落語家・柳家喬太郎は自前の衣装に「浮いております(笑)」
「やはりこういう場ではちゃんとした格好をするものだと気づきました」
角田さんも「ほぼ同じ格好で…便利だな、いいですね」と納得!
『あん』『淵に立つ』のエレファントハウス配給映画『スプリング、ハズ、カム』が 2月18日(土)より全国公開した。娘を知る、父を知るための可笑しくせつない、世界発、ご町内ロードムービーが誕生。2月18日、新宿武蔵野館にて、映画の初日を迎えたこの日、父親の肇役を演じこれが映画初主演となる柳家喬太郎、娘の璃子を演じる E-girls のメンバーで、女優としても確かな演技力を見せる石井杏奈。実力派コントグループ「東京03」の角田晃広、「円」での舞台と並行して、ドラマにも活躍の場を広げる柳川慶子、注目の新鋭・吉野竜平監督がトークイベントに登壇した!
撮影についての思い出や映画の感想、共演者への想いを語り合い、笑顔のなか記念撮影。終始和やかな雰囲気に包まれた トークイベントとなった!
<イベント詳細>
喬太郎が「舞台挨拶は初めてです。控室 に入って…やはりこういう場ではちゃんとした格好をするものだと気づきました。浮いております(笑)」と挨拶を行い、会場の雰囲 気が和んだ様子。撮影中思い出に残るエピソードを聞かれると、石井は「喬太郎さんがうどんをすすったりとか…みかんを食べる 芸をしてくださったり、その完成度はすごかったです!」と撮影中の感動した思い出を明かした。
「2 年前に撮影を行い、石井さんは当時 16 歳。劇中で演じる時田璃子の年齢である 18 歳に追いつきましたね。」と監督が当時 のことを振り返りながら語ると、石井は「当時高校1年生でまだ大学というものを知らなかったので、マネジャーさんと成城大学 へ見学に行ったり、大学生になるってどんなことなんだろう…と未知の世界でした。同じタイミングで一人暮らしを始めたので、すごく 璃子ちゃんの気持ちが良く分かるし、台本読んでても共感できることが多かったので、学生の方などは共感する部分が多いと思い ます。」と自身に重ね合わせて映画を堪能した様子。
喬太郎の第一印象を聞かれると、石井は「落ち着くな~」と語り、ご本人は「その言葉は一番嬉しいです」と照れた様子。 調子のいい不動屋さん役を演じた角田は地に近いものがありますか?と聞かれると『スーツが似合うのは自信あるんですよ。「東京 03」というコントでサラ―リマン役が多いので、スッと役に入れたかなと思います。自然に板についてましたよね?」と監督に何度も確認すると、「どうして確認するんですか?(笑)角田さんでしかできない役柄だったと思います。」と褒められ、角田は照 れた表情を浮かべていた。
喬太郎は、私服と劇中の衣装について触れながら、「実はこれは自前の衣装なんです。写真(ポスターをさして)あれは衣装 なんです!衣装合わせ必要ないんじゃない?と言われましたし、これ15~16年着ているんですけど、かみさんがそろそろ捨てよ うと思っているみたいで、この作品の宣伝が終わったら廃棄処分になるそうです。(笑)」と冗談交じりで語っていた。石井 は「インテリアを探しているところや祖師谷大蔵を歩いているシーンなどはアドリブが多いので、そこをぜひ見てほしいです。」と話すと、「ほんとの親子に見えるといいですね。」と喬太郎も共鳴していた。
監督は『喬太郎さんと石井さんがほんとの親子に見えるためにはどうすればいいかずっと考えていまして、石井さんには「お父さんの 目を見て話さない」と「名前を呼ばない」ことを意識してもらい、やっぱり親の顔を見ない方ががほんとの親子のような阿吽の呼吸が 生まれると思います。また、脇を固める角田さんであり、柳川さんであり、朴璐美さんであったり、とにかくジャンルがぐちゃぐちゃで二 度とない顔ぶれだと思います!そこにも注目してほしいです。』と作品への想いを語った。
最後に喬太郎が「何も考えずに春がくるよ!という話なので、何も考えずにボーッと観てほしいですし、100 人いたら 100 人の 見どころを見つけていただけると嬉しです。 この映画を観終わった後で、食べるごはんがおいしくなると嬉しいです!」と締め、終始和やかな雰囲気に包まれたトークイベントとなった。
監督・脚本・編集:吉野竜平
脚本:本田誠人(ペテカン)
製作:テトラカンパニー/メディア・トレーディング
出演:柳家喬太郎、石井杏奈、朴 璐美、角田晃広(東京03)、柳川慶子、石橋けい、平子祐希(アルコ&ピース)、ラサール石井、山村紅葉
2017/日本/102分/ビスタ
Copyright:©『スプリング、ハズ、カム』製作委員会
配給:エレファントハウス
公式サイト:http://springhascome.xyz
新宿武蔵野館/USシネマ千葉ニュータウンにて本日公開
渋谷ユーロスペースにて2月25日(土)より公開