タロウ、エージ、スギオ。社会からはじき出された少年たちの純粋で過激な疾走。
3人が世界のすべてだった―。
監督・脚本・編集:大森立嗣
YOSHI 菅田将暉 仲野太賀
菅田将暉&仲野太賀 公園でケンカごっこ!
―本編映像解禁―
『日日是好日』『セトウツミ』『さよなら渓谷』などの大森立嗣監督が、3人の少年の純粋にして過激な疾走を渾身のオリジナル脚本で映画化した最新作『タロウのバカ』が、9月6日(金)よりテアトル新宿ほかにて公開。
この度解禁された本映像は、タロウ(YOSHI)、エージ(菅田将暉)、スギオ(仲野太賀)の3人が、公園で仲良く遊ぶシーン。
無邪気にターザンロープで遊んでいるタロウ。そして、エージとスギオは砂場でケンカごっこを繰り広げている。取っ組み合い、ボクシングさながらの殴り合い、最後はエージの強烈なローキックでスギオはダウン。高校生の男子たちの他愛もない放課後を切り取ったシーンだ。
本作は生と死の狭間を駆け巡る少年たちの疾走を描いた過激な問題作。全編にわたりハードなシーンが続く中、10代の高校生らしい躍動感とエネルギーに満ちたエージとスギオの姿が垣間見られる。
菅田将暉は「僕の中でこの映画の目標は、3人に一瞬でも青春があれば、ということだけだった。いきりたって駆けだすような感覚を、どこかで3人がガッとなるような瞬間を作れればなって」と語るように、まさに青春時代の熱量が感じられる1シーンとなった。
本シーンの後半にはスギオが思いを寄せる女子高生・洋子(植田紗々)がサラリーマンと歩いている所を目撃する。エージがタロウに「見ろよ、コイツ(スギオ)が好きな女」と茶化すように言う。少し動揺した様子のスギオ、小さく「好きじゃねぇよ」とつぶやく。
スギオが一方的に思いを寄せる洋子は、心の淋しさを埋めるように援助交際に走ってしまう女の子、洋子に思いを伝え、彼女を救うことはできるのか、2人の今後の関係性も気になるシーンとなっている。
■『タロウのバカ』あらすじ
主人公の少年タロウには名前がない。戸籍すらなく、一度も学校に通ったことがない。そんな“何者でもない”タロウには、エージ、スギオという高校生の仲間がいる。エージ、スギオはそれぞれやるせない悩みを抱えているが、なぜかタロウとつるんでいるときは心を解き放たれる。大きな川が流れ、頭上を高速道路が走り、空虚なほどだだっ広い町を、3人はあてどなく走り回り、その奔放な日々に自由を感じている。しかし、偶然にも一丁の拳銃を手に入れたことをきっかけに、彼らはそれまで目を背けていた過酷な現実に向き合うこととなる・・・。
監督・脚本・編集:大森立嗣
音楽:大友良英
出演:YOSHI 菅田将暉 仲野太賀 奥野瑛太 豊田エリー 植田紗々 國村隼
製作:「タロウのバカ」製作委員会
配給:東京テアトル
公式サイト:http://www.taro-baka.jp
(c)2019映画「タロウのバカ」製作委員会
9月6日(金)テアトル新宿ほか全国ロードショー