Open Close

檀れい、水谷組は「毎日楽しくて終わってほしくない現場」 町田啓太は布団をかぶってトランペットを練習!? 「映画『太陽とボレロ』東京プレミア

DSC_7515

映画『太陽とボレロ』の東京プレミアが5月23日、東京・丸の内TOEIにて行われ、主演の檀れいをはじめ、共演の石丸幹二、町田啓太、森マリア、水谷豊監督が登壇した。

オリジナルの映画を作り続けている水谷豊の監督作品第3弾映画『太陽とボレロ』。本作は、“クラシックのオーケストラ”を題材に音楽を愛する普通の人々の人間模様の洒脱なエンターテインメント作品。ある地方都市のアマチュア交響楽団の解散を阻止すべく奮闘する仲間たちの姿を描く。

DSC_7444

DSC_7499

本作の完成を迎え、檀は「公開を控えて嬉しい気持ちと、作品が自分たちから旅立っていく寂しさもあり複雑な気持ちです」と心境を明かしつつ、「みんなでいろんな思いを込めて作った作品ですので、一人でも多くの方に観ていただきたいですし、可愛がっていただきたいです」と目を輝かせてアピールした。

DSC_7459

DSC_7529

石丸は「この映画はクラシック音楽が溢れています。学生の頃からクラシック音楽をやっていまして、こんなに音楽に包まれた毎日を過ごすことができたことは一生忘れません。ありがとうございました」と水谷監督に感謝の気持ちを伝える。

DSC_7495

DSC_7541

トランペット奏者を担当した町田は「小学校の鼓笛隊で少しだけトランペットをやったことがありまして、またこうしてトランペットに縁があるとは思いもしませんでした。本当に嬉しく思っております」と笑顔を見せ、「この作品は水谷さんの心の中を映したような、本当に温かくてユーモアあふれる作品です」と作品の出来栄えに満足気。

DSC_7528

DSC_7467

水谷組について、檀は「撮影は水谷さんの『おはよう!』のグータッチから始まるんです。
水谷さんは隅々まで挨拶されて、そのエネルギーがとても大きくて『きょうも頑張るぞ!』という気持ちにさせてくれる。毎日楽しくて、まだ終わってほしくない・・・と思うような現場でした」と、監督の優しさに包まれた現場の様子を伝えた。

石丸も「水谷さんは太陽のように、みんなの心をフワ~っと緩めてくれるんです。『北風と太陽』のように。この映画は『水谷豊とボレロ』という感じですよ(笑)」と言って会場を沸かせる。

DSC_7475

同じく町田も「毎日アイディアを出されていて、僕も楽しくて嬉しかった。毎日が刺激的でした」と言い、森は「監督が実際にやって見せてくれるんです。大スター自らやってくださって」と恐縮しながらも、映画デビューにはいいスタートとなったようだ。

水谷監督は「脚本・監督と仰ってくださっていますが、僕も(役者として本作に)出ていますからね」と笑いつつ、キャストたちの大絶賛を受け、水谷監督は「どうして(みんな、その言葉を)現場でいってくれなかったのかなぁ(笑) 」と言って笑いを誘い、「僕は皆さんのやっているのを見て楽しんでいました。皆さんありがとうございます」と返していた。

DSC_7496

また、劇中の演奏シーンは吹替えなしで撮影するという水谷監督のこだわりも。町田と森は「試練でしたね・・・」と顔を見合わせ、「楽団の演奏前に待機していると、みんな(楽器を)練習していましたから。その時間がとてもステキでした」と町田。

DSC_7535

DSC_7456

ヴァイオリン奏者を演じた森は「1日7時間練習しました」と話し、町田は「1年以上練習していました」と吐露。「トランペットは大きな音が出るので、布団をかぶって練習したり、マウスピースだけで練習したりしていました」と苦労もあったよう。

DSC_7475

そんな楽団の演奏を客席で見ていたという檀は「演奏しながら、役者としても演じなければいけないので本当に大変だったと思います」と労い、「うちの弥生公共楽団は本当に凄い。皆さん、カッコ良かったです!」と満面の笑みを浮かべ、石丸も「父兄参観の親のような気持ちでした」と語った。

さらに、音楽を愛する人々が演じる映画の内容にちなみ「ずっと好きなもの、続けている秘訣は?」と問われると、檀は「このお仕事です。宝塚の頃から表現すること、エンターテイメントのお仕事をしてきましたが、どんなに大変でも“好き”だという気持ちが大事だと思います」と答え、石丸は「いつも音楽に包まれていることです」と。町田は「色々な方の色んな感性に触れることです。なので出会いが嬉しいですね」とニッコリ。森は「漫画が大好きです。ほぼ毎日のように読んでいて、好きというよりやめられないですね(笑)」と無邪気な笑顔を見せていた。水谷監督は「人って何だろうといつも考えています。それが原動力」と、明るい未来に向かって思いを馳せていた。

bolero_poster

【STORY】
「今日、私たちは、解散をします。」
ある地方都市で18年間活動を続けてきたアマチュア交響楽団の解散が決まった。
それを期に超個性派の楽団メンバーの人生も大迷走!主宰者の花村理子は彼らに翻弄されながらも最後のコンサートを計画するが不協和音が響き、問題山積みの中、全員の様々な思いをのせたコンサートがはじまってしまう。理子はバラバラの楽団員を一つにできるのか?最後のそして最高の舞台となるのか?

【作品情報】
出演:檀れい、石丸幹二、町田啓太、森マリア
、永岡佑、梅舟惟永、木越明、高瀬哲朗、藤吉久美子、田中要次
六平直政、山中崇史、河相我聞、原田龍二、檀ふみ
水谷豊

監督・脚本:水谷豊
制作プロダクション:東映東京撮影所 東映テレビ・プロダクション 配給:東映
コピーライト:©2022「太陽とボレロ」製作委員会
公式HP:sun-bolero.jp

6月3日(金) 全国ロードショー