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藤ヶ谷太輔、この映画は「なんかいい映画」「三浦監督に俳優としての道を広げていただいた」と感謝! 映画『そして僕は途方に暮れる』公開御礼舞台挨拶

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映画『そして僕は途方に暮れる』の公開御礼舞台挨拶が、1月24日、東京・TOHOシネマズ 日比谷にて行われ、主演の藤ヶ谷太輔(Kis-My-Ft2)をはじめ、共演の前田敦子、中尾明慶と、三浦大輔監督が登壇した。

本作は、2018年にシアターコクーンで上演されたオリジナルの舞台を脚本・監督の三浦大輔と主演・藤ヶ谷太輔で再タッグを組み映画化。平凡なフリーター・菅原裕一がほんの些細なことから、恋人、親友、先輩や後輩、家族…と、あらゆる人間関係を断ち切っていく、人生を賭けた逃避劇。

ばつが悪くなるとすぐに逃げ出してしまうクズ男・菅原裕一を、6年ぶりの映画主演となる藤ヶ谷太輔。前田敦子、中尾明慶が、舞台と同じ役柄で続投。映画からの新たなキャストとして、豊川悦司、原田美枝子、香里奈、毎熊克哉、野村周平ら個性的な実力派俳優が集結。さらに本作のエンディングでは、1984年に大ヒットを記録した大澤誉志幸の伝説の楽曲「そして僕は途方に暮れる」を起用し、大澤本人が本作のための新アレンジで歌唱している。

MCに促され、登壇者がステージに登場するも、なぜか主演の藤ヶ谷だけが現れず・・・「逃げたか?」と思われた瞬間、観客席横の扉から登場した藤ヶ谷。「逃げずに参りました!」と笑顔を見せ、会場を沸かせた。

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公開から10日経ち、多くの反響が集まるなか藤ヶ谷は「宣伝部の方が、SNS等で集まった感想を紙にしてくれてそれを読んでます。いいですね紙は(見やすくて)!」と、無邪気に笑った。「感想を読むと、男性の方もたくさん観てくれていて、男性と女性で感想が違うのが面白かった。『こんな藤ヶ谷を初めて見た』という言葉もあって、ステージとは違う自分を見せたいと思っていたので良かった。自分を知らない人も『こういう演技ができるんだ』と言ってくれて嬉しかったです」と、様々な感想を受け感慨。

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Kis-My-Ft2のメンバーたちにも初めて映画のチケットを渡したそうで、「『良かったら観てください』って敬語で(笑)。恥ずかしさもあり、観て欲しい気持ちもありで。軽い感じで『観てよ』というのは違う気がした」と明かす藤ヶ谷。作品に対する重みが言葉に現れた様子。

一方、MCから「前田さんは、“だめんず”に引っかかる役が続きますね・・・」と話を振られた前田は、「そうなんです。ジャニーズの・・・後輩くんと先輩くんで続きましたね(笑)」と苦笑い。以前出演した映画『もっと超越した所へ。』で共演したSexy Zoneの菊池風磨との共演話で会場を沸かす場面も。

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中尾は「『舞台から続けてやっているので、役が(体に)染みついている。それが作品に反映している』という感想をもらって嬉しかったです」としみじみ。藤ヶ谷が「(映画を観て)『舞台を観ておきたかった!』と言ってもらえて嬉しかったね」と続けると、すかさず監督が「再演の可能性も・・・」と言い出す。思わず「今日は寒いから皆さん気をつけてくださいね!」と話題を変えようとする藤ヶ谷だった。

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会場にはすでに10回も鑑賞済みだというファンも。本作を2回、3回と観るためにも「マニアックな見どころは?」と聞かれると、(中尾演じる)伸二のところかな」と声を揃える登壇者たち。藤ヶ谷は「観る時の心情によって少しずつ変わっていくのが面白い」と、何回観てもまた新しい発見があることを伝えた。

また、前田が「浮気相手の女の子が可愛かった」と、前田しか顔を見ていないところから発言すると、藤ヶ谷は「その方がドローンを操作されているんですよね」と裏話も披露。監督も「エンドロールに役者のところと、ドローン操作で名前が出ているので見つけてみてください」と勧めていた。

舞台から始まり5年に渡って作品に携わってきた3人と監督。藤ヶ谷は「映画のプロモーションを通じてやっと近づけた感じ。LINE交換もできて“ご飯行こう”ということもできて良かったです」とチームワークが構築できたことを喜ぶ。

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前田は「(この3人が揃うと)ホッとします」と心を許しているよう。中尾は「監督が厳しいということもありますが、藤ヶ谷くんが現場でいつも明るくいてくれたので乗り切れたと思う」と藤ヶ谷に感謝。監督も「3人には5年も付きあってくれて、よくやってくれたと感謝しかないです。この映画を観てあらためて思いました」と思いの丈を口にした。

最後に藤ヶ谷が「この映画は“なんかいい映画”だと思っているんです。生きるヒントになったらいいなと。そういう力があると思うので、もし観ようか迷っている方がいたら一度でいいから観ていただきたい。そしてたくさん観ていただいている皆さんは本当にありがとうございます。その時のコンディションや気持ちでこの映画の見え方も変わると思いますので、これからも皆さまの人生の中に、皆さんの腕の中にこの映画がずっと残ったらいいなと思います」と万感の思いでメッセージを送り、三浦監督には「機会があったらぜひまた作品をご一緒したい・・・」と口を滑らせる(?)。そして、「僕は本業というか、アイドルをやっていますが、アイドルも一生懸命神経注いで芝居に向き合っていますので、俳優としての一面で勝負するところを、これからも僕自身も大事にしていきたいですし、その道と幅を三浦さんに広げていただけたなと思っています」と真摯に語っていた。

映画『そして僕は途方に暮れる』
【ストーリー】
自堕落な日々を過ごすフリーターの菅原裕一(藤ヶ谷太輔)は、長年同棲している恋人・里美と、些細なことで言い合いになり、話し合うことから逃げ、家を飛び出してしまう。その夜から、親友、大学時代の先輩や後輩、姉のもとを渡り歩くが、ばつが悪くなるとその場から逃げ出し、ついには、母が1人で暮らす苫小牧の実家へ戻る。だが、母ともなぜか気まずくなり、雪降る街へ。行き場を無くし、途方に暮れる裕一は最果ての地で、思いがけず、かつて家族から逃げていった父と10年ぶりに再会する。「俺の家に来るか?」、父の誘いを受けた裕一は、ついにスマホの電源を切ってすべての人間関係を断つのだが――。

藤ヶ谷太輔
前田敦子 中尾明慶 毎熊克哉 野村周平 / 香里奈
原田美枝子 / 豊川悦司
脚本・監督:三浦大輔
原作:シアターコクーン「そして僕は途方に暮れる」(作・演出 三浦大輔)
製作:映画「そして僕は途方に暮れる」製作委員会
制作プロダクション:アミューズ映像企画製作部 デジタル・フロンティア
企画製作・配給:ハピネットファントム・スタジオ
©2022映画『そして僕は途方に暮れる』製作委員会

公式サイト:https://happinet-phantom.com/soshiboku/
Twitter:@soshiboku_movie #そし僕 #そして僕は途方に暮れる

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