青柳翔(劇団EXILE)、AKIRA(EXILE/EXILE THE SECOND)、小林直己(EXILE/三代目J Soul Brothers)らが出演する『たたら侍』が、2017年5月20日(土)より全国公開することが決定した。
本作は、9月に開催された第40回カナダ・モントリオール世界映画祭で、各審査員から「世界に通用する作品だ」、「この映画のアプローチは素晴らしいし綺麗だ」、「黒沢映画を現代化したようだ」と称賛を浴び「最優秀芸術賞」を受賞した。
また11月にインド・コルカタで開催されたディレクターズ・フォートナイト・コルカタ映画祭の国際長編映画部門では「金の女神賞」(グランプリ)を受賞し、「多くの人々の心に触れる作品だ」、「この美しい作品を披露出来ることは光栄なことだ」と賛辞を受けるなど、海外の映画祭でも高い評価を得ている。
「本物の日本を世界へ」という想いのもと、EXILE HIROが映画初プロデュースを手掛けた原作なしのオリジナルストーリーの「たたら侍」。津川雅彦、奈良岡朋子、山本圭、高橋長英、笹野高史、品川徹、宮崎美子といった日本映画の原点を知る名優が脇を固め、戦国時代の島根・奥出雲の村を舞台に、伝統を継承し守ることを宿命付けられた青柳演じる主人公が、葛藤や挫折を通して真の「武士」へと成長していく姿を描いた本格時代劇。
“本当の強さとは何か”を改めて問いかけ、自然と共に生き、技をつなぎ、おのれの宿命を受けとめながら、ありのままに生きていく。日本人も忘れかけていた本物の侍像を描いた「たたら侍」の全国公開に是非ご期待ください。
-力とは何か、本当の強さとは何かを、僕は知らなかった。-
1300年の時を経て今日まで伝わる、唯一無二の鉄「玉鋼」を生み出す技「たたら吹き」。
伝説の地・奥出雲でその伝統を守ることを宿命づけられた男が、侍にあこがれて旅に出た。
のちに人はその若者を「たたら侍」と呼んだ。
日本伝統の匠の技と気高い精神を継承することの大切さを、美麗で雄大な映像と共に描き出す。
戦乱の世に、ひとりの未熟な青年が過ちを繰り返しながら生きる道を探し続ける物語。
■『たたら侍』作品概要
【監督 脚本】錦織良成
【エグゼクティヴ・プロデューサー】EXILE HIRO
【出演】青柳翔、小林直己、田畑智子、石井杏奈、
高橋長英、甲本雅裕、宮崎美子、品川徹、でんでん、氏家恵、橋爪遼、安部康二郎、
菅田俊、音尾琢真、早乙女太一、中村嘉葎雄、佐野史郎、豊原功補、山本圭、笹野高史、
AKIRA/ 奈良岡朋子 / 津川雅彦
【配給】LDH PICTURES
【公開】2017年5月20日(土) 新宿バルト9・TOHOシネマズ新宿 ほか全国公開
【公式サイト】http://tatara-samurai.jp
©2017「たたら侍」製作委員会
■ストーリー
戦国末期、1000年錆びない鉄を作る幻の村があると噂されていた。
出雲の山奥にあるその「たたら村」では、古来より門外不出の高度な鉄作り“たたら吹き”によって出鐵鋼(いづものはがね)と呼ばれる貴重な鋼が作られていた。
天下無双の名刀を作り出すその鋼を求め、刀匠ばかりでなく諸国の大名に取り入る商人たちも躍起になっていた。
“たたら吹き”を取り仕切る村下(むらげ)の息子、伍介は、一子相伝の技を受け継ぐ宿命だったが、幼い頃に鋼を狙った山賊に村が襲われて以来、伍介は強くなって村を守りたいと思うようになっていった。
諸国の大名が鉄砲の数を競う中、村に鋼を求めて訪れた商人の惣兵衛から、農民でも侍になれる時代がきたことを知らされた伍介は、「村を出て侍になりたい」と村の掟に背いて旅に出る。
しかし、そこには厳しい現実だけが待っていた。
2017年5月20日(土)
新宿バルト9・TOHOシネマズ新宿 ほか全国公開