「私、ここから はじめる」
愛を喪失し、それでも未来へ歩き出す女性たちへのエールを贈る物語
第25回釜山国際映画祭
アジアの窓(ウィンドウ・オン・アジアンシネマ)部門に正式出品決定
『EUREKA ユリイカ』などで世界的に知られる青山真治監督の7年ぶりの長編映画『空に住む』が、多部未華子を主演に迎え、2020年10月23日(金)より全国公開する。
郊外の小さな出版社に勤める28歳の直実(多部未華子)は、両親の急死という出来事を受け止めきれないまま、叔父夫婦の計らいで大都会を見下ろすタワーマンションの高層階で暮らし始めることになる。まるで“空”に住んでいるかのような感覚をもたらすその空間で寄り添っているのは長年の相棒、黒猫のハルだけ。訳あり妊婦の後輩・愛子(岸井ゆきの)ら気心しれた仲間との仕事、直実を気にかけてくれる叔母・明日子(美村里江)らとの日常の中でもどこかに喪失感を抱えている。そんな彼女の前に突如として現れたのは、日本を代表するスター俳優、時戸森則(岩田剛典)。抱えてしまった大きな喪失感を埋めるように、時戸との夢のような逢瀬に溺れていく直実。しかし彼との関係には、現実感も将来も見いだすことができない。果たして直実は、見失ってしまった自分を取り戻すことができるのか……?
この度、本作が第25回釜山国際映画祭 アジアの窓(ウィンドウ・オン・アジアンシネマ)部門 に正式出品された。
青山監督は今回の出品に関して「釜山へは何度行った事でしょう。友人たちと、または一人で、海雲台の街を、釜山の街を歩いて行ったり来たり、本当に楽しい思い出しかありません。今回その地を踏めないことは本当に残念ですが、次に招待していただけるとき、喜びはきっと倍に、いや十倍にもなって返ってくるでしょう。
国際映画祭の素晴らしさとは、その土地へ繰り返し行くことによりまるでそこを自分の「第二の故郷」「懐かしの土地」として味わうことができることに尽きます。だからもし次が五度目ならば、私の喜びは十倍になるのです。
その時を心から楽しみにしています。」と喜びを語った。青山作品は前作の『共喰い』(2013年公開)と連続での出品となり、ヨーロッパを含めた海外映画祭常連の青山監督の人気と実力が健在であることが証明された。
本年度の映画祭会期は10月21日(月)から30日(水)。
小説と音楽の世界観から生まれた珠玉の物語が、話題の演技派キャスト陣と日本を代表する名監督によって待望の映画化!現代日本に生きるすべての女性たちへのエールを送る映画『空に住む』に、ぜひご期待下さい!
<STORY>
郊外の小さな出版社に勤める直実は、両親の急死を受け止めきれないまま、叔父夫婦の計らいで大都会を見下ろすタワーマンションの高層階に住むことになった。長年の相棒・黒猫ハルとの暮らし、ワケアリ妊婦の後輩をはじめ気心のしれた仲間に囲まれた職場、それでも喪失感を抱え、浮遊するように生きる直実の前に現れたのは、同じマンションに住むスター俳優・時戸森則だった。彼との夢のような逢瀬に溺れながら、仕事、人生、そして愛の狭間で揺れ続ける直実。果たして彼女は、見失ってしまった自分を取り戻すことができるのか?そして葛藤を乗り越えた末に下した大きな決断とは─?
出演:多部未華子 / 岸井ゆきの 美村里江 / 岩田剛典
鶴見辰吾 / 岩下尚史 髙橋 洋 / 大森南朋
永瀬正敏 柄本 明
監督・脚本:青山真治
脚本:池田千尋
原作:小竹正人『空に住む』(講談社)
主題歌:三代目J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE「空に住む〜Living in your sky〜」(rhythm zone)
プロデューサー:井上鉄大 齋藤寛朗
製作:HIGH BROW CINEMA
制作プロダクション:カズモ 宣伝:miracleVOiCE FINOR
配給:アスミック・エース
©️2020 HIGH BROW CINEMA
公式サイト:http://soranisumu.jp
2020年/日本/118分/カラー/ビスタサイズ/5.1ch
2020年10月23日(金)公開決定!