映画『TANG タング』の公開記念舞台挨拶が、8月14日、東京・ユナイテッド・シネマ豊洲にて行われ、主演の二宮和也をはじめ、共演の満島ひかり、小手伸也、奈緒、京本大我(SixTONES)と、三木孝浩監督が登壇した。
本作は、イギリスの小説で日本国内でもシリーズ累計発行部数38万部を超えるベストセラーの「ロボット・イン・ザ・ガーデン」を原作に三木孝監督の手で実写映画化。ゲーム三昧で妻に捨てられたダメ男・春日井健と記憶をなくした迷子のロボット・タングが大冒険を繰り広げ、その旅路での出会いを通して、健とタングが成長し、絆を育んでいく様子を描く、感動の冒険ファンタジー。2年ぶりの主演映画となる二宮が健を演じ、健の妻で弁護士の絵美を満島ひかり、健とタングの行動を監視しているミステリアスな男・加藤飛鳥に小手伸也、中国在住のロボット歴史学者・大槻凛を奈緒、ロボットやAIに詳しい会社員・林原信二をSixTONESの京本大我、健の姉・桜子に市川実日子、ロボット工学の第一人者・馬場昌彦博士を武田鉄矢が務めるほか、山内健司・濱家隆一(かまいたち)、景井ひなら豪華キャストが顔を揃えた。
この日は、清涼感溢れる浴衣姿で登場した超豪華キャスト&監督。久しぶりに浴衣に袖を通したという二宮は「最近、雑誌の撮影とかもあまりないので久しぶりですね(笑)」と満足気。満島は「私は浴衣ではないんですが、夏の単衣の着物を着てきました」と、自前の沖縄紬の着物を披露。
感動の本作を「もう一度観たい注目ポイントは?」と問われた京本は、「サングラスを外す時に少し頭を振るところとか、所作にも注目してほしい。『ルパン三世』の峰不二子がヘルメットを外すときに髪を振るじゃないですか。そんな感じでやってみました(笑)」とこだわりを明かすと、二宮も「そうだね」と一言。京本から「本当に観てました?」と疑いの目を向けられるも「見てたよ。うん、ちゃんと所作に気をつけていたよね」と京本の言葉を交わし会場を沸かした。
奈緒は「私は中国語を話すんですが、最初の中国語も私が話しているので、”おかわりタング”の時には注目してほしい」と細かな演出にも触れていた。
小手がアクションシーンについて「蒸気が噴き出すシーンは、『待て!』というセリフまで尺があって、その間かなり直接蒸気を食らってます(笑)」とエピソードを明かすと、満島が「(そういうところも含めて)お遊戯会みたいなところが楽しい!」とニッコリ。「実は健はけっこう危ない場面をサラリとかわしていて・・・ダメな男じゃなくて、本当は超人なのかも(笑)」と続けると、二宮も「CGだけじゃなくて、このタングの実機も結構動かして使われているので、その違いをよく見てほしい」と、スタッフの努力と技術、こだわりもアピール。
また、夏本番ということで「この人と夏を楽しめるとしたら何をしたい?」と尋ねられ、満島は二宮に向けて「ラフティングとかアクティブシーンに誘いたい」と。「いつもゲームばかりして、ゲームして食事して・・・の繰り返しだから是非!」とお勧め。二宮も「行けると思いますよ。行ったら楽しめるタイプなので」とまんざらでもなさそう。
京本からは「二宮くんと上裸バーベキューしたい!」と言い、「僕もあまりアウトドアタイプじゃなくて、真っ白なので、二宮くんと一緒に肉を焼いて、一緒に体も(日に)焼いて。新宿のデパ地下で材料を買っていって」と勧めると、二宮も「いいねぇ!」とノリノリ。MCから「その様子を見たいですね」と声を掛けられると「僕ら、ちょうどYouTubeやってるしね!」と話が盛り上がるも「あ、僕はいいんだけど、中丸(KAT-TUNの中丸雄一)がなんて言うかな(笑)」と懸念して会場の笑いを誘う。
奈緒は「私は満島さんと一緒に舞台に出たい」と希望し、満島と微笑み合う。
さらに、以前「この映画は誰でも失敗してもまたスタートに戻れることを伝えている」と話した二宮。改めてその話に言及されると「二宮が言ったんですよね?」と戸惑いつつも「コロナ禍の中、エンタメの世界が『みんなで前に、頑張ろう』『みんなで思いっきり踏み出そう』『恋愛してみよう』と前面に押しすぎると、見ている人も辛かったり、苦しかったり、なかなか前をそこまで向きたくない人まで向かってしまうのではないかというような不安もあって。この映画は1歩踏み出すことの大切さよりも、失敗した人がまた0(ゼロ)のスタート地点に戻ってきて、そこからスタートしてもいいんじゃないかなと、後押しになればいいなと思った。0(ゼロ)から1になるんじゃなくて、マイナスから0に戻って、そこからのリスタートをどう切るのか。自分で決めて自分のペースで行けばいいんじゃないかなというふうに思いました」とメッセージを送っていた。
(二宮の嵐のメンバーカラー・黄色のハッピを羽織ったタング♪)
映画『TANG タング』
【キャスト】二宮和也
満島ひかり/市川実日子
小手伸也 奈緒 京本大我(SixTONES)
山内健司・濱家隆一(かまいたち) 景井ひな/武田鉄矢
【スタッフ】原作『ロボット・イン・ザ・ガーデン』(デボラ・インストール 作 松原葉子 訳 小学館文庫)
監督:三木孝浩
脚本:金子ありさ
音楽:服部隆之
製作:映画「TANG」製作委員会
制作プロダクション:ツインズジャパン
配給:ワーナー・ブラザース映画
【コピーライト】
©2015 DI ©2022映画「TANG」製作委員会
【映画公式サイト】https://wwws.warnerbros.co.jp/tang-movie/
《原作について》
人間とロボットによるハートウォーミングな物語が絶賛されている小説「ロボット・イン・ザ・ガーデン」(デボラ・インストール作 松原葉子 訳 小学館文庫) 。2016年ベルリン国際映画祭で「映画化したい一冊」に選ばれ、「とにかくタングがかわいい!」と世界中の読者を虜にし、日本国内ではシリーズ累計発行部数28万部を超える、海外の作家のデビュー作としては異例のベストセラーである。映画『TANG タング』は、「ロボット・イン・ザ・ガーデン」を日本版にアレンジを加えての実写化。また、昨年、2020年より劇団四季の16年ぶりの一般オリジナルミュージカルとして舞台化。雑誌「ミュージカル」が発表した「2020年ミュージカル・ベストテン」では作品部門第1位に選出され、高い評価を得ている。
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