成田凌「シリーズの中で一番おもしろい作品ができた」と自信！ 千葉雄大との息もピッタリ！ 映画『スマホを落としただけなのに 最終章』完成披露試写会

『スマホを落としただけなのに ～最終章～ ファイナル ハッキング ゲーム』の完成披露試写会が、9月29日、東京・渋谷ヒカリエ　ヒカリエホールにて行われ、主演の成田凌をはじめ、共演の千葉雄大、大谷亮平、井浦新と中田秀夫監督が登壇した。

志駕見による原作小説を『リング』シリーズの中田秀夫が監督を務め映画化した『スマホを落としただけなのに』。連続殺鬼に命を狙われるヒロインを描いた第1作目が2018年に北川景子主演で公開され、2020年に公開された続編『スマホを落としただけなのに囚われの殺人鬼』では、前作から出演する刑事・加賀谷学役の千葉雄大が主演となり、成田凌演じる連続殺人鬼・浦野善治との禁断のタッグを組む内容で話題を集めた。そして、シリーズ最新作であり最終章となる『スマホを落としただけなのに～最終章～ファイナルハッキングゲーム』がついに完成。今作の主演は、見る者全ての脳裏に刻まれるトラウマ級の連続殺人鬼・浦野善治（うらの よしはる）を務めた成田凌。千葉雄大が刑事・加賀谷学を演じるほか、井浦新、田中圭、白石麻衣、原田泰造が続投。ヒロインはK-POPスターのクォン・ウンビが謎の黒髪美女・スミン役を演じ、韓国の反政府組織『ムグンファ』のNo.2・キム・ガンフン役を全編韓国語で大谷亮平が演じる。

第1作目から作品を引っ張ってきた成田と千葉だが、成田は「自分も色々作品をやっているなかで、『スマホを落としただけなのに』を観たという方が圧倒的に多くて。『顔を見たくありません』とか『とにかく苦手です』とよく言われるんですけど、俳優をやっていなければ、こんな経験ないですし、凄く光栄だなと思う。本当に観てくれてありがとうございます！という気持ちですね」と嬉しそうに話し、「今回は最終章ということで頑張りました」と胸を張る。

千葉も成田を見ながら「この顔を見続けて、僕のトラウマですね」とジョークを飛ばすと、「だって、あの顔をすると監督が喜ぶんです」と、監督を見やる。中田監督は「はい、好きです！」とあっけらかんと答えていた。

いよいよ最終章の公開が近づくことに、成田は「長年演じていきた役なので手元から離れるという寂しさもありますが、いろんな人の感想を楽しみにしているところもあります」としみじみ。千葉は「3作も同じ役をやらせていただくのは初めてなので、凄く月日を感じますし、1作目は猫をかぶっているように大人しくしていたんですが、だんだん心臓に毛が生えて現場でブイブイいわせるようになって･･･(笑)。自分も成長できたかなと。感慨深い気持ちです。すっと成田くんと一緒にできたのも嬉しかったです」と笑顔を見せた。

2作目から参加の、警察庁公安部の刑事・兵藤彰を演じる井浦は役のビジュアルにも触れ、「兵藤の顔にはやけどがあるんです。それがこの役を演じていくうえで大きな柱となっていて。兵藤が生きてきた背景がそのやけどに全部集約されているんじゃないかなと。今作でも、役がそのまま成長していくように演じていければいいなと臨みました」と、自身の演じた役柄を分析し、役と向き合っていた様子。

成田は今作の話があがったとときに、井浦に相談したそうで、井浦は「3作目で俳優・成田凌が主演と聞いて、彼が座長の現場に入るのが凄く楽しみでした。とことん最後まで付き合いたいなという思いで参加していましたね」と、主演・成田凌との共演を喜んでいた。

今作からの参加となった大谷は、冒頭で「アニョハセヨ～」と韓国語で挨拶。韓国での約12年間のキャリアを活かしての出演に、「韓国から日本に帰ってきて8年。韓国人役も初めてです。韓国語の感を取り戻すのは難しかったけれど、懐かしく思い出しながら役を作っていきました。ヒール役ですが、楽しんで演じました」と充実感を滲ませ、「成田くんもわかりやすい韓国語を話していましたね」と、称えた。

