『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』の初日舞台挨拶が、12月22日、東京・TOHOシネマズ日比谷にて行われ、江口拓也、早見沙織、松田健一郎のレギュラー声優と、ゲスト声優の中村倫也、賀来賢人が登壇。アーニャ(着ぐるみ)も会場に駆けつけた。
集英社のマンガ誌アプリ「少年ジャンプ+」にて 連載され、現在では総 PV数6億越え、最新コミックス 12巻までのシリーズ累計発行部数が 3,400万部を突破。2022年にテレビ東京にて放送されたTVアニメでは現在Season 2も絶賛放送中で、今年初のミュージカル化が大成功を収めた大人気マンガ作品「SPY✕FAMILY』(遠藤達哉・著)。
敏腕諜報員・黄昏(たそがれ)こと父・ロイド、超能力者の娘・アーニャ、凄腕の殺し屋・いばら姫こと母・ヨル、未来予知犬・ボンドから成る仮初めの家族・フォージャー家が、ロイドの任務のオペレーション・楽(ストリクス)継続とアニャの星(ステラ)獲得の為、初めての全員での家族旅行に行くことから物語が動き出す本作。
公開を迎え、江口は「収録から年月が経って、ついに観ていただいたんだなと実感します。ぜひ周りの方々に映画の凄さや熱を伝えていただけたら嬉しいなと思います」と感慨深げに話す。
今作でゲスト声優として参加した中村と賀来だが、賀来は「僕たちが出ることが決まったときに、うちの子供に『いいなぁ~』と言われましたね。アーニャと一緒に写真を撮っているのを見て、『ずるい!』って(笑)」と明かし、中村は「同業者の方から羨ましがられましたね。自分も自分の知り合いがここに立っていたら、いいなぁと感じると思う。だから、頑張って生きてきて良かったです!(笑)」と満面の笑みを浮かべて出演を喜んでいた。
楽しかったことは?と尋ねられると、「もう皆さんの声を体感できたんですよ。一緒にお芝居ができて、ただただ楽しかった!」と賀来。中村が「ヨルにひねられるシーンがあるんですけど、変な意味じゃなくて、興奮しましたね(笑)」と答えると、賀来も「最高でしたね!」と同調し、顔を見合わせて笑った。
そして、映画版でもロイドのカッコいい格闘シーンが盛りだくさん。特に敵のステイデル役の銀河万丈との共演が印象的だったという江口。「もう銀河さんはレジェンドですから。普段はとても謙虚な方なんですが、マイク前のお芝居がとにかく激しくて。最後の白熱のシーンを後ろで見ていたんですが、自分も将来、こういうお芝居のアプローチをしたいなと思いました。本当にカッコ良かったです」としみじみ。
また、いつもは見せない感情も垣間見せるロイド。江口自身も「他人同士で利害で一緒になっている家族という設定ですが、その中で生まれる言葉には表せない感情みたいなものを、何気ない会話のなかで出していけたらと思いました」と、不思議な関係性の中に家族の絆が感じていた様子。
今作ではヨルのアクションもパワーアップ。「今回のアクションシーン“SPY×FAMILYアニメーション”の中でも、一番ヨルさんが戦ってるんじゃないかってぐらいで。完成作品を観て、あんなに燃えさかっているとは思いませんでした」と早見本人も驚くほどの迫力。「あまりの速さと、(収録あとに)ヨルさんがどこまで動くか分からなかったので、戦闘用のアドリブをたくさん収録しておきました」と裏話も披露した。
カメラワークの動きも非常に速かったそうで、中村と賀来は「僕らが普段演じている(実写の)動きじゃない。アーニャを追っかけてているシーンでは、ぶっつけ本番みたいだった」と振り返り、「ぜひ注目して観てほしい」と注目ポイントをアピール。
松田は「『ボフッ』(犬の鳴き声)の一言でどう表現の区別をつけるのかと問われると、「人間と一緒です」とさらり。江口から「“ボフッ”で喜怒哀楽をやってみてよ」と無茶ぶりされるも、4種類の“ボフッ”を器用に使い分けて、会場を沸かす場面も。
さらにイベントでは、敏腕諜報員・黄智ことロイドにちなみ、スパイに必要な要素を試すミッションが用意され、瓦割り【カ】・イラスト対決【技術】・ひもくじ【運】の3 番勝負で、誰が一番ロイドのような凄腕スパイになれるかを競うことに。ここで(着ぐるみの)アーニャが登場し、判定はアーニャに委ねることとなった。
ホワイトに塗られた瓦は全員見事に割り成功。イラストではアーニャの好きなところ(顔)を描くことに。それぞれの個性あふれる絵を見せ会場は大盛り上がり。賀来はポイントを押さえた絵を、中村はさらりと見事なアーニャを書き、松田もなかなかな腕前を披露。ところが、早見の絵を見てアーニャが逃げ出しそうになる。ツッコミどころ満載の絵に登壇者たちは大笑い。続く江口も会場を沸かすほどの画伯ぶりを見せてアーニャも落ち込み、中村が「これ、バケモンだよ(笑)」と言い放つ。結果、アーニャが全員が1位とし、最後の【運】で松田がひもくじを引き当て、凄腕スパイに決定した。
最後に江口が「映画を観た情熱をぜひ身近な方に伝えていただきたいです。またぜひ劇場に足を運んでいただけたら嬉しいです」と声をかけ舞台挨拶を終了した。
劇場版
◆『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』12月22日(金)より大ヒット公開中!
