映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の来日記者会見が、12月7日、ザ・リッツ・カールトン東京にて行われ、ルーク・スカイウォーカー役のマーク・ハミルと、カイロ・レン役のアダム・ドライバー、プロデューサーのキャスリーン・ケネディ、ライアン・ジョンソン監督が出席した。
「スター・ウォーズ」シリーズ史上最大の“衝撃作”と期待も高まる本作。MCが作品の説明を話し始めると、「衝撃のスター・ウォーズ!」と日本語でPRするマーク。1983年の『ジェダイの帰還』以来、主要キャストとして出演することとなるマークは、自身にとって衝撃的な場面について聞かれると、「自分にまた役が回ってきて、仕事をもらえたのが衝撃的。ジェダイになると、年金のプランまでついてくるので安心したよ(笑)」と、ジョークを飛ばし、会場の笑いを誘った。
アダムは「私はカイロ・レンのマスクには愛憎がある」と言い、その理由を「人を威嚇するようなマスクなんだけど、でも前が見えにくいので転んでしまうこともあるんだよ」と笑顔で語った。
プロデューサーのキャスリーンは「今回、レイが衝撃的な変身を遂げていきます。彼女はルーク・スカイウォーカーやカイロ・レンと関わり、自分が何者なのかを探っていくんです」とコメント。
未だ謎のヴェールに包まれている今作だが、記者から「予告編では、カイロ・レンが仮面を外しているシーンが多いようですが、その理由は?」と質問されるも、アダムは「答えられません」とキッパリ。マークも「内容について一切触れられない映画を宣伝するのは難しいね」と顔を見合わせ苦笑いした。
また、昨年12月に亡くなったレイア役のキャリー・フィッシャーについて、ライアン監督は「皆さん、それぞれが喪失感を抱いていると思います。彼女の演技を見て頂くことで、その悲しさが少しでも薄れることを願います」と語る。マークは「キャリーと出会ったのは彼女がまだ19歳のころ。彼女は唯一無二でかけがえのない存在だよ。愛さずにいられない存在で、彼女が今でも生きているような気がしてならないよ」と思いを馳せ、「キャリーのモットーだった“毎日を精一杯に生きること”を心に、ぜひこの映画を楽しんでほしい。僕と彼女はしょっちゅう喧嘩しては仲直りして、本当の兄妹のようだった。今でも心から愛している」と、キャリーの死を悼んだ。
さらに、この日の会見では「スター・ウォーズ」の世界と日本文化が融合した「スター・ウォーズ」浮世絵がお披露目された。レイとカイロ・レンが小舟の上でライトセーバーを交えるさまを動く浮世絵映像に映し出し、光と闇の間で揺れ動くレイとカイロ・レンの心情を表現。他にも村を襲うAT-M6やミレニアム・ファルコンとXウイングが空を飛び交い「スター・ウォーズ」の世界観たっぷり。マークは「ファンタスティック!イチバン!ちなみに後でこれの映像のコピーとかもらえないの?」と上機嫌。アダムも「本当に美しいい。作品の世界観がさらに広がって素晴らしいと思う」と気に入ったようだった。
『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』
<STORY>
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のその後を描く、誰も観たことのない衝撃の「スター・ウォーズ」。ついにフォースを覚醒させたレイと、ダース・ベイダーを継ごうとするカイロ・レン。伝説のジェダイ、ルーク・スカイウォーカーの出現は何をもたらすのか?そして、“光”と“闇”の間で揺れ動く二人を待ち受ける“衝撃の運命”とは?
監督・脚本:ライアン・ジョンソン
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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公式サイト:http://starwars.disney.co.jp/movie/lastjedi.html
12月15日(金)より全国公開