また、ヒロインのクォン・ウンビは初めての演技を日本で挑戦することとなったが、監督が「強い気持ちとパッションを持っている人。日本人が初めて（演技を）やっても大変だったのに、演じきってみせるという気迫で臨んでくれたと思います」と労うと、成田も「一生懸命さが現場にも伝わってくるんです。毎日がその熱量、エネルギーで成り立っていて、そのエネルギーに身を任せていた感じです」とクォン・ウンビに賛辞を送っていた。

さらに、映画にちなみ「スマホを落としたことがあるか？」と聞かれたキャスト陣。成田、千葉、井浦は「ある」と答え、成田は「落としたことに気づいたけれど、1日スマホがないまま姪っ子とテーマパークに出かけ、戻ったら落としたところにちゃんとあったんです」と明かし、千葉は「タクシーに忘れて。近くのコンビニに電話を借りて掛けたらタクシー会社の人が出てくれて、無事に戻ってきました。その時からそのコンビにでは“ゆうちゃん”と呼ばれるようになりました」と、思わぬ出会いにも繋がったよう。

井浦は「旅行中になくして。地図で検索したらもの凄い速さで移動しているんです。初めて見ました」と言い、新幹線の中で落としたようで、「結局、京都から博多まで行く旅行になりました」と笑いながら、エピソードを披露。

大谷は、「僕は忘れたことはないと思うんですが、トレーニングしているときにはスマホをポケットに入れておくんです。最後に“ジャンプ”をするんですが、そのときにスマホが飛び出してしまい、それを拾おうとして耳のイヤホンが落ちて、側溝に落ちてしまいました。スマホを落としただけなのに･･･」とオチをつけて、会場の笑いを誘っていた。

イベントでは完成作品の感想も。ラストシーンについては「笑った」「驚いた」「アリだな」などと、様々な意見が上がっていた。

最後に成田が「“１”から続いて、熱量がどんどん上がっている気がします。自分は“スマホ”シリーズの中で一番おもしろい作品ができたと思っています」と自信満々にアピールしていた。

＜ストーリー＞
長い黒髪の女性ばかりを狙った、連続殺人事件。

被害者は落としたスマホから個人情報を奪われ、
家族や恋人だけでなく、最後は命まで奪われてしまう。
ただ、スマホを落としただけなのに…。

人の心を操る天才的ブラックハッカーでもある連続殺人鬼の浦野（成田凌）は、
事件を追っていた刑事の加賀谷（千葉雄大）に一度は捕まったものの、
刑務所内からサイバー攻撃を計画して、警察内の混乱に乗じて姿を消してしまった。

浦野は、一体どこに――？

平穏な日々が続く中、突如として日本政府に、
大規模なサイバーテロ攻撃が再び仕掛けられる。
発信元は、韓国・ソウル。

これは浦野の仕業なのか？
謎の黒髪美女・スミン（クォン・ウンビ）の正体は？？

今、日本と韓国を舞台にした、
スマホを持つ者全てがターゲットの、
＜ファイナル ハッキング ゲーム＞がいま始まる――。

『スマホを落としただけなのに ～最終章～ ファイナル ハッキング ゲーム』
●監督：中田秀夫
●原作：志駕晃「スマホを落としただけなのに 戦慄するメガロポリス」（宝島社文庫）
●脚本：大石哲也
●音楽：堤博明、カワイヒデヒロ
●キャスト：成田 凌　　　クォン・ウンビ
大谷亮平　　白石麻衣　／　井浦　新
佐野史郎　　真飛　聖　　利重　剛　　猪塚健太　　髙石あかり
田中　圭（特別出演）　原田泰造（特別出演） ／　千葉雄大
●主題歌：imase「Dried Flower」(Virgin Music/ユニバーサルミュージック)
●制作プロダクション　：　ツインズジャパン
●公開：2024年１１月１日（金）公開
●配給：東宝
●©2024「スマホを落としただけなのに最終章」製作委員会
◆公式サイト：　http://sumaho-movie.jp/
◆公式X（旧：Twitter）：　@sumaho_otoshita

２０２４年11月1日（金）　あなたは衝撃のラストを目撃する・・・！