2<第35回東京国際映画祭 ガラ・セレクション部門 正式出品作品>
脚本・監督 三浦大輔(『娼年』『愛の渦』)×主演 藤ヶ谷太輔
逃げて、逃げて、逃げまくる――、人生を賭けた逃避劇
共感と反感が渦まく《現実逃避型》エンタテインメント!
映画『そして僕は途方に暮れる』
藤ヶ谷太輔×三浦大輔監督が大阪先行上映会に登壇!
見どころは裕一(藤ヶ谷太輔)の“逃げ様”
藤ヶ谷「長く愛される映画になったらいいなと思います」
2018年にシアターコクーンで上演され、各所から絶賛を浴びたオリジナルの舞台を、脚本・監督・三浦大輔×主演・藤ヶ谷太輔が再タッグを組み映画化が実現した『そして僕は途方に暮れる』が、1月13日(金)より、全国公開する。
本作は、藤ヶ谷太輔演じる主人公の平凡なフリーター・菅原裕一(すがわら・ゆういち)がほんの些細なことから、恋人、親友、先輩や後輩、家族…と、あらゆる人間関係を断ち切っていく、人生を賭けた逃避劇。脚本・監督を務めるのは、『愛の渦』『娼年』など、毎回賛否が渦巻く衝撃作を世に送り出し、各界から注目を集め続けている異才・三浦大輔。
舞台に続き主人公・菅原裕一を演じるのは、Kis-My-Ft2のメンバーとして活躍する藤ヶ谷太輔。ばつが悪くなるとすぐに逃げ出してしまうクズ男っぷりを見事に体現。藤ヶ谷の映画主演は6年ぶり。「あんな限界を迎えたことはない」と言わしめるほど、現場ではまさしく心身を削り撮影に挑んだ意欲作。これまでのイメージを大胆に覆し、俳優として今までとはまた違う新たな魅力を放つ。藤ヶ谷演じる「逃げ続ける」主人公・裕一と5年間同棲している彼女・里美役に前田敦子、親友・伸二役に、中尾明慶が、舞台と同じ役柄で続投。映画から新たなキャストとして、裕一の父・浩二役、母・智子役に、日本映画界をけん引する俳優、豊川悦司、原田美枝子が名を連ね、姉・香役に香里奈、バイト先の先輩・田村役に毎熊克哉、大学の後輩・加藤役に野村周平ら個性的で魅力あふれるキャスト陣が集結。さらに本作のエンディングでは、1984年に大ヒットを記録した大澤誉志幸の伝説の楽曲「そして僕は途方に暮れる」を起用。大澤本人が本作のための新アレンジで歌唱、この物語の余韻を心に刻む。
この度、大阪先行上映を行い、舞台挨拶に主演の藤ヶ谷太輔と三浦大輔監督が登壇しました!大阪ならではの思い出や本作の注目ポイントなど徹底解説するトークを披露した!
平凡なひとりのフリーターの人生を賭けた逃避劇を描く映画『そして僕は途方に暮れる』(1月13日公開)の大阪先行上映会の舞台挨拶が1月6日に行われ、主演の藤ヶ谷太輔、三浦大輔監督が登壇した。
満員の客席を前にして大阪の印象を聞かれると、藤ヶ谷は「(大阪のファンの皆さんは)熱量をもって応援してくださるイメージがありますね」と、三浦監督は「(同名)舞台の大阪公演があったんですけど、東京のお客さんと違って、素直に反応してくれる印象がありました」と大阪公演の時をふり返った。
大阪の好きな場所や行ってみたい場所について「鶴瓶さんからご飯屋さんを紹介していただいたんですけど、中々タイミングなくて行けなくて。べーさんが教えてくださった洋食屋さんにいきたいなと思ってて、まだ行けてないんですけど」と藤ヶ谷、監督は「NGK(なんばグランド花月)に行ってみたいですね。すごい昔に行ったんですけど、それ以来なかなか行くタイミングがなくて。もう一回見て観たいですね。お笑い好きなので」と明かした。
大阪での思い出を聞かれると、藤ヶ谷は「カレーを食べにいきました。町であんまり食事を食べてゆっくりする時間がそんなに無いので嬉しかったです。貴重な経験になりましたけど、もっとゆっくりしたいですね(笑)」と新年早々に多忙さをのぞかせた。
いよいよ一週後に公開が迫った本作。藤ヶ谷は「ラジオとかテレビなど一緒にPRやらせていただいて、すごい楽しいですね。撮影が大分前だったので、改めてこれから皆さんに(映画を)見ていただけるんだなという気持ちがありますね」と想いを明かし、監督も「公開が迫っているので、ちょっと緊張感がありますね」と二人で見合う場面も。本作の宣伝のため一緒に行動してきた藤ヶ谷と監督は、更に関係性が深まったよう。
