち。これからも追っかけます!」とエールを送り、横浜を照れさせた。

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4年の年月をかけた本品が公開されたが、「また藤井監督とタッグを組むとしたらどんな役をやってみたい?」と問われると、吉岡は「いままで恋愛ものへの苦手意識がすごくあって、社会派作品とか、家族作品を好んでやってきたのですが、今回、沙耶香として鏑木と時間を過ごしてみて、恋愛というより深い愛の物語を藤井さんとだったらできそうだと思いました」と自身の新しい扉がを開けたよう。

原は「私は”藤井道人追っかけ女優”ですから。なんでも呼んで!と言っているんです。いつの間にか現場で一番上になっちゃったりするんですけど、少し後ろに引っ込みがちな自分を、こう、ガーッと感情を揺さぶってくれて、現場に引っ張り出してくれる監督なので、私にとってはさらなる成長させていただける監督なんです」と絶対的な信頼を寄せ、「いろんな作品のスパイスになれたら」と、続けて藤井監督とのタッグを熱望する。

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横浜は「(自分とは)無縁な、コメディかな」と答えつつ、「いや、でも・・・自分たちがやる意味のあるものをやっていきたいなとは思いますね」と付け加える。その言葉に藤井監督は「先日、バッグヤードで山田孝之さんが『コメディをやったらいいじゃん』と言ったからだと思います」と笑いながら、「でもたぶん僕と流星は(コメディの)才能がないので(笑)」と答えると、横浜は「でもちょっと挑戦したいと思った・・・」とまんざらでもない様子。原も「私もコメディいいなと思う。エンドロールでみんなで踊る!?」と言い出し、会場の笑いを誘っていた。

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続けて藤井監督は「流星とは10代から一緒にやってきてる分、やっぱり等身大の彼の年齢のものをしっかりと撮り続ける。年齢とともに出てくる味というのがきっとあるので、今日ご一緒している3人の皆さまのその年でしかできない感情だったり瞬間みたいなものを撮れる作品をこれからも作っていきたいと思っています」と真摯に語った。

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また、イベント終盤にはたくさんの熱いメッセージが手書きで寄せられた大きなメッセージボードが登場。4人は食い入るようにメッセージを見つめ、「皆さんに届いているんだなと感じた」と感銘を受けていた。

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最後に監督が「来年、流星の大河ドラマ主演『べらぼう』が始まります。この映画がしっかりその時も続いてくれると嬉しいです。どんどん素敵な俳優になってきている姿を監督として見れて、そして吉岡さん、原さんほか素晴らしいキャスト・スタッフとこの映画を作ることができました。ぜひ皆さんの力でさらにこの映画を盛り上げていただいたいです」と声をかけ、横浜は「いろんな思いがこみ上げてきます。本当にこの作品が皆さまにとって大切な作品になり、愛していただけると嬉しいです。ぜひ皆さんの周りの方や SNS等でこの作品を広めていただけたら」とメッセージを送り、舞台挨拶を締めくくった。

【0924解禁_本ポスタービジュアル】

<STORY>
日本中を震撼させた凶悪な殺人事件の容疑者として逮捕され、死刑判決を受けた鏑木(横浜流星)が脱走した。潜伏し逃走を続ける鏑木と日本各地で出会った沙耶香(吉岡里帆)、和也(森本慎太郎)、舞(山田杏奈)そして彼を追う刑事・又貫(山田孝之)。又貫は沙耶香らを取り調べるが、それぞれ出会った鏑木はまったく別人のような姿だった。間一髪の逃走を繰り返す343日間。彼の正体とは?
そして顔を変えながら日本を縦断する鏑木の【真の目的】とは。その真相に心震える感動のサスペンス!

映画『正体』
■原作:染井為人『正体』(光文社文庫)
■出演:
横浜流星
吉岡里帆 森本慎太郎 山田杏奈
前田公輝 田島亮 遠藤雄弥 宮﨑優 森田甘路
西田尚美 山中崇 宇野祥平 駿河太郎 / 木野花 田中哲司 原日出子 松重豊
山田孝之

■監督:藤井道人
■脚本:小寺和久、藤井道人
■配給:松竹
■公式サイト: https://movies.shochiku.co.jp/shotai-movie
公式X: shotai_movie https://twitter.com/shotai_movie
公式Instagram: shotai_movie https://www.instagram.com/shotai_movie
■レーティング:PG12
■公開:11月29日(金)
■©表記:(C)2024 映画「正体」製作委員会

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