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大沢たかお「これは壮大な船出!ここから始まる」 キャストらも続編を熱望! 映画『沈黙の艦隊』初日舞台挨拶

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映画『沈黙の艦隊』のしょにち舞台挨拶が、9月29日、東京・TOHOシネマズ 日比谷にて行われ、主演・プロデューサーを務めた大沢たかおをはじめ、共演の玉木宏、上戸彩、ユースケ・サンタマリア、中村蒼、江口洋介と、吉野耕平監督が登壇した。

本作は、1988~96年に「モーニング」(講談社)で連載された、かわぐちかいじの大ヒットコミック「沈黙の艦隊」を実写映画化。「核抑止力をもって世界平和をいかに達成するか」という真摯な問題提起が、壮大な海中戦闘アクションと重厚な政治サスペンスに乗せて驚きのストーリーで展開される、アクション・ポリティカル・エンターテインメント作品。

「ハケンアニメ!』の吉野耕平監督がメガホンを握り、主人公・海江田四郎を大沢たかお、逃亡した海江田を追うディーゼル潜水艦<たつなみ>艦長・深町洋役を玉木宏、政府の陰謀を訝るニュースキャスター・市谷裕美役を上戸彩、海江田・深町とかつて同じ艦に乗っていた隊員・入江蒼士役に中村倫也、内閣官房長官・海原渉役を江口洋介が演じ、他にも、水川あさみ、海自一の聴力を自負する<たつなみ>ソナーマン・南波栄一役にユースケ・サンタマリア、海江田の右腕であり冷静沈着な<シーバット>副長・山中栄治役に中村蒼らが、個性豊かに演じる。

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大沢は、上映後の観客を見渡しながら「皆様が楽しんでいただけたと信じているものの、『この先どうなるんだよ~!?』という痛い視線も感じております」と苦笑いしつつ、「30年以上前にかわぐち先生が描かれた壮大な船出が、ここからまた始まると思っています。まず本作を第1弾として、この先も期待して待っていていただければと思います」と胸を張った。

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玉木も「どの世代の方がご覧になっても純粋に楽しめるエンタテインメント作品になっています。僕としても、次を」と期待を込める。

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本作において、オリジナルキャラクターを演じた上戸は「オリジナルキャラクターはまず叩かれるんです。でも、この作品に携わりたいと思った。結果、参加できてよかったなと思いました。カッコいい男性の方たちを堪能して」と笑顔でアピール。

続けて、「吉野監督って現場でも癒やし系なんです。この監督がこんな力強い作品を作れるんだ!と思いました」と言うと会場から笑いが漏れる。すかさず、ユースケが「何様なんだよ!」とツッコミを入れるも、「現場でグミを食べていたり、かわいい姿しか見ていなかったんですよ」と返し、吉野監督のギャップにメロメロ。

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TOHOシネマズ日比谷でよく映画を観ているというユースケは「多いときは“週8”で映画を観る」と言い、「先日も(本作の)予告編が流れていたんですが、自分が出てることを度外視して、イケてる映画だなと思いました」と太鼓判を押し、「確実に“2”あります! もっと言って、『5』までありますよ! 皆さん! おそらく“スピンオフ”も作られます! 僕はスピンオフで力を発揮するタイプだから!」と言い切り、会場から割れんばかりの拍手が送られた。

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その言葉に監督も「僕もそれぞれの登場人物をもっと見たいと思っていて。スピンオフがあるといいなと思います」と同調。江口も「各省庁の協力があって出来上がったところもある。原作ファンも大喜びに間違いない。たぶん、これ続きますね」と意気揚々と語る。

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中村は「原作から伝わってくる熱が凄いなと思っていて。潜水艦を動かすのも国を動かすのも人間なんだと、いち観客として思いました」と本作を観た感想を述べると、ユースケが「このしっかり者!」と中村のコメントを褒めると、中村は「ユースケさんがいい加減すぎるんですよ(笑)」と返し、会場の笑いを誘っていた。

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また、「自身の出演以外で驚いたこと、羨ましかったこと、そしてここは負けないぞというところは?」と問われると、大沢は「地上の人々。光の中で演技をして、生き生きとされて羨ましかった」と答え、「僕なんて7歩くらいしか歩いてないですから。動くと監督から怒られる(笑)。ほぼ全員無表情で会話もない。僕や玉木くんはずっと真っ暗なスタジオで・・・」とぼやき節。

一方、玉木は「閉塞感のある環境でしたが、“シーバット”のほうが広くて近代的。ただ“たつなみ”のほうが家族感があってチームワークがとれていた」と笑顔を見せた。

すると、大沢が「あまりにも差があるから、玉木くんにシーバットを見せないほうがいいんじゃないかと言っていたんですよ(笑)。シーバットは億を掛けているから。たつなみは5万円? そのぶん人間の熱さで勝負していましたね」とニヤリ。玉木は「金額はもうちょっと掛かっていると思いますよ(笑)」と言って、会場を沸かせていた。

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この日、白いジャケットで登壇した大沢は、照れながら「僕が選んだわけじゃないんです。白いジャケットで来てくれというので…」と海江田の制服をイメージということを説明し、「今日は船出で、これから続くストーリーであれば」と観客に声をかけていた。

本ポスタービジュアル

映画 『沈黙の艦隊』
<ストーリー>
日本の近海で、海上自衛隊の潜水艦が、アメリカの原潜に衝突して、沈没した。
艦長の海江田四郎を含む全乗員76名が死亡したとの報道に、日本中に衝撃が走る。
だが実は、乗員は無事生存していた。彼らは、日米が極秘に作った高性能原子力潜水艦の乗員に選ばれており、事故は彼らを日本初の原潜シーバットに乗務させるための偽装工作だったのだ……!
シーバットは、日本が建造費を提供したにも関わらず、米艦隊所属という、数奇な運命を背負った落とし子。その艦長に任命されたのが、海自一の操艦を誇る海江田であった。
ところが、海江田はシーバットに核ミサイルを積載し、潜航中にアメリカの指揮下を離れて、深海へと消える――。
海江田を核テロリストと認定し、太平洋艦隊を集結させてシーバット撃沈を図るアメリカ。
アメリカより先にシーバットを捕獲しようと追いかける、海自のディーゼル艦たつなみ。その艦長、深町洋は、過去に起こった海難事故により、海江田に並々ならぬ感情を抱いていた……。
大義か、反逆か。日米政府、海自の潜水艦乗組員たち、米軍までをも運命の大波に呑みこむ、海江田四郎の目的とは――?

出演:
大沢たかお
玉木宏 上戸彩
ユースケ・サンタマリア 中村倫也
中村蒼 松岡広大 前原滉
水川あさみ
岡本多緒 手塚とおる 酒向芳 笹野高史
アレクス・ポーノヴィッチ リック・アムスバリー
橋爪功 夏川結衣
江口洋介
原作: かわぐちかいじ「沈黙の艦隊」(講談社「モーニング」)
監督: 吉野耕平
脚本: 髙井光
音楽: 池頼広
製作: Amazon Studios
制作プロダクション:CREDEUS
配給:東宝
コピーライト:©かわぐちかいじ/講談社
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公式サイト:silent-service.jp
公式X(旧Twitter):@silent_KANTAI

全国劇場にて公開中!