映画『“それ”がいる森』の満員御礼舞台挨拶が10月12日、東京・丸の内ピカデリーにて行われ、主演の相葉雅紀をはじめ、共演の松本穂香、上原剣心が登壇した。
本作は、不可解な怪奇現象が多発するという実在の森を舞台に、実際に数々の“それ”を見たという目撃情報をベースに描かれる中田秀夫監督が贈る新時代ホラーエンターテインメント。相葉雅紀演じる・淳一が、上原剣心(Go!Go!kids/ジャニーズJr.)演じる息子・一也と森の中で得体の知れない“それ”を目撃したところから、松本穂香演じる一也の担任・絵里とともに怪奇現象に巻き込まれていく様を描く。
9月30日に公開し、多くの反響を受けているというキャスト陣。相葉は「弟が観てくれたんですが、『“それ”って、それ?』って(笑)。『良かった。ガチのホラーだったら俺観れなかったけど、これ好きなやつだわ!』と言っていました」と、家族の反響に笑顔。「あと、『“それ”が可愛い!』とも言っていました。最後のほう・・・」と話すと、松本が「いいんですか、そこまで言っちゃって」と釘をさす場面も。
ネタバレを気をつけつつ、相葉は「『“それ”の移動ってそうするの? 』『“それ”の移動車を笛で叩くとそんな音がするんだ』とか、言っていました。最初は怖いんですが、最後はやっぱり可愛く見えてくるらしいですね」と言い、「楽しめるホラー映画です」とアピール。
松本は「母が観てくれたんですが、凄く怖がりで。しっかり怖がっていましたね。途中で跳ねたって言ってました」と、ホラーの要素もしっかりあることを伝えた。
上原に「学校の友達とか、どうだった?」と尋ねる相葉。上原は「友達が映画を観に行ってくれて、『それ”がいる森』のファイルを買ってくれたみたいで」と答え、相葉も「嬉しいね」と返す。すると、上原が「僕はえ?それ買うの?って」とポロリ・・・、会場から笑いが起こる。慌てた相葉が「(ここには)いろんな大人がいるからね。剣心、『それ、買うの?』は一番ダメなやつだよ。言っちゃいけない・・・」と優しくたしなめて、さらに会場を沸かせていた。
また、すでに映画を観た人から、本作に謎の「光」と「人」が映っているという噂も。光は相葉の後ろに、人影はスタッフが「現場では気が付かなかったけれど、後で見ると人が立てない場所だった」と話していたという。相葉たちも気が付かなかったそうだが、前回のイベントで超常現象を感じたという上原に「剣心が連れて来たんじゃないの?」と声をかけて微笑んだ。
イベントでは登壇者がクイズに答えるコーナーも。まずはスクリーンに4つの山が映しだされ、どれが本作の舞台となった福島・千貫森かという質問。ここでは上原が見事に正解。ちなみに、4つとも円すいの形をした山だったが、円すい形の山は“それ”が出やすいと言われているらしい。
さらに、”それ”は本当にいると思うか?と尋ねられると、相葉は「会いたくはないけど、いてほしい。大好き!」と笑顔。松本も「関わりたくないけど、好きですね。いてほしい」と続け、上原は「いて欲しいし、見てみたいし、関わりたい。会ったら背比べをしたい」と目を輝かせていた。
そんな3人に、“それ”と遭遇しやすい体質なのかをチェック。ボードにかかれた内容で「身に覚えがない傷ができたことがある」「ある時間だけ記憶が欠落したことがある」「家族が“それ”に遭遇したことがある」にチェックを入れた相葉は、「親父が『夜寝ていて、気づいたら小学校の前に呼ばれたっぽい』って言っていたことがあるんです。僕も二十歳くらいの時に、気づいたら近所のラーメン屋の前にいたんです。寝ていたはずなのに。それも裸足で・・・」と自身の不可解な体験を告白し、会場も驚きの声が。「今の話が一番怖いよね」と肩を震わせていた相葉だった。
最後に、相葉が「この映画はアクティブホラー。楽しめると思いますので、映画館で発散していってください」と観客に声をかけ、舞台挨拶を終了した。
『“それ”がいる森』
【ストーリー】
田舎町でひとり農家を営む田中淳一(相葉雅紀)は、元妻・爽子(江口のりこ)と東京で暮らす小学生の息子の一也(上原剣心)が、突然ひとりで訪ねて来たのをきっかけに、しばらく一緒に暮らすことになる。ちょうどその頃から、近くの森では不可解な怪奇現象が立て続けに発生し、淳一が住む町でも、住民の不審死や失踪事件が相次いでいた──。
そんな矢先、淳一と一也も偶然得体の知れない“それ”を目撃してしまう。
「 “それ”の正体とはいったい――!?」
淳一は一也の担任の絵里(松本穂香)とともに、怪奇現象に巻き込まれていくが、
それは未知なる恐怖の始まりにすぎなかった──。
■出演:相葉雅紀 松本穂香 上原剣心(ジャニーズJr.) 江口のりこ
尾形貴弘 中村里帆 綾乃彩 松嶋亮太 吉本菜穂子 山下穂大 嶺岸煌桜 潤浩
眞島秀和 宇野祥平 松浦祐也 酒向芳 野間口徹 / 小日向文世
■監督:中田秀夫(『リング』『スマホを落としただけなのに』『事故物件 恐い間取り』)
■脚本:ブラジリィー・アン・山田 大石哲也
■企画・配給:松竹
■制作プロダクション:松竹撮影所
■クレジット:(C)2022「“それ”がいる森」製作委員会
■公開:2022年9月30日(金) 全国公開
公式HP:https://movies.shochiku.co.jp/soregairumori/
公式SNS:@soregairumori(Twitter/Instagram/TikTok/LINE)
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