原作者:遠藤達哉が監修・キャラクターデザイン原案を務め、完全新作ストーリーで映画化!
父[スパイ]×娘[超能力者]×母[殺し屋]×犬[予知能力犬]の家族が、シリーズ史上最大のMISSIONに挑む!
作品情報
タイトル:『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』(読み方:げきじょうばんすぱふぁみりーこーどほわいと)
原作:遠藤達哉(集英社「少年ジャンプ+」連載)
監修・キャラクターデザイン原案:遠藤達哉
声の出演:江口拓也 種﨑敦美 早見沙織 松田健一郎
監督:片桐崇 脚本:大河内一楼 キャラクターデザイン:嶋田和晃
サブキャラクターデザイン:石田可奈 総作画監督:浅野恭司
制作:WIT STUDIO×CloverWorks
製作:「劇場版 SPY×FAMILY」製作委員会
©2023「劇場版 SPY×FAMILY」製作委員会 ©遠藤達哉/集英社
公式サイト:https://spy-family.net/ ※TVアニメと共通
<あらすじ>
世界各国が水面下で熾烈な情報戦を繰り広げていた時代。
西国(ウェスタリス)の情報局対東課〈WISE(ワイズ)〉の敏腕諜報員(エージェント)の〈黄昏(たそがれ)〉ことロイド・フォージャーがいつものように任務に当たっていたところ、進行中のオペレーション〈梟(ストリクス)〉の担当を変更する、という指令が。しかし新たな担当に選ばれたのは、無能な男だった――。
その頃イーデン校では、優勝者に〈星(ステラ)〉が授与されると噂の調理実習が実施されることに。少しでもオペレーション〈梟(ストリクス)〉の進展を示し〈WISE(ワイズ)〉へ任務継続を交渉する為、ひいては世界平和を守る為、ロイドは審査員長を務める校長の好物である“フリジス地方”の伝統菓子≪メレメレ≫を作ることをアーニャに提案。本場の味を確かめるため、フォージャー家は家族旅行でフリジスへ向かうことに。その一方でヨルは、出発前にロイドと謎の女のやりとりの一部始終を目撃してしまい、仮初めの関係に一抹の不安を覚えながらの家族旅行となってしまう……。
そんな家族旅行の途中、列車内でアーニャは怪しげなトランクケースを発見。その中にはなぜかチョコレートが……。不思議に思っていると、トランクケースの持ち主が戻って来てしまい、驚いた拍子にアーニャは誤ってそのチョコレートを飲み込んでしまう。ところが、そのチョコレートには世界平和を揺るがす重大な秘密が隠されていた――!?
そしてたたみかけるように、旅先で起こるハプニングの数々!!
世界の命運は、またしてもこの仮初めの家族に託されてしまった――。
【アニメ『SPY×FAMILY』作品情報】
<ストーリー>
人はみな 誰にも見せぬ自分を 持っている――
世界各国が水面下で熾烈な情報戦を繰り広げていた時代。
東国(オスタニア)と西国(ウェスタリス)は、十数年間にわたる冷戦状態にあった。
西国の情報局対東課〈WISE(ワイズ)〉所属である凄腕スパイの〈黄昏(たそがれ)〉は、
東西平和を脅かす危険人物、東国の国家統一党総裁ドノバン・デズモンドの動向を探るため、
ある極秘任務を課せられる。
その名も、オペレーション〈梟(ストリクス)〉。
内容は、“一週間以内に家族を作り、デズモンドの息子が通う名門校の懇親会に潜入せよ”。
〈黄昏(たそがれ)〉は、精神科医ロイド・フォージャーに扮し、家族を作ることに。
だが、彼が出会った娘・アーニャは心を読むことができる超能力者、妻・ヨルは殺し屋だった!
3人の利害が一致したことで、お互いの正体を隠しながら共に暮らすこととなる。
ハプニング連続の仮初めの家族に、世界の平和は託された――。
■公式サイト:https://spy-family.net/
■公式X(旧Twitter):https://twitter.com/spyfamily_anime
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■公式Instagram:https://www.instagram.com/spy_family_official/
【原作『SPY×FAMILY』作品情報】
著者:遠藤達哉(集英社「少年ジャンプ+」)
総PV数6億越え、最新コミックス12巻までのシリーズ累計発行部数が3,400万部突破!