ばつが悪くなるとすぐ逃げ出してしまう主人公・裕一になったと仮定し、もしも自分自身が大阪に逃げるとしたらどこに行くかを聞かれた藤ヶ谷は、「鶴瓶さんの家ですかね(笑)すごい広そうじゃないですか(笑)でもすぐ言っちゃいそうですよね、うちに裕一いるよって」と笑い、三浦監督は「鶴橋。裕一の住んでいるところが大阪でいう鶴橋みたいなところなんですよね。東中野とか大久保あたりなので。置き換えて見てもらえればいいかなと」と劇中の舞台のイメージを膨らませた。
物語のなかで裕一がスマホの電源を切って現実逃避をすることについて、話題は実際にスマホの電源を切ったらという話に。まずはスマホの電源を切ることについて「全然いけます」と藤ヶ谷と監督。「2日、いや、3日いける(笑)3日だとちょっと風邪で体調悪くてっていけるかな。3日で怖くなって電源入れますかね」とリアルに考えてみる監督。「個人的には一週間でも全然切れますけど、ご迷惑をおかけするじゃないですか。だから電源を入れてるってぐらいですね。」と藤ヶ谷。
また、本作の見どころは裕一の“逃げ様”であることを二人でアピール。監督は「もう逃げます、主人公はとりあえず。なので、彼がどう逃げるんだっていうところが見どころですかね」と語り、藤ヶ谷も「逃げ方がそれぞれ違うので、そこも注目していただきたいです。あと、逃げられちゃった側はどういう気持ちなのかなっていうのも面白いですよね」と注目ポイントを話した。更に「毎回逃げる時に裕一が振り返るんですけど、その顔にも注目して見てもらいたいですね。各シーンで振り返るので、顔の印象の違いとかも楽しめると思います」と監督が明かした。
「監督のこだわりと、演者の細かいこだわりも色んな箇所に詰まっているんで、一回見ただけでは分からないものとか、その時の見る心情によっては最後の答えが変わるのかなとか、すごくパワーのある不思議な映画ですね。」と藤ヶ谷が作品の魅力を語った。
公開一週間前になった感想を藤ヶ谷が「いよいよですね。これから観ていただいて、ある意味僕らのものから、これからは皆さまの作品になるわけですから、長く愛される映画になったらいいなと思います。普段、アイドルやっててお芝居してるのは見た事ないって方もたくさんいると思うので、是非そういった方々に広めていただきたいですし、人生で観て良かった映画のベスト10の中の9位ぐらいになったらいいなと思ってます(笑)」と話すと、監督が「11位とかね(笑)」と笑い合った。
三浦監督は、「幅広いお客さんに見てもらいたいなと思って、エンタテインメントを意識して作りました。若い層の方から年配の方まで楽しんいただける作品となっていると思いますので、是非色んな人に届いてほしいと思います。あと、東京だけじゃなくて、地方の方にも見てもらいたくて。本当に普遍的なエンタテインメントなので皆さんに届いてほしいです」と本作への熱い想いをお客さんへ呼びかけた。
映画『そして僕は途方に暮れる』
【ストーリー】
自堕落な日々を過ごすフリーターの菅原裕一(藤ヶ谷太輔)は、長年同棲している恋人・里美と、些細なことで言い合いになり、話し合うことから逃げ、家を飛び出してしまう。その夜から、親友、大学時代の先輩や後輩、姉のもとを渡り歩くが、ばつが悪くなるとその場から逃げ出し、ついには、母が1人で暮らす苫小牧の実家へ戻る。だが、母ともなぜか気まずくなり、雪降る街へ。行き場を無くし、途方に暮れる裕一は最果ての地で、思いがけず、かつて家族から逃げていった父と10年ぶりに再会する。「俺の家に来るか?」、父の誘いを受けた裕一は、ついにスマホの電源を切ってすべての人間関係を断つのだが――。
藤ヶ谷太輔
前田敦子 中尾明慶 毎熊克哉 野村周平 / 香里奈
原田美枝子 / 豊川悦司
脚本・監督:三浦大輔
原作:シアターコクーン「そして僕は途方に暮れる」(作・演出 三浦大輔)
製作:映画「そして僕は途方に暮れる」製作委員会
制作プロダクション:アミューズ映像企画製作部 デジタル・フロンティア
企画製作・配給:ハピネットファントム・スタジオ
©2022映画『そして僕は途方に暮れる』製作委員会
公式サイト:https://happinet-phantom.com/soshiboku/
Twitter:@soshiboku_movie #そし僕 #そして僕は途方に暮れる
2023年1月13日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー