全世界で閲覧数累計9.8億views(※2024年8月時点)を記録した韓国発の大ヒットWEBコミックを原作に、日本のサスペンスホラーとして実写映画化した『他人は地獄だ』が現在絶賛公開中だ!
本作は、不気味な入居者たちが暮らすシェアハウスに地方から上京してきた男が入居したことにきっかけに、不可解な出来事が発生していく様を緊張感あふれる描写で描き出す。
シェアハウスに入居して不可解な出来事に直面する青年・ユウを、大人気ダンス&ボーカルユニット「WATWING」のメンバーとして活躍し、本作が映画初主演となる八村倫太郎、シェアハウスのリーダー的存在でどこか得体のしれない雰囲気を醸し出すキリシマを、数多くの作品で様々な人物を表現する実力派俳優・栁俊太郎がW主演で演じる。
今作で初共演となるお二人に、撮影の様子を振り返りながら本作の魅力を語ってもらった。
― これまでのホラーとは少しテイストが違う作品に感じますが、原作もしくは台本をお読みになったときの感想をお聞かせいただけますか?
八村倫太郎(以下、八村):僕は大学生時代に原作漫画を読んだことがあるのですが、絵のタッチや話の内容がとても不気味で・・・。この手のジャンルの作品があまり得意じゃなかったので途中で読むのを辞めちゃったんです。なので、今回お話をいただいたときは凄く驚いたのと同時に、自分ができるのかと不安でいっぱいでした。でも、改めて読んでみたら、ちょっとグロテスクな描写もありつつも、話の内容が面白かったので、ぜひ自分が演じたいという気持ちが湧いてきたので、主演が決まってとても嬉しかったです。
俊(栁)さんがいてくれて心強かったのですが、周りのキャストの皆さんが目上の方が多かったので、演技経験が少ない自分が主演でちゃんと貢献できるのかな・・・と撮影が始まる前はドキドキしていました。
栁俊太郎(以下、栁):僕は漫画を読んでなかったのですが、韓国の実写版ドラマは2年くらい前に観ました。そのグロテスクさやスリル感がカッコ良くて、まさに“韓国作品”という印象でした。今回、出演のお話をいただいたときに、この長いドラマのストーリーをどうまとめて映画にするのだろう・・・と思いましたが、それから脚本を読ませていただいて、なるほど!最後がこうなるのかと。韓国版も面白かったけれど、映画では日本ホラーの強みを生かした作品になるだろうなと期待が高まりました。
― 栁さん演じるキリシマはどこか不気味で難しい役だと思いますが、演じられていかがでしたか?
栁:韓国版では見た目が普通でリアリティのある人間が演じているのですが、今回は映画なので、スピーディーにスリル感を与えなければいけないので、見た目から少し違和感を出しました。「キリシマって何なんだろう・・・?」という不気味さを出していかないと思って、原作に近いような目元を意識して作りました。
― もういるだけでしっかり怖かったです。かなり不気味です。
栁:そうですか?ありがとうございます(笑)。自分では客観視できなくて、撮影が終わっても(大丈夫だったのか)と不安でした。
― お二人は今作が初共演ということですが、役作りを含めて関係性をどのように現場で作っていかれたのでしょうか?
八村:物語は“ユウ対シェアハウス”という構図だったので、他の出演者の方とどんな距離感を取ったらいいのかを凄く考えて現場に入りました。でも、僕は役のために演じていないときも距離を置くということができなくて・・・。だって、台本に「栁俊太郎」って書いてあっただけで、マジか!と思って凄く嬉しかったし、他の出演者の皆さんも本当に気さくで温かい方ばかりだったので、もう役を気にせず自分からアプローチしていました(笑)。ユウはキリシマが怖いのですが、芝居で迷って相談すると、俊さんが(役を離れて)優しく答えてくれて「もう1回やってみなよ」って言ってくださるんです。本当に助かりました。
栁:(八村と)初めて会ったのは台本の読み合わせの時でしたが、凄く明るい素直な人だなと思いました。彼が明るい現場の空気を作ってくれていたんだと思います。主演で重圧もある中、緊張や硬さを周りに感じさせないようにすることはなかなかできないこと。その気遣いを初主演でできるのは素晴らしいことです。僕は現場ではフラットに、楽しく過ごせましたので、とても彼に感謝しています。芝居に関しても、僕はそんなに大層なことはしていなくて、むしろ「そんなに悩んでいたの?」というくらい、堂々と覚悟を決めてやっていると感じていました。
― 和気あいあいとした雰囲気の現場だった?
栁:本当にみんな仲良くて、和気あいあいとしていましたね。
八村:作品の雰囲気から現場も暗い感じになるのかなと思ったんですけど、全然そんなことはなかったです。
栁:撮影自体は過酷ではありましたが、楽しい現場でした。
八村:スタッフさんも含めて、明るい方が多かったですね。
― 撮影は、スケジュール的に過酷だったのですか?
栁:スケジュールもありますが、ロケーションが暗くて居心地のいい場所ではなかったですし、血のりを使ったり目に入ってくるものが虫だったりと、どうしてもネガティブな要素が多いので、長く続けていると精神的にも落ちていくんです。でも、最後まで楽しく走り抜けることができました。
― 八村さんの醸し出す雰囲気に救われたとか?
栁:確かにそれもあったと思います。
八村:そう言っていただけたら、僕はそれだけでいいです!(笑)
栁:でも、1人でいるときにはよく落ち込んでいたみたいだよね。僕が現場に着くと「俊
さん!」って声をかけてきてくれるんですが、メイクさんが「(八村さんは)1人のときは凄く大人しくて落ち込んでいたのに、みんなが来ると凄く喜ぶんです」って言ってました(笑)
八村:僕、寂しがり屋なんです・・・(笑)。1人でいるときは、役がらが影響していたのかもしれませんね。
― 役作りのために、キャラクターに対して心がけていたことはありますか?
栁:キリシマという存在の違和感だったり、なんか怖いというイメージを与えながらも普通に接するというバランス、目つきだったり行動をどうしていけばいいのかをずっと考えていて、最後まで正解が見えないキャラクターでした。ただ、僕が大事にしていたのは、嫌な夢を見たときに出てくるような人物でありたいということ。みんなが夢で同じ男を見ると言われている都市伝説の「THIS MAN」みたいな気持ち悪さを、自分の中で想像してキャラクターを作っていきました。
八村:ユウは一番観客の皆さんに近い存在なので、ありのままでいいんじゃないかと考えました。ホラーが不得意な僕のままでいいんだと。それなら怖いものをちゃんと怖いと感じられると思ったので、特別に何か役を作るということはせず、自分の感じるままに演じました。
― また、シェアハウスには強烈なキャラクターの方々が揃いましたが、共演されていかがでしたか?
栁:凄かったよね。
八村:個性が強くて・・・(笑)
栁:よくあの人たちを見つけてきたよね(笑)。
八村:もう本読みのときからびっくりしました。
― 普段は普通なんですよね?
栁:いや・・・普通かなぁ? 星さんとか(笑)
八村:ゴロー役の星さんは本当に個性的な方です。とにかく凄く細くて。
栁:自分より細い人ってあまり見たことがないんですが、彼は本当に細いんです。私服もけっこう奇抜で。話をすると凄くいい人なんですが、何を考えているのかわからないみたいな面白さがあるんです。楽しい方です。
八村:(マルを演じる)鈴木くんはいい兄貴みたいな感じですね。
栁:そう、だから芝居のスイッチが入ったときに、狂気的に見えるというギャップが凄かったですね。
― 八村さんは青木さやかさんと対峙するシーンが多かったと思いますが。
八村:青木さやかさんはお母さんのように接してくださいました。僕がグループ活動と並行して活動していたので、行ったり来たりが激しいときには「大丈夫だった? おかえり」と言ってくれて。芝居に対しても、青木さんから話を持ち掛けてくださって、一緒に作り上げていく感覚がありました。経験も豊かで目上の方なのに、自分を頼ってくれて、本当にご一緒できて嬉しかったです。
― この作品に参加してあらためて感じたこと、考えたことはありましたか?
栁:映画の冒頭で、ユウが東京に来て早々にタクシーでトラブルがありますが、やっぱり、悪い“気”って集まるんだなと思いましたね。“類は友を呼ぶ”という言葉もありますが、自分がネガティブになったときは、ネガティブなものを引き寄せてしまうんだなと感じました。何かの映画で、自分がついた小さな嘘が世界中のいろんなものを伝って自分に返ってくるというものもありました。それは人間の怖さというか、人間の持っている“気”から来るものなんじゃないかなと。やっぱり悪いことはできないなと思いましたね。
八村:オフィスのシーンは、現実の社会でもあるかもしれないなと思いました。会社に限らず、新しいものや人が入ってくるときには何か波動が起るんだろうなと。自分も常に新しい環境に身を置くことが多い仕事なので、自然と気を張っているのかなと感じました。
栁:自分がブレちゃうと足を引っ張られるよね。
八村:確かにそうですね。
― それでは最後に皆さんにメッセージをお願いします。
八村:衝撃的な作品です。こういうジャンルが得意ではない方は少し驚くところもあるかもしれませんが、物語が凄く面白いですし、何回も繰り返して観たくなるようなクセになる作品だと思うので、ちょっと勇気を振り絞って劇場に足を運んでいただけたら嬉しいです。
栁:この作品は、爽やかで愛に溢れていて本当に素晴らしいラブストーリーで、心が温まる映画なので、ぜひ劇場でこの感動を味わってほしいな・・・と言った方がみんな観にきてくれるかな?(笑) (八村も爆笑!)
でも、この映画は本当に怖いだけじゃなくて、ちゃんとストーリーがあるので、最後に「こういうことだったんだ」と分かるまで謎解きを楽しんでください。
【八村倫太郎(Rintaro Hachimura)】
1999年7月28日生まれ。神奈川県出身。2019年、ホリプロ主催のStar Boys Auditionに応募し、ダンス&ボーカルグループ「WATWING」のメンバーに選出される。2021年、ドラマ「ホメられたい僕の妄想ごはん」で俳優デビュー。2022年に出演したドラマ「君の花になる」では劇中に登場する7人組ボーイズグループ「8LOOM」のメンバー・一之瀬栄治役を演じた。2024年から「王様のブランチ」にレギュラー出演するなど、アーティスト、俳優、タレントとして幅広く活躍している。
【栁俊太郎(Shuntaro Yanagi)】
1991年5月16日生まれ。宮城県出身。2009年、第24回MEN’S NON-NOモデルオーディションにてグランプリを受賞し、モデルデビュー。2012年、映画『ヴァージン「ふかくこの性を愛すべし」』で俳優デビューを果たし、近年は映画『ゴールデンカムイ』、続編となるドラマ「ゴールデンカムイ -北海道刺青囚人争奪編-」(2024年)をはじめ、『カラダ探し』(2022)、『ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜』(2023)、『バジーノイズ』(2024)など話題品に出演し、注目を集めている。
映画『他人は地獄だ』
<ストーリー>
地元での生活に閉塞感を覚えていた青年ユウは、上京して恋人のメグミを訪ねる。ユウは同棲したいことを伝えるが、突然の訪問に困惑した態度をとるメグミとは結局ケンカになってしまい、行く当てを失くしてしまう。そして、ユウは格安シェアハウス「方舟」に流れ着く……。
そこにはヤクザ風の粗暴な山口、いつも卑屈な笑顔を浮かべているマル、妙に愛想がいい管理人のよし子、挑発的な言葉を投げかけるゴロ―、そして言葉遣いは丁寧だが、得体のしれないキリシマなど一癖のある入居者と出会う。入居した夜、山口とマルの口論を目撃したユウ。その翌朝には「方舟」から突然、山口の姿は消えていた。まだ半年はここにいると山口から聞いていたユウは言い知れぬ不安を覚える。
やがて入居者たちの不気味な行動や会話からある疑惑が思い浮かぶ。それは…彼らは新たに入居してきた人間を殺害しているのではないというものであった。はたして入居者たちの正体とは?ユウはこの地獄のような場所から無事抜け出すことはできるのか?
【原作】『他人は地獄だ』ヨンキ(「LINEマンガ」連載)
【出演】八村倫太郎(WATWING) 栁俊太郎
岡田結実
三浦健人 青木さやか 大倉空人 鈴木武 松角洋平 星耕介
日比美思 大野泰広 本多遼 / 濱津隆之
萩原聖人ほか
【監督・脚本】児玉和土
【主題歌】「HELL FIRE」 WATWING
【配給】イオンエンターテイメント
【企画製作】映画「他人は地獄だ」製作委員会
【コピーライト】©︎ヨンキ/LINE Digital Frontier・2024 映画「他人は地獄だ」製作委員会
【Web・SNS】
公式サイト:https://taninmovie.com/
公式X(旧Twitter):https://twitter.com/taninmovie (アカウント:@taninmovie)
公式instagram:https://www.instagram.com/tanin_movie (アカウント:@tanin_movie)
公式ハッシュタグ:#他人は地獄だ
全国公開中!
ヘアメイク:【八村倫太郎】MISU(SANJU)/【栁俊太郎】望月光(ONTASTE)
スタイリスト:【八村倫太郎】三島和也(tatanoa)/【栁俊太郎】伊藤省吾(sitor)
撮影:松林満